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華藤えれな 加東セツコ
ふばば
ネタバレ
電子短編。挿絵の加東セツコ先生推し。 著者は華麗なヨーロッパやスペインなどのイメージがある華藤えれな先生ですが、本作はしっとりと京都の華道家元の物語です。 若くして伝統ある流派の家元になった怜史。 子供の頃から「家」と「花」の事ばかり、家元になってからは尚更無理やりに笑顔を作り人々に穏やかに接するが心の中は… そんな時、TVで見たのが新進気鋭の華道家・水嶋。 自由奔放な明るく楽しくカ…
西江彩夏 加東セツコ
電子短編。挿絵の加東セツコ先生推し。 内容は… 作品紹介で記されているあらすじとはちょっと…いやかなり、印象が違います。 短編だけど、これどうなるの?どう進んでどう決着するの?と先の見えない読書体験となりました。 主人公は、OA機器営業主任の仁坂。 自分で自分のことを「精悍な色男、間違いなく見栄えのする男」なんて自覚してる。 部下の大江は、真面目で気が利いて、時間厳守、身なり清潔、…
加東セツコ
5作品収録の短編集。 「午後11時、きみとふたり」 「午後9時、きみとふたり」 同棲していた恋人と喧嘩別れした係長の堀尾。 部下の酒井が自分をよく見てくれている事を知り… 2人がどんどん距離を縮めていくんだけど、この係長さんはちょっと神経質っぽいというか性格暗そう。 だから新しい恋が始まってもウキウキハッピーな雰囲気ではなく、どうも判然としない不安が漂う。そしてそれが作者様らしい味…
6作品収録の短編集。 「ランチはふたりで」 「今夜もふたりで」 幼馴染の栄助はいつもすごいお弁当を作ってくれる。でも亮はなんか恥ずかしくてつい意地を張ってしまうけれど。 基本可愛いお話だと思うんだけど、なんとなく気持ち悪さが漂うのは深読みしすぎ? 栄助のお弁当への執着は「常軌を逸する」の入り口に立っている気がする。 「slow poke」 「佐藤太郎」という新人作家に傾倒しす…
M+M
5話+後日談のストーリー仕立てです。 一話で主人公が記憶喪失になり、2話・3話・4話で恋人候補3人(後輩、主治医、管理人)のターンがあり、5話で恋人判明となっています。後日談で主人公の正体?判明もあって起承承承転結という流れでした。 扉絵が主人公→後輩→主治医→管理人→主人公となってるのも面白いですし、2話→3話→4話と進むにつれて頬の絆創膏の大きさが小さくなっていて回想(絆創膏なし)と違…
chikakumaco
加東セツコ先生の作品の、白と黒。コントラストの効いた絵は、緊張感を煽る。 絵は静謐なまでにひたひたと静かで。 確か2作品ほど前は、ホラーめいているらしく、ビビリーの私は手に取れなかった。 本作は記憶喪失というミステリーめいた展開。 リーマンの生雲は、事故で頭を強く打った衝撃で、部分的な記憶障害となる。 一人暮らしの部屋に染み付いている、恋人が居たらしい痕跡。 自分に懐いている会社の部下…
シェーバーが壊れたからと、T字カミソリで生雲の膝枕で髭をそってもらう日名川。 いい加減新しいシェーバーを買いなよ、と自分でも剃れるのに毎朝(といっても壊れたのは二日前…。でも分かるよw)剃ることをさせられて生雲は文句を言います。 描き下ろし番外編で日名川が言ったセリフを引き合いに、頼られるのも甘やかすのも自分の役割だと言ってなかった?と顔を見下ろす生雲に対して、日名川が言ったセリフは…とい…
おぶもいもい
出勤中の事故により、一部の記憶を失くしてしまった会社員の生雲。 家や会社の場所、上司や同僚たちなど問題なくわかることもたくさんあるのに、主治医の岩尾、アパートの管理人の日名川、会社の後輩の福住のこと"だけ"が思い出せないという…ちょっぴり不思議なところから始まるお話でした。 生雲自身もなぜ彼らのことだけが思い出せないのかわからず、手探りな日々に不安を覚えたり。 自分の…
kurinn
加東セツコ先生の作品を読んだのはハッキリとした記憶はありませんが「オーバーテイク」以来だと思います。 昔から絵のお上手な作家さまですが、どことなく仄暗さを抱えた作風だと勝手に思っています。 今回は通勤中の事故で頭を打った生雲が、殆どの記憶はあるのに思い出せない3人の男性がいるのです。そして部屋の中からは同性の恋人を思わせる私物が発見され、その中の1人が恋人ではないかと生雲は想像するんで…
「恋人だけが思い出せない」電子限定描き下ろし番外編となります。 4p。 以下、内容となります。 ↓↓↓↓ 事後、気怠げに「週末叔父さんに会いに行ってきていい?」と聞く生雲。 なんで?と聞くと「…なんとなく…」と答える。 日名川「どう思う⁉︎」 岩尾の診察室で声を荒げる日名川。 何をしにきた?と尋ねる岩尾に「診察だ。悩みも聞け」と言う。 岩尾「べつにいい…