丸木文華さんのレビュー一覧

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

弓道モノ

私の好きな丸木文華さんでしかも弓道モノ!?これは買うしかない!と思って即購入。

まず、正しい弓道の知識に感動しました。小説家としては資料集めなんて普通のことかもしれませんが、私はそれだけでちょっとテンション上がりました。
(イラストの方はちょっとだけ違うかな?と思う所も一部ありましたがまあ許容範囲内でした)

主人公の新は亡くなった祖父の影響で弓道部に入り、祖父のように綺麗で真っ直ぐな…

3

罪の蜜 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

丸木さんの魅力いっぱい

丸木さんに笠井さんの挿絵ということで購入しました。まさに丸木文華さんワールド、といった内容でした。執着しすぎる攻めに、ネガティブな受け。

わんこで一途な攻めって個人的に凄くツボなのですが、丸木さんのわんこちゃんはわんこを通り越して執着しすぎて怖い。でもそれが怖いだけではないのはやっぱり根底に受けに対する揺るぎない愛情があるからなんですよね。そしてこの作品の攻めの水谷。彼もいい具合にドロドロな…

8

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

攻め属性だけで選んだけどテーマでしっかり読まされた。

執着攻めに定評があると聞いて丸木さんの作品を手に取りました。
しかししっかりとしたテーマ性をはらんだ作品で読み応えがあり、とても面白かったです。

凄く魅かれた所は沢山あるのですが、大きくは2つあって、
1つ目は赤子の要素を残している塚越と、自分や人の闇を理解したうえで天使であり続けられる真治の関係性です。
この2人の場合、攻めと受けの立場が良い方向に逆転している印象を受けて、そこに救い…

3

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

倖太郎君がとても良かった。

タイトルからB級グルメ的な匂いを感じたのですが、その割に評価が高かったことと、作家さんにも興味があったのと、とにかく軽い気持ちで読みたかったので手にとりました。
想像していたより薄っぺらいという印象もなく、しっかりと堪能できました。
一番魅力に感じたのは、臆病で淡白で頑固な倖太郎君が隠し持っていた、快楽には素直で順応性の高いエロさだと思います。
そしてそこに恥も外聞もなく溺れている社長泉田の…

2

妖ノ宴 小説

丸木文華  サマミヤアカザ 

もう少しページがあれば…

見るまで気づかなかったのですが、これってルビーさんだったんですね。
厚みは相変わらずですが、ルビーさんには珍しいエロまみれ作品(笑
花マルBlack風味です。
個人的には丸木さんのイラストは苦手なので、他の方で良かったなあと思いました。

*********************
攻めの慎三郎は25歳にして、天才と名高い剣の達人。
しかし、主家の三男に仕えろと命じられ、承諾しなくて…

2

妖ノ宴 小説

丸木文華  サマミヤアカザ 

丸木作品にしてはアッサリ?

野心溢れる武士・慎三郎(攻め)は
大名当主の嫡子・秀秋(受け)への奉公を命じられる。
我儘だが明晰で美しい秀秋に
次第に惹かれていく慎三郎だが
ある夜、雉の血を吸う秀秋の姿を目にし……


とにかく我儘で傲慢な秀秋。
序盤、慎三郎の顔を饅頭まみれにしたり
男たちを手玉にとったりしている姿は
天性の女王様という感じでした。

しかし、自分の秘密を知っても気味悪がることなく、

4

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

モラトリアムと現実

弓道部所属の高校2年生・新(受)は
不遜な後輩・俊輔(攻)が苦手。
弓道に大した興味を示さず
そのくせいとも簡単に矢を的に当てる
俊輔に苛立ちを隠せず…。


四人兄弟の三番目に生まれ
祖父を目標に弓道を頑張る新は
とにかく明るくまっすぐな性格。
その一方で、女子にチビと言われれば
ブス!と即言い返すような子どもっぽさや
幼い頃から異性より同性に惹かれてしまう
自身の性癖…

10

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

お豊さんにも救済を…。

新刊チェックで知り、作家買いする先生の作品で、
今回は特典ペーパーが付くということで、
いつものお店で予約して購入しました。
好きな作家さんや粗筋の内容に関係なく、
もう「忍姦」という単語だけで、何だか萌えに萌えてしまいました。

『忍ぶ恋』、『とある忍びの死』、『忍姦 ~蜜戯の策~』の
三部構成になっています。
最初、このタイトルだけを見た時、「まさかの死ネタ?」と、
攻めには…

9

あんたとお前と俺。 小説

丸木文華 

愛がない

再婚して兄弟が出来て…恋愛にってパターンはよくあるけども。どこに愛があったのかわからない。

エロは濃いんだろうけど、ただ詰め込んだ感じ。そこまでこの主人公に執着した意味がわからない。自分はウリをやっていたからとか自虐的になっている主人公も好きじゃない。

勝手な勘違いばかりの弟くんにはがっかり。よく状況も知らないのにそんな怒りかたするのか?

主人公っていうより、体目当てな感じがする…

2

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

温もりも切なさも繊細で美しい

艶麗たる美貌を持つ少年ヴィーナス再降臨。

『忍姦』を読んでからというもの丸木さん描く絶世の美男子に魅せられ、
こちらの作品が気になってどうしようもなかったのです。
序盤での与六の外見描写だけでも美人受けにめっぽう弱い私はとんでも大興奮!!
その見目麗しい姿が目に浮かぶような洗練された美文にただただうっとり。
不吉とされて鬼の子と蔑まれる存在でありながらも驚く程に妖艶で神聖な、
その…

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