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2/15(合計:144件)
吉田ナツ 七海
renachi
ネタバレ
ストーリーはすごく良い!だからこそ、この「小説としての文章」の微妙さがもどかしく、惜しいと思った作品。 多重人格については、あらすじでは隠されているものの、わりとすぐに明かされる(ここの受けの説明に思いっきり書かれてるのには驚いた…)。 メイン人格と辛い過去を引き受ける人格が主になって進むという、多重人格モノとしては王道設定なんじゃないかな。映像作品を参考にしたのか、バウンドしながら人格が…
吉田ナツ 鈴倉温
はるのさくら
爽快で、よし頑張ろうってポジティブな気持ちにさせてもらえる1冊でした(^-^) 受け様は、大学生の陽介。 バイト先の社長である攻め様の男のフェロモンにあてられて、あれよあれよと気付いたら半分頂かれてしまう。 おいしく頂いちゃった攻め様は、何よりも自由を愛している男、藤沢。 ただ1人に縛られたくない、いろんないい男と楽しみたい、というわかりやすい遊び人。 普段だったら、チャラ…
吉田ナツ 海老原由里
ちびたぁ
「結婚おめでとうございます。」という内容のメールが実里から送られてきて、実里の家の鍵は取り替えられていて中に入ることもできずに途方に暮れる佐伯。 攻めザマァな小説が読みたくて、辿り着いた本作。 はじめから不穏な展開に「何しでかしたんだ!佐伯!」と思いワクワクしながら読み進めました。 読んでみてわかったのが、佐伯それほど悪い奴じゃありません!!!! 遊び人だったのは過去の話で、実里と…
フランク
攻めの「せっかくゲイに生まれてきたのに」という考え方が斬新で面白かった。 「ゲイだから家庭が持てない」と悲観するのはたくさん読んできたけど、「家庭とか子供とかに縛られない人生を送れるゲイでラッキー」というキャラは記憶にないなぁと。 攻めは、何よりも「自由」を愛していて、きれいな男たちとたくさんのセックスを楽しみたいという遊び人のハンター気質。 ハニーはたくさん欲しいけど一人に決めるなんて…
吉田ナツ 六芦かえで
中身は小説b-Boy「おバカなこ特集」に掲載された作品で、筋肉フェチのおバカな受けが主人公です。 素朴でやさしいクマさんのような攻めと、明るくてテンション高めな受けによるラブコメで、キャラが生き生きしてて読んでて楽しい。 受けの勤務先であるスポーツジムに、理想を絵に描いたような筋肉ボディの攻めが入会したことからお話がスタートします。 タイプど真ん中の攻めとなんとかお近づきになりたい!…
三日月ロック
これ、本編に対してあらすじが長すぎる(詳しすぎる)と思うんです。あらすじ読まない方が何倍も楽しめます。本編は普通の小説の半分か、それに満たないくらいの長さなので、そして内容的にも小説入門編にはピッタリでおすすめです。イラストも『ここのシーンに挿し絵があったらなぁ』というドンピシャな箇所に5つもある。 あと受→攻→受・・・という交互視点でお話が進んでいくので両者の心情が手に取るようにわかる安心安心…
吉田ナツ 高峰顕
前半は社員寮を舞台に、同僚だった二人がくっつくまで、後半はくっついた後のすれ違いが描かれてます。 攻めの元カノにばったり出会ったことがきっかけですれ違いが生じるんだけど、切なさよりもおかしさが上回ってる。 ノンケとゲイがくっついた後のすれ違いって、大抵切なさ100%なのに、この二人に限っては切なくない。 というのも、どっちも迷走しまくってるんですよ。明後日の方向に。 特に攻め。…
吉田ナツ 森原八鹿
fandesu
某映画に「飛べない〇はただの〇だ」というハードボイルドな科白がありました。 この場合、飛ぼうが飛ぶまいがその本体は変わりがないのですけれども、芸術家が作品を造れなくなってしまったら、それは芸術家ではなくなってしまいます。 彼らの中には創作に対する渇望があるのだと思うのです。 香西みたいな『生まれながらの芸術家』にとって、創作意欲が沸かないというのは、ひょっとしたら実存にも関わる問題なのかもし…
読了直後、思わずタイトルの様な言葉をつぶやいていた私。 最新作が2018年の『ひよこ、ロマンチック始めました!』じゃないかと思うのですけれども、あれからもう2年。 ああ、吉田ナツさんの書いた新しいお話が読みたい! もう9つもレビューがありますので、感想のみを。 分類したらコメディなんだと思うのです、このお話も。 造形作品を造ることだけに夢中な香西と、その香西にベタぼれだけれど嫌われた…
吉田ナツ 周防佑未
長年想いを寄せていた幼馴染の結婚が決まってボロボロな受けを身体で慰めるという始まりだけど、傷心につけこんで……といった悪印象はありません。 攻めは遊び慣れた大人なスパダリって感じで、多少強引なところはあるけど、気遣いができて何しろ存分に甘やかしてくれる。 多分、最初は攻めはそこまで本気ではなかったと思うんですよね。 失恋の痛手を忘れるために自分を利用していいよ、俺も自分好みの綺麗な子…