小椋ムクさんのレビュー一覧

君に触れたら 小説

松幸かほ  小椋ムク 

受けの一途さ

ずっと片思いをしていた貴尚の理想になるために、自分の性格を変えた真咲。
でも本当は思いっきりネガティブで自分に自信がなくて、本当の自分を押し込めるのに必死。ある日貴尚の勤めているバーを偶然見つけます。それから二人の交流が始まります。

なんといっても真咲の一途さが可愛いですよね。見本である碧や片思いの貴尚が卒業したら意味がなくなるのに、碧の真似を続ける真咲。
そして再会してからも演じ続ける…

3

クレイジーな彼とサバイバーな彼 ~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

アホエロ万歳!!

【嘘と誤解は恋のせい】【恋する遺伝子】読み返してしまいました!騎一×尚、森のディズニープリンセス状態も、ほっこりして楽しかったけど、あまりに強烈な和久井×結哉カプに完全に食われてますよ~。ジンジン×ユイユイ、ここまで壊れ…いえ、ここまでエロアマになってるとは~~( ̄。 ̄;)会話だけで進む凄まじいばかりのバカップルぶり!こんなお話し読んだ記憶がありません!!身体の芯まで脱力出来るアホエロの名作だと思…

10

クレイジーな彼とサバイバーな彼 ~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

全編通して『超絶非常識』で突き抜け!

いやあ、もう「グフ」っと何度笑いをこらえたことか。
ホント、小林さんの頭の中ってどうなってるの?(良い意味で)
そして小林作品ではもうお馴染みキャラ、サザ・コミュニケーションズ代表であり変人の箭内が友情出演(?)しています。
既刊をお読みの方にはニヤリとしますね。


攻めは前作で妊婦(汗)となった騎一。
劇団『シベリアブリザード』で熱く活動しています。
今シリーズの、最強キャラ。…

6

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

人知れず身を挺して相手を守る

けなげな受けが登場する話、老舗旅館の御曹司で代議士先生である矢神と
その旅館で仲居をしていて、息子である朝加を捨てて男と逃げた母親のせいで
居場所をなくしてしまった朝加は旅館の女将の温情でそのまま旅館で住むことを
許され、家族と同じように育ててもらう。

矢神は朝加を実の弟のように可愛がり、議員になった矢神を支えるために私設秘書になり
矢神の初選挙を応援しようとしたときに敵陣の罠に係り…

8

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

笑いたいって方におススメの作品

小林さん初読みでしたが、ノリもテンポもよくて面白かったです♪

ポジティブ、でもちょっと変態思考の和久井さんとネガティブでマイナス思考なんですが気持ちはまっすぐな結哉君2人のお話。

まず何が面白いかというと先輩の作ったアンケートです!!

普段絶対に聞かないだろうというアンケートに変だなと思いつつ律儀に答える和久井さんww良い人すぎる。そんな和久井さんは両思いになってからちょっと変態…

5

会社は踊る 小説

鳩村衣杏  小椋ムク 

楽しかった!

“踊る”って見るとつい「虹の橋を封鎖しちゃったりなアレ?」みたいな感じですが
勿論それとは無関係なお話ですw

鳩村さんは働く男BL、結構書いて下さっていて
リーマンの大変さ、世知辛さを盛り込んだ
大人の男の恋愛が嬉しいなぁと思ってました。

フルール文庫からというのもなんとなく納得ですが
それほど官能官能しすぎていないような印象を個人的に受けました。

真面目で羽目など外すよ…

4

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

焦れったくも温かい恋物語

能登地方を舞台にした、年の差幼馴染の恋物語。
主人公の不憫な境遇など
華藤作品らしいメロドラマ要素もありながら、
攻の受に対する情愛や、愛犬ダイスケとのエピソード等がそうしたドロドロした部分を払拭し、全体としては大変優しい、読んでいて心が温かくなる作品でした。


父親の顔を知らず、男好きの母親にも邪険にされる朝加(受)。
旅館で仲居の息子として働く彼の心の支えは
旅館の息子で、

7

みづいろとぴんく、それからだいだい。 コミック

小椋ムク 

染み込んでくる優しさ

家に辿り着くまでがとても永く感じられ、2人の心臓の音まで聞こえてきそうなときめきに包まれます。
言葉少ない百成を細い糸を掴むような心もとなさで信じてついていく、先輩との微笑ましさに心が洗われ清々しい気持ちになれます。

「泣いた白い鬼」
心の隙間に入り込んだのはどっちなのか。
ひんやりと温かい少し隔絶された世界を見ているようでした。

「眠れる君のまつげが揺れた」
触れるようなキス…

1

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

相手を守りたいがゆえの

互いを想う健気な気持ち。
相手を守りたいと強く想うばかりにすれ違ってしまう二人。
代議士と地元の私設秘書。生い立ちを含めた身分差もある設定に、よくあるよね、と思いながら読み進めて見れば、
そこには作者さんの独自性をやはり見てとる事ができて慨視感は払しょくされ、能登の景色と共に冬の寒さを感じます。


真臣は矢神の地元の私設秘書として嫁のように尽くしているのですが、二年半前矢神が初めて出…

12

クレイジーな彼とサバイバーな彼 ~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

前作のずっこけオチにハンカチを噛み締めた読者よ、今ここに再び集え!

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
38度の熱にヘタリながら読んでたんですが、パイロンMX(風邪薬)より効きました。
バカップルからアホエロップルへと見事な進化(…進化?)を遂げてるジンジンユイユイ組。彼らのトチ狂いっぷりの前では、風邪菌も裸足で逃げ出したようで、翌日にはけろっと熱もひきました。
元気薬(成分:笑いとエロと長台詞)をありがとう典雅さん。

一応本作は、騎一×尚の進展がメ…

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