total review:279091today:43
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
21/84(合計:838件)
海野幸 小椋ムク
襖くろーらー
ネタバレ
タイトルの「悪い男」って攻めの諏訪だけじゃなくて受けの光成のことも指していやしませんか? 地の文が三人称文体なので、時々諏訪の心情も書かれることがあるものの、視点はもっぱら主人公・光成に寄っています。 そのため、読者から見た光成というのは「表」に見えるんですが実は「裏」なんですよね。 光成は初恋の人と歴代彼氏が揃いも揃ってクズ男ばかりだったため、無意識のうちに彼らにかなり毒されて…
海野幸 コウキ。
こひしゅが
光春(受け)のバチバチな片思いからはじまる。攻め←←←←受けという構図が好きなので、わくわくして読んでましたが、どうやら最初から両思いみたいです。 光春のお人好しがじわじわと不快になる。光春に憑いていた霊が女なのもあって、成仏してこの世に居ないのにそこまで気にかける? とずっとイライラします。 色んな男を抱いてきた蘇芳の熟れ感がエロい。脱いだ時に香るでしょ、と腰に香水つけてる理由を明…
みざき
海野先生は、ひとつのテーマにとらわれず本当に幅広い作風で数多くの作品を書かれている稀有な作家さんだと思うのです。 その中でも、日常の中にあるありふれた物事をBLの中に落とし込みながら丁寧に掘り下げている、こういったテイストのお話が1番好きかもしれないなと感じた1作でした。 「女性は甘いお酒が好き」だとか、「男性はシトラス系の香りが好きだろう」だとか、世間一般に蔓延る謎の決めつけやイメージっ…
海野幸 十月
フランク
四年前にフラれた元カレ・湯峰が、過労の末に孤独死したと知り、四年前のフラれたあの日にタイムリープしてしまうというお話。 この先どうなるのか?湯峰の死を回避できるのか?といったストーリー展開が興味深くて一気読みしました。 なんとしても今度は死なせまい!!と受けの貴文はがむしゃらに奮闘するんですね。 それまでの貴文は感情を露わにすることもなく、人と関わることを極力避けていたのに、湯峰の死…
海野幸 八千代ハル
「こんな甘えたな軍人さんなんて、見たことないですよ」とあったので、いちゃいちゃ多め甘々ほのぼの路線かと思いましたが、9割すれ違っててもどかしいのなんのって。 遊郭生まれの薄幸不憫受けの清が、軍人さんに内縁の妻として身請けされてこれで幸せに……!と思いきや、嫁いだ先でも清はポツーン……なんですよね。 「突如やってきた男なのに妻」という立場の清は使用人達からは疎まれて無視されてしまうし……。 …
海野幸 石田惠美
陵々
海野幸先生は存じ上げておりましたが、作品は手に取ったことが無かったので、今作を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。 個人的、各項目5段階で 生真面目 4 冒険 2 エロ 1 な感じだと思います。 リーマン同士のカプです。トラックに轢かれ死んだと思ったら、見知らぬ場所で目を覚ました綾瀬さん。一緒に事故に巻き込まれた同僚の遠野さんによると、どうやらそこは人気ゲームの世界のようで……
海野幸 たつもとみお
ちゅんちゅん
結婚相談所の相談員をしている信彦(受け)は、ハイスペックにも関わらず半年以上成婚どころか2回目のデートにもたどり着けない問題会員の黒川(攻め)の担当になります。 面談に来た黒川は一言で言うと「黒くてデカくて怖い」。 見た目もですが態度も協力的でなく、他の相談員が心折れてしまうのが判るといった具合です。 友人との飲みながら、つい愚痴ってしまったのを偶然黒川に聞かれてしまい、酔った勢いで…
はるのさくら
海野先生のオカルトなお話、きっちりしっかり怖いです。 特に書き下ろしの方は、霊に憑かれるのも、その姿を見るのもイヤですわ。 でも、怖い話、好きなので、楽しく読ませて頂きました。 受け様は霊に好かれやすい体質の遠野。 攻め様の蘇芳は色気のある超絶美形の花屋さん。 遠野の体調が悪い時に蘇芳に助けてもらい、以来花を買いに訪れるように。 「あなたは特別」と時に優しく気を使ってくれ、時に…
海野幸 笹原亜美
作中の隆二の言葉を借りるのならば、なんだこの宇宙人攻めは…?と、序盤の印象からてっきりコメディ寄りのお話なのかと思っていたのです。 いやはや、違いました。もちろんクスッと笑えたりもするのですけれど、もっと深くて社会派なテーマを扱ったしっかりと地に足の付いたお話です。 良い話というか、考えさせられる話というか…なんでもないようなさり気なさで描かれた1シーンの中で、思わずハッとする気付きがあるんで…
165
怖い夢見そう…と思ってたらボーイズラブがちゃんとありました。 久しぶりに先の読めない展開(私だけ?)でした。 いつも主人公が苦しんで卑下して恐ろしい目にあって。 そんな中出逢った花屋のイケメン。彼は味方なのか?そうではないのか? お互い花のような二人なんですね。 あまりネタバレを見ないで読む方が良さそうなお話です。 作者さんはこの本を書いてる間無事だったのかな?と心…