ARUKU さんのレビュー一覧

金の絵筆に銀のパレット コミック

ARUKU  

何度も読みたい不思議なお話

動物、植物、人間ではない者などがたくさん描かれた作品でした。どれも美しくて眺めているだけで嬉しくなりました。
終戦後の日本の時代設定ですが、言葉を話せるカエルやこの世の者ではなさそうな托鉢僧が出てきたりします。子供の頃に読んだ海外の童話のように、現実と空想の世界が入り混じっています。主人公達に何か悪い事が起きたり、攻めが受けを虐めるというネガティブなお話では無いので読みやすかったです。
二人に…

2

発熱バスルーム コミック

ARUKU  

可哀想で可愛くて複雑な読後感にハマる。

監禁から始まり体を奪われる美晴くんが可哀想で読み始めは辛かったです。
美晴が飼っていた金魚を監禁場所のバスルームに持ってきてくれたマナトくん。その金魚達がソックリ二人の関係を表してるようで、ドキッとします。
こういう表現方法がARUKU先生の凄さで設定が多少好みじゃなくても、読んでいるうちに魅了されてしまいます。

マナトくんの愛は歪んでいるし、かなり独善的で美晴くんからしてみたら困惑以外…

1

ほんとは好きだ コミック

ARUKU  

ギャグなのか正気なのか

ARUKU先生の作品、ハマる人にはとことんハマるけど、人を選ぶよなぁと私は思う。

ここのレビュー見ると絶賛の嵐で神評価が多い。でも私は読んでる最中世界に入りきれず、ずっとえ?マジで言ってんの?笑かそうとしてんの?どっちなん?と一歩引いたところから見てる感じ。

例えるならば、お芝居は好きだけどミュージカルは突然歌い出すし踊り出すし戸惑ってしまうから苦手ってのに似てるかもしれない。

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昨日、君が死んだ。 1 コミック

ARUKU  

タイトルは暗いけど

タイトルの通り、主人公の思い人が死んだ所から始まるので暗い話かと思いきや、全体的にほっこりする作品です。

たまに言動と表情が合ってなくないか?と思う所はありますが、多分敢えてのチグハグにしているのかな?と思うようになり、それよりも先が気になるのでどんどんページを捲りたくなる作品です。

今主人公と旅をしているのは人形なので、簡単に部位欠損をする事があるのでそこが苦手な人には辛いかもしれま…

1

画家と音楽家 コミック

  ARUKU  

本当に買って良かった。

この頃が一番顔が長いので(ホントにまぢで容赦なく長い)、ずっと買うのをためらっていましたが、「猿喰山疑獄事件」があまりにも良かったので本作もポチリ。

①表題作(これだけ短編ではなく、全体の約半分を占めます):
名前がフランス系とドイツ系ごっちゃまぜ(これは父親がドイツ系という意味なのでok)だったり、出てくる料理や菓子名、店名はフランス系(これも全然ok)だったり、通貨はフラン(仏)でなく…

1

ハスネサイコロジー コミック

ARUKU  

今まで読んだ著作の中で、初めて中立にしようか迷った

初期の絵柄はずっと手を出してなかったんですが、最近何作か買ってかなり良かったのもあったので本作もポチリ。

試し読みや皆さんのレビューのお陰で、受けが私のあまり好きではない乙女思考・言動だってのは分かってて買ったんですが、それでも序盤でくじかれました。
<モヤった点>

①カウンセラーが「復讐してやろうか」「呪ってやれ」と言ってた2コマ先で「嫉妬心はモンスターだ エサをやるな」→矛盾して…

0

ビター×スイート コミック

ARUKU  

タイトルが秀逸。そういう意味だったのか…!

ARUKUさんの遙々アルク名義での、なんと初コミックスですか!
すごいレベルですね…。

初期の絵柄はどうしても抵抗があってずっと読んでなかったんですが、談話室のARUKUさんトピのおかげで「猿喰山疑獄事件」を克服したので(しかも超ド級神作認定)、本作もポチリ。

①表題作(これだけ短編ではなく、全体の約6割を占めます):
喫茶店で繰り広げられる「積極的な明るいイケメンx対人恐怖症のブ…

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昨日、君が死んだ。 1 コミック

ARUKU  

ARUKU先生は天才です!

独特な世界観を持つ作品です。
はじめは、キャラクターの表情の薄さや、セリフのテンポに違和感を覚えていましたが、それがストーリーの美しさを際立たせていると感じました。

まるで人形劇のようなキャラクターたちの可愛いやりとりに癒されます。
ストーリー展開も素晴らしく、ARUKU先生は天才です!

ちなみにARUKU先生の他の作品も気になって読みました。
ファンタジーかつ人の優しさに溢れる…

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雨傘で凌げないほどの恋 コミック

ARUKU  

優しくて美しくて切ない作品

優しくて美しくて切ない作品でした。
2人のことで何か起こる時には雨か雪が降っていて、そこから感じる冷たさがより切なさを助長していた。

高校の時に天花寺がみんなの前で五映のことを『ゲイだから』と言ってしまった…この出来事は五映の心に深い傷を残した。
数年後の同窓会で五映と天花寺は再開‥という話

五映のモノローグから天花寺への矛盾した気持ちが痛いほど伝わってきた…ARUKU先生の語彙力…

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昨日、君が死んだ。 1 コミック

ARUKU  

ARUKU先生の世界観から抜け出せない

読後の今、頭がボーっとしており現実世界に戻ってくるのに時間がかかっています。内容が衝撃的なのでは無くて、お話が完璧で素晴らしくて今日は他の作品が読めないなぁと思う位に魅了されました。

仕立て屋の羽繕とゴドーくん、黒猫と雑巾が旅の仲間で魔法のミシンを携えてゴドーくんのたましいを探す旅が始まります。
世界の終わりで人間が滅びつつある時代。天使と悪魔も登場します。特に悪魔は味方なのか敵なのか、は…

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