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野原滋 サマミヤアカザ
碧雲
ネタバレ
渦が巻く海域で、伏見を憎む海賊が、通行を邪魔して困っている。 美貌の鬼神の男嫁を見てみたいと、海賊の首領が交渉相手にそらを指名してくる。 そらは、ご主人様のお役に立ちたいと、張り切っていつもしないことをする。 桂と共に海賊の本拠地である島に行き、難破した南蛮船が持ち込んだジャガイモなど珍しい作物を見せてもらって、喜ぶそら。 そらの挑発にまんまと乗った海賊の首領が交渉に応じて、またそ…
小中大豆 サマミヤアカザ
はるのさくら
小中先生、いろんな引き出しがあるんだなぁ、としみじみ。 こちら、薄幸受け様がスパダリ攻め様と共に幸せになる、という安心王道ストーリー。 王道過ぎて、ちょっと物足りなくもなかったのですが、やはりこんな安心して楽しめるものも読みたくなるのですよ。 受け様は苦労人の咲人。 お金が尽きて行き倒れてたところを攻め様親子に助けてもらう。 攻め様は、今は第一線を退きながらも超資産家の響。 …
釘宮つかさ サマミヤアカザ
カモミールおばさん
THE溺愛攻め。これぞ釘宮先生って感じの一冊。 攻め、受けともに秘密があり、それも読み進めていくうえでホロホロと紐解かれていくのが楽しい一冊。 BLとしても、ファンタジーとしても、小説としても読みごたえがある。 クライマックスもハピエンとわかっていても、手に汗握ります。
宮本れん サマミヤアカザ
窓月
中立寄り。『執愛の楔』に続くアブノーマル系オフィスラブ第二弾。(関連作ではありません。) 攻めの理人が大変素晴らしかった…のだが、受けの圭がイマイチ。理人の狂愛ぶりに相応しくないと感じたんですよね器が。 攻めがイっちゃっていればいるほど、攻めにそこまで執着させる受けの存在感に説得力があって欲しい読者なので、そうじゃないとなかなかラブストーリーとして楽しめなくて…。小綺麗な平凡受け設定な…
夢乃咲実 サマミヤアカザ
もきゅ子
モンゴル風民族BL。 攻めは幼い頃からの兄貴分で二人は部族公認のニコイチ。 一度に沢山のことを話す受けと、律儀に一つずつに短い返事を返す寡黙な攻めとの凸凹コンビな会話が楽しい。 全部の答えがYesの時は「ああ」の一言で済ましちゃうのも好き。 二人一緒が当たり前で、まるで二人だけの世界なところに外からの客人が現れて二人の関係に一石を投じる。 客人に嫉妬メラメラな攻めが楽しかった。 外…
夕映月子 サマミヤアカザ
ate
美人なジャイアン! 透、なかなかに強烈なキャラでした。 無理を押し通しているようで、周りを見てるし可愛げがあって憎めない。 そんな俺様な透が長年親友として好き勝手やってきた東元と同居することになって、わちゃわちゃしてるのが微笑ましい。 最初の出会いで、透が提案した呼び方ではなくひとりだけ「透」と呼び出したところから、東元の恋心は感じられ長年の用意周到に執着してメロメロに甘やかして、爽や…
フランク
コロナ禍でどこにも出かけられない中、執筆されたとのことで、想像の中だけでも「密にならない、広大な場所へ」という作家さんの願いが伝わってくるかのような作品でした。 前作でも「馬を並べる」関係に萌えましたが、今作も出てきましたよ〜。 ハワル(受け)の想い人であるオーリ(攻めは)、かつて亡き兄と「馬を並べる」関係だったというパターンで。 「馬を並べる」とは、親しい男同士の一対一の特別な絆で…
fandesu
『モンゴル風世界』での『馬を並べる関係』の3組目のお話です。 私、好きなんですよ、このシリーズ。 どのお話にも戦がらみのエピソードが書かれるので、起きている事柄は結構派手めだったりもするんですけれど、お話の印象は地味に感じちゃうんですね。 萌えの種類もそんな感じなんですよ。 「ぎゅーん、ドッカーン!」と萌え滾るのではなく「ジワる」萌えなんです。 これが心地良いの。 血液がサラサラになる…
izumix
空良が切られてから意識を取り戻し、徐々に回復していく最中のお話です。 背中の刀傷の具合は日に日に良くなっていってるのですが 落ちてしまった体力の回復がまだ追いついていない空良。 そんな空良を献身的に支える高虎。 口移しで薬を飲ませる行為が別のものに変わっていきます。 高虎が空良に「どれぐらい回復したのか確かめてやろう」と言いー…。 最後まではまだしないものの「お前の身体が全快し…
ドつぼにはまった作品でした。 難産の末に生まれた捨(空良の元の呼び名)。 そのせいで母が亡くなり父に疎まれ、双子の姉の身代わりに隼瀬浦に嫁ぐことになった。 早々に身代わりと言うことがバレ殺されそうになるのだけど そこを助けてくれた高虎(空良の嫁ぐ相手)に「空良(そら)」という名前を与えられ初めて生きる意味を見つけます。 そしてー…。 本当に空良が健気で儚くて目を離せませんでした…