kurinn
最新刊の「食べないの?オオカミさん。」を読んで、小石川あお先生の既刊を遡っている最中です。やはり。どの物語も寓話的な雰囲気を纏っている様。けれど、最新刊の甘さや感動は、此処にはまだ無い。なんて、思いながら。
本作は、奇譚と言ってしまって良いほどに不気味さを伴う。世にも奇妙な物語。
ちょっと難解だったりもする。
鳩谷教授は、背中に鳩の羽が生えている。そのせいか、いつも猫背になっている。地味…
「食べないの?おおかみさん。」を読んでから、小石川あお先生にハマりたくて。既刊をポツポツ集めているのだが。そこはそれ。やはり既刊なので、最新作のパワーには勝てない。勝てて無い。むしろ、最初から読み続けているファンは先生の成長を見て喜んでいるのだろうなぁ、と羨ましくなったりして。
本作は色々説明求む!と言いたげな短編集である。
表題作は、小石川あお先生ワールドとも言うべき、寓話的な。BLにはあり…
確実に涙した本編終了後、ほっこりさせてくれるおまけ4コマ。
何と言っても私は「生贄時代編」が好き!
これは本編のあらすじをコミカルにサクッと描いているんだけど、
狼であるウルが、太郎を何不自由なく育て、贈り物攻撃。そして…。
「この後100年溺愛した。」
ハタで「ゾッ」としている、小太、佐助たち狸。この子たちはずっと優しく2人を見守って来たから。本編でもウルにぴゃっ!と、驚いていたり、「…
小石川あお先生の新刊「食べないの?オオカミさん。」を読んだら、本作も良かったと書かれているレビュアーさんがいらして。読んでみました。
ああ、もう‼︎ 最初から何かを予感させて。中盤に差し掛かるやいなや。切なさに、号泣。散々泣き濡れてしまいましたよ。
捨てられていた猫の様な、猫又の様な、小さなもののけ。「けだま」と名付けられたそれは、「ご主人」を慕い、恩を返そうと必死になってお仕えする。猫として…