丸木文華さんのレビュー一覧

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

臓腑を掻き回される心地

優しい作品が好きなのですが、闇が深そうな作品にも触れてみたい!と思い立ち、拝読しました。
結果はすみません……草食動物が間違えてレアのステーキを食べてしまったような気分です。

作品の完成度や文章力は素晴らしかったです。登場人物の行動や言葉に説得力があり、ひっかかるところなく読み進められました。「天使」と「母」というキーワードが物語に絡められて見事に帰結する。その鮮やかさにも目を瞠りました。…

8

パペット 小説

丸木文華  みずかねりょう 

一気読み。

不器用に生きてるとか、執着心で雁字絡めになってるとか、ちょっと病んでるとか、引っ掛かりのあるキャラが好きな私。

今回も、攻めがかなり強引な感じだったので、とりあえず買ってはみたものの、庇護欲を掻き立てるような幼さの残る受けにはあまり食指が動かないので、やはり積ん読に。ですが読み始めたら二転三転する展開に予想は軽く裏切られ、めちゃくちゃのめり込んでしまい一気に読んでしまいました。好みは分かれる…

4

クロスノベルス創刊15周年小冊子「クロほん」 グッズ

こういうスペシャル本、大好きだ

2017年で15周年となったクロスノベルスさんの記念本。みずかね先生の絵を拝んだ後、ずっと積んでたのをようやく読めました・・どのお話も10Pほど、2段組でしっかり小話です!
1と17が神!!!!!!!!あと、10と15も大好きでした!ので萌2にしました。

1.かわい有美子先生『透過性恋愛装置 』後日談
  冒頭読んだもののあまりの性格の悪さにまだ本編読み切れていません!
  なんだけど…

2

ノエル 小説

丸木文華  門地かおり 

執着×2

丸木さん作品で、タイトルが「ノエル」、そして義父モノとくれば!近親モノ大好物属性としては飛び付かないわけはなく!

最初はすごい勢いで飛び付き読み始めたのですが、攻めが変な人で、受けも都合よく受けっぽいキャラで、それらがちゃんと筋が通っていて内容も良かったのですが、ちょっと途中で飽きました。
この本を買ったのは諸事情により2週間連休をもらった時で、連休に備えBLばっかり同時に50冊以上一気買…

1

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

ヤンデレ・サイコを堪能する本

目隠しレイプ&立ち直りかけたところで写真送りつけ。
冒頭で犯人分かりました!絶対コイツが犯人!!
最後まで読んで「あ、そういう読み方するんじゃないんだ、、」と気がつきました。
やっぱりBLですから攻めのヤンデレ具合、サイコ具合を堪能するべきでした。
かなりハイレベルのヤンデレサイコです。
超闇を抱えた攻めですが、受けにはとことん甘いです。
ただし受けが腕の中にいるのが最低条件。
受け…

4

兄弟 ―夏― 小説

丸木文華 

お兄さんさ、ハッキリ言って物凄く丈夫だし体力あるよね

あとがきで作者様もおっしゃっておられますが、、やりすぎです。
途中から数行づつ読み飛ばすレベルでやりすぎあえぎすぎ。
ズバリ、エロ本です。
もうこの兄弟、どこでもかしこでも連発ノリノリヤりすぎで読む方が「フーン」と冷めてしまったのですが、当て馬というかインターセプターというか、兄の元生徒の保科が良かったです。
薬使っちゃうところとか卑怯な手段でヤっちゃうところとかは気分良くなかったのですが…

1

兄弟 小説

丸木文華 

兄弟モノ!ストライクゾーンです!

イイヨーイイヨー!こういうのが大好きヨー!ストライクゾーン直球でキマシタワー!
兄弟!血のつながりアリ!一緒に育ってバリバリ兄弟!
好き!!義兄弟とかもいいのだけど、マジ兄弟が一番好き!

ところで弟が兄に言ってましたが「もう落ちるところが無いってところまで落ちないと不安なんだろ?俺が突き落としてやるよ」と。
読んでいて兄貴のどこにそんな事を思わせる部分があった?と唐突に感じました。

1

アフェア ~人でなしの恋~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

BL失楽園、開園

いやー、すごい1冊でした!
ここ最近、ドラマや諸々で不倫がにわかに話題ですがこれ程傍目から見てドギマギするなら流行りますよ。

それにしてもこの作品、設定の珍しさもすごいですがエロい、兎に角エロいです。
まず、既婚者で女性のパートナーがいる登場人物がW不倫で妻たちに隠れて性行為に耽る…それがまた背徳感でエロのスパイスになってるんですよ。

ラブホセックス→妻不在時セックス→妻たちと旅行…

2

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

読んでいる最中、不安で不安で

これはすごいわ。
『耽美』と紹介されてることも多いですが、私はサスペンスミステリとして「すごい」と思いました。
ホラー風味もあり、大正時代の霧に包まれたお屋敷の中で、何だかよく解らない不安感に弄ばれます。
まあ、読んでいて、不安なこと不安なこと……

これ、核心部分は絶対ネタバレしちゃいけないやつだと思うんですね。
だから私も出来るだけそこに触れないようにご紹介したいと思います。

7

裏フェロモン探偵 映と龍二と雪也 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

本誌の番外編

『フェロモン探偵』シリーズの番外編。この作品は電子でしか販売されていません。電子ってあまり手に取らないのですが、「フェロモン探偵」シリーズという事でお買い上げ。

丸木さんのツイッターによると「ツイッター投票で決まった本編と関係のない同人誌的内容」とのこと。

タイトルに「裏」とついているように、本誌の内容を踏襲しつつ、でもパロ的な内容です。といいますのも、この作品の主人公は雪也の双子の弟…

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