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1/8(合計:73件)
びっけ
Sakura0904
ネタバレ
おとぎ話のような優しい物語でした。かと言って、さらさら読み終えてしまうような作品でもなく、しっかり読者の心に余韻を残してくれる良作。画家であるロレンツが仕事でとあるお店の外壁に描いた2人の天使。心を込めて描かれたものには魂が宿り、夜の間だけ彼らは壁を抜け出す。素敵な導入ですよね。 幼さが残り、子供のように無邪気で可愛らしい金髪のユリウスと、ユリウスよりも大人びていて思慮深い慎重派のマリオ…
藻とカレー
DKの先輩後輩がひょんなことから出会い、他愛ない会話から親しくなっていく過程がかわいらしい。 特に、終盤、気持ちが通じ合うシーンがまさに青春!て感じでキラキラしていてよかったです。 途中、三角の母が息子が付き合っていた人の名前を確認せずに息子の日記を渡すところは、え?そんな状況で大事なものを渡す?と思いましたがw あと、全体的に文字量が多いかな〜と。 多くても気にならない作品も…
bowm400
「極彩の家」という場所に預けられている”色彩の子”達は切り落とすと貴重な顔料になる特殊な髪を持っています。一般の人がみな茶色の髪と目なのに対して赤、青、黄。更に珍しい色として白や黒がありますが主人公はその黒髪の持ち主である烏羽。 子と離れて暮らすのを極端に嫌がったり逆に売買目的で”色彩の子”を隠匿する親がいるのですが烏羽の場合は前者でした。勿論その暮らしは楽でなく黒い髪と瞳が目立たない様に外…
碧雲
和風ファンタジー この物語の設定が説明されているので、メモ・・考える時、作者さんは楽しかったかもしれない。 王制の某国、山奥の極彩の寺の中にある極彩の家。 本尊は、初代の極彩の人。 その寺で、髪の毛を切ると顔料に変る子供達を僧侶が世話している 寺は国営 髪の毛からできた顔料は、寺から国に納められ、希望者の手に渡る 顔料は国宝 極彩の髪を持つ子供達も国宝 色は三原色、青、赤、…
地味で全く性描写が無い、プラトニックな思慕をつづった寺院に預けられた子達の話。 昔、鎌倉の長谷寺近くに住んでいたので、どこか懐かしい庭園風景が多く書かれているので好きです。読後に脳内が四季に咲く花の彩が溢れてくるような絵本のような作品。 難を言えば、無害な大人しい恋愛にも至らない思慕物語である反面、清潔すぎて何を伝えたいのか、少しテーマのアピールが弱いじれる感を受けました、毒気が無さすぎる。 …
はな0415
びっけ先生の描かれる 優しいキャラクターと 柔らかなお話で少し不思議なBL 夜な夜な壁から抜け出して お散歩する天使ふたりのお話 夜明け前に帰らないと消えてしまうらしいけど… 金髪のユリウス 黒髪のマリオン それぞれに大切なヒトを見つけた果てにあるものは? 最後の方で成長した元天使の二人の姿を見るコトができます まるで親のように喜ぶ私(笑) 素敵な青年に成長して本…
「悪いんだけど荷物少し一緒にもってくれる 今俺と三角先輩が付き合ってたって知ってるの 多分この世に君だけだから」 ファンタジーや歴史物の印象が強い作家さんですがこういうシンプルな作品も良いですね、絵の上手さをゆっくり堪能できます。 三角関係などの要素もあるものの基本ストーリーはゆっくりと流れて、鎌倉を舞台にした 背景と良く似合っています。 最終的には閃の高校卒業と煌の予備校→大…
hepo
10年前の作品ですが、今更ながら全部通して読んでみました。 独特の世界観が興味深くて引き込まれるように読み耽ってしまいましたが、うーむ、これはBL? 力の供給者と補給者という特異体質の国のお話です。 国が決めた相性の良いパートナーという間柄で、パートナーが男女であればそのまま結ばれるのもあり(結婚という制度がない国です)、パートナー以外と結ばれるのもあり、という設定。 力のやりとりはキ…
タテ
びっけ先生のドイツ語圏っぽい世界が好きです。 真空融接もそうだけど・・・ 外国だと思えば天使っていう存在そのものがするっと受け入れられてるのも 納得・・・? とはいえ、作中はそうでもないのか・・?とも思えたり ファンタジーと現実の調和が違和感なくてよかったです。 画家と天使、小説家と天使、どっちのお話もよかったです。 天使って性別あるのか・・?と思いましたが、画家が描いた天使…
まぎぃ
びっけさんなので爽やかだよなーと思ったら本当にそうでした。 交通事故で亡くなってしまった先輩を思う、先輩、煌。そんな煌と出会う、閃。煌の時間は止まったままだが、そんな煌の元に通う閃が、少しずつ煌の心を開いていく。 煌がつきあっていた先輩は、どうやら他校に彼女がいたようで、そこがなぜなのか最後まで分かりませんが、残された日記には煌のことばかり書かれていたということになっています。 …