サマミヤアカザさんのレビュー一覧

アルファは月夜に愛を乞う~人狼オメガバース~ 小説

鈴木あみ  サマミヤアカザ 

遠回りした初恋の成就

今回は王女の又従兄でアルファの伯爵と
ベータと偽るオメガの目付役のお話です。

2人の出会いからつがいなるまでと
王女の結婚式の日の短編を収録。

人には男女の性別に加えて
アルファ、ベータ、オメガという
3つの第二の性別があります。

第二の性は思春期の頃に発現しますが
人の大半はベータでアルファは極少数、
オメガは更に稀少な性となります。

アルファは一般的に
知…

9

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

バレーボールde三角関係

大学バレーボール部に所属するエーススパイカーの健太郎とセッターの湊は小学生の頃からの幼馴染み。

全日本インカレが開催される試合会場への移動中、部員を乗せた大型バスが事故に遭い、主力選手だった健太郎は片足に深刻な大怪我を負う。

車中、自分を庇ったことで負傷した健太郎の将来を思い、もしあの時、ああしていれば、こうしていれば…、と罪悪感に苛まれる湊でしたが、彼には子供頃に祖父から譲り受けた、…

2

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

一気に読んでしまう

作者買いです。

タイムリープものということで、主人公の受けが奔走するのかと思いきや、頑張っていたのは攻めでした。
この攻めがほんといいやつで……
タイムリープしたことを覚えておらず謝り感謝する受けに、"俺は俺のために頑張った"と言います。
年単位の努力を主張しない姿勢は惚れ惚れします。

"湊と健太郎は違うのだから、湊は湊のバレーをすべきだ"…

2

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

頑張るバレー男子

先生買い。久しぶりのタイムリープものな気がする。ハラハラドキドキで途中で読み止められず、風呂でユデダコ寸前になりました。最後はみんな前向きになったので後味は良かったのですが、癒し・・・というテイストは薄めに感じたので萌にしました。本編300P弱+あとがき。

東日本インカレの試合に出るためにバスで高速を移動中の健太郎と湊。幼馴染で高校時代にアタッカー、セッターとして名コンビだった二人でしたが、…

3

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

貴方の笑顔を守るために

今回は母校のバレーに所属する高校生と
バレーの強豪校に進学する大学生お話です。

攻様が受様と幼馴染の関係を変え
受様が攻様と歩む未来を選ぶまで。

受様は小学生3年生の時
祖父が大切にして人形と呼ぶ
不思議な石のオブジェを譲り受けます。

その翌年から受様は
燐家の幼馴染とバレーボールを始め
良きライバルとして切磋琢磨します。

バレー強豪の誠護学園高校に入学した2人…

6

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

秀逸なオチに、思わずホロリとさせられます

楠田先生と言うと、捻りのある一筋縄では行かないストーリーが面白いと思うんですけど。

で、今回はタイムリープものですが、こう来たかって感じの切り口が斬新なお話になります。
もう、先に先にとページめくらせてくれる、息をつかせぬ展開なんですよね。
最後の最後までハラハラドキドキさせてくれて、ラストでは思わずホロリとしてしまう。
そんな、とても素敵なお話でした。


内容ですが、ややシリ…

15

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

愛する人を救うために

あらすじとサマミヤアカザさんの描かれた表紙につられ購入。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。









主人公は大学生の湊。
幼馴染の健太郎とともにバレーに明け暮れ、そして高校3年生の時に日本一に。湊がセッター、健太郎がアタッカー。息の合ったプレーで、ずっと二人で楽しくバレーを続けられると思っていた。

が、大学生になり、二人の間には埋めることのできない…

7

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

切なくて泣けました ベストオブ健気不憫受け

生まれた時から何も無くそれが当たり前の毎日に、自分が不幸だとか不満に思うこともないまま精一杯生きている少年が幸せになっていく物語です。

誰にも愛されず誰にも顧みられることもないまま16まで生きて来た少年。
難産の末亡くなった母を愛していた父親に恨まれ名さえも与えられずに馬屋で雑用をしていた少年は、領主の父親から同盟国の領主(高虎)の元に花嫁として嫁げと命じられる。
バレれば命は無く死ぬま…

2

魔人の箱庭 ~囚われの淫花~ 小説

かわい恋  サマミヤアカザ 

人間の黒さってのが浮き彫りになっていたかな?

2017年刊。
かわい恋さんについては、エロエロでドキツそうなデビュー作が気になるところだが(でもいつかは読んでみたい)、エロスキーな自分でもいきなりハードルの高すぎるものよりはと思い、この話を初読みにしたのだった。
ルビー文庫というのもあって、エロ度はそれほどキツくはないと思う。
ファンタジーだけど、複雑な設定はないから読み易い。
ただ、作中に出てくる木彫り人形のメランとアビーノ以外の動…

1

狼くんは社長の甘いごちそう。 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

どこでもドアで恋が始まる

狼の獣人が開いた町はずれのレストラン。
料理のおいしさには自信あるけど、狼族だという事で、人間のお客さんにも、草食系の獣人のお客さんにも、なかなか寄り付いてもらえない。
そんなある日、掃除用具室のドアを通って、傲岸不遜な男と出会う。
という、ケモ耳系ファンタジーになんちゃってSFをプラスしたようなお話。
どこでもドア(仮)なんてSF要素が、大した説明もなしに違和感なく成立するのは、元々獣人…

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