丸木文華さんのレビュー一覧

学園潜入してみました ~フェロモン探偵さらなる受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

さらなる続編希望!

フェロモン探偵の続編です。
攻め様は如月雪也(本名/白松龍一)。実家がヤクザな会社経営者ですが、映に付けてもらった如月雪也という名前で、映の探偵事務所の助手もしている。
受け様は夏川映。年齢不詳の美貌の青年。由緒正しい家を捨て、探偵事務所の所長をしている。雪也のマンションで暮らしている。美貌とフェロモンのせいか、トラブルを引き寄せる体質。

学園潜入ものということで、思いっきり期待して購入…

5

兄弟 ―冬― 小説

丸木文華 

いわゆるお家芸が意外に沁みた

ガチ兄弟3作目にして、
BLお家芸の記憶喪失かい…と、
突っ込みながら読みました。
記憶喪失、獣で読んだばっかり、ていうかほんと多いよな、
突き詰めて行ってゼロに戻すそのこころは?
と思ってたんだけど、
これが意外にも良かった。

何もかも忘れてしまった弟のために、
正しい道をやり直そうとする兄なんだけど、
弟を愛してると自覚してたから、
なんで僕をこんなにしたくせに全部忘れ…

2

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

あおいはる

青い春と書いて青春とはよく言ったもんです。
久々の学生もののあたり作品だと思いました。
自身の心もわからないし操ることもままならない思い、苛立ち、購うことのできない運命とかいろいろ文章に表れていて、自身の焦燥感をかき乱されっぱなしでした。
弓道部内の話で設定が随所にちりばめられていてそこも凄く面白く何よりも袴でいろいろやっちゃうところとかもうおいしすぎるとしか言いようがありません!!!いや、…

3

妖ノ宴 小説

丸木文華  サマミヤアカザ 

久しぶりの執着愛

丸木先生の戦国時代ものは前も一度読んだことがあったのですが(確か忍姦というタイトルだったっけ?)、あまり趣味じゃなかったと思いました。
だから今回は戦国時代ものが再びと聞いて、しかも前作と似たような設定で受けと攻めが主従関係なので、正直、あまり期待していませんでした。
でも実際に読んでみると、意外とすぐに物語に引き込まれちゃって、気が付いたら一気に読み終わりました。
この本を一言で表してみる…

2

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

丸木先生が「青春」を書いたら

作者のファンですので、おお、丸木先生が青春モノを!と思って、期待して読みました。
一気読みさせられましたし、さすがに一定レベルに面白いです。
が、辛口になるようですが、いつもの濃密ドロドロな空気に、さいご無理やり「さわやか青春モノ」のノリをくっつけたようなかんじで、中途半端というか少し薄まるというか

最後のほう、ちょっとつめこみすぎなような……。


あらすじについては他にくわし…

3

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

深いな

私としては、近年稀に見る深いBLだと思いました。

攻めの計画通りに受けが堕ちていくと見せかけて、実は最初から、絡め取られていたのは攻めのほうだったんですね。
受けの大きすぎる母性に知らず知らずのうちに、出会った時から、狂わされていたのは攻めのほうだったのだと思います。

私は松本ミーコハウス先生の恋のまんなかが大好きなのですが、それとかなり似たような衝撃を受けました。
こういうBL、…

19

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

弓道モノ

私の好きな丸木文華さんでしかも弓道モノ!?これは買うしかない!と思って即購入。

まず、正しい弓道の知識に感動しました。小説家としては資料集めなんて普通のことかもしれませんが、私はそれだけでちょっとテンション上がりました。
(イラストの方はちょっとだけ違うかな?と思う所も一部ありましたがまあ許容範囲内でした)

主人公の新は亡くなった祖父の影響で弓道部に入り、祖父のように綺麗で真っ直ぐな…

3

罪の蜜 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

丸木さんの魅力いっぱい

丸木さんに笠井さんの挿絵ということで購入しました。まさに丸木文華さんワールド、といった内容でした。執着しすぎる攻めに、ネガティブな受け。

わんこで一途な攻めって個人的に凄くツボなのですが、丸木さんのわんこちゃんはわんこを通り越して執着しすぎて怖い。でもそれが怖いだけではないのはやっぱり根底に受けに対する揺るぎない愛情があるからなんですよね。そしてこの作品の攻めの水谷。彼もいい具合にドロドロな…

8

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

攻め属性だけで選んだけどテーマでしっかり読まされた。

執着攻めに定評があると聞いて丸木さんの作品を手に取りました。
しかししっかりとしたテーマ性をはらんだ作品で読み応えがあり、とても面白かったです。

凄く魅かれた所は沢山あるのですが、大きくは2つあって、
1つ目は赤子の要素を残している塚越と、自分や人の闇を理解したうえで天使であり続けられる真治の関係性です。
この2人の場合、攻めと受けの立場が良い方向に逆転している印象を受けて、そこに救い…

3

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

倖太郎君がとても良かった。

タイトルからB級グルメ的な匂いを感じたのですが、その割に評価が高かったことと、作家さんにも興味があったのと、とにかく軽い気持ちで読みたかったので手にとりました。
想像していたより薄っぺらいという印象もなく、しっかりと堪能できました。
一番魅力に感じたのは、臆病で淡白で頑固な倖太郎君が隠し持っていた、快楽には素直で順応性の高いエロさだと思います。
そしてそこに恥も外聞もなく溺れている社長泉田の…

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