綺月陣さんのレビュー一覧

龍と竜 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

かわいい

龍と竜どちらも可愛かった。

竜の弟の颯太くんの描写が上手くて、周りを警戒してた子どもが心を開いていく様が良かったですし、やはりこちらも可愛かったです。

イザコザについてはやや物足りない印象でした。
子どもが危険な目に合う状況にハラハラはしましたが、敵の策略がチープなのであまり盛り上がれませんでした。

極道が絡んでいたことでややこしくなってしまいましたが、龍と竜の関係は純愛と言う…

0

吸血鬼はベジタリアン2 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

読後に想像を掻き立てられます

2人と1匹で旅する生活を始めたトニー達。初めての場所、初めて見る文化、初めて食べる食べ物。全てが閉ざされた雪山の生活とはうって変わって賑やかで楽しそうでした。もう、この幸せが永遠に続いて欲しい!まだ3分の1位しか読んでないのに、話はここで止まって欲しい。祈りながらも、やはり止められない方向に話は進んで行きました。幸せそうなのに、読むのが怖くなってくる…これも演出の1つなんでしょうか?!そうですよね…

5

「吸血鬼はベジタリアン2」コミコミ特典小冊子「月夜の庭園舞踏会」 グッズ

ヴァンに恋した少女の物語です

本品は『吸血鬼はベジタリアン2』のコミコミ特典小冊子です。

本編幕間、オーモンド公爵令嬢視点のお話です。

ヴァンを怒らせてしまったレディ・オーモンドは
謝罪をしようと深夜に彼らの部屋を訪れますが、
母親の叱責の声に慌てて部屋から離れます。

しかしながらそれは母の叱責に驚いたからではなく
客人の耳に届いたであろうことを恥じたのです。

花婿候補を探す年齢に達していながら

0

吸血鬼はベジタリアン2 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

明かされた過去に埋められていた真実

今回は500年生きている吸血鬼と
攻様により同族となった吸血鬼のお話です。 

受様が自分のルーツを知ろうとする顛末と
本編幕間の短編を収録。

受様は農作物を育てるのが得意な両親とともに
雪解けを知らない極寒の山で暮らしていましたが
両親は7才の時に亡くなります。

それからは1人で野菜作りをして暮らしていますが
500年を生きている吸血鬼でベジタリアンを目指す攻様が
受…

5

東の双龍、西の唐獅子 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

めちゃくちゃ面白かった…!!

めちゃくちゃ面白かった…!! 

龍と竜シリーズと獣シリーズ(両方とも未読)のスピンオフシリーズと知らずに手に取りました。
それでもとても楽しめました。
前のシリーズや設定等も知らず読み始めたので、てっきり廉と颯太が運命の
出会いを…と思ったら、それぞれの恋人のノロケ話が始まって面食らいました(笑)
颯太とじゃれあっている姿は、(オーラは完全には隠しきれていないものの)常人離れした普段…

3

吸血鬼はベジタリアン2 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

家族の愛は絶対で、そして永遠だ…

読み終えてしまった……
吸血鬼を題材にしたBLの中でも、ここまで耽美的で美しく、残酷な物語は中々見かけません。
作品の熱量に圧倒されて、もう2人のことで頭が一杯。
いつまでも、2人と1匹の世界に浸っていたい。
終わらないで欲しい……切実に。

愛する伴侶を手に入れたヴァンは無邪気にトニーとの旅を楽しんでいて、とってもチャーミング!
トニーへの独占欲や執着心を募らせていく様子にキュンと…

4

吸血鬼はベジタリアン 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

〝黒いBL童話〟の世界へようこそ!

めちゃくちゃ好きだ。

学生時代はサブカルクソ女(死語)で、丸尾●広や花●和一等、ディープなエログロナンセンスな世界観が大好きだった。
この作品を読んで、その当時の気持ちを思い出していき、薄暗い展開に緊張と興奮でドキドキしながら楽しめました!

ダークファンタジーや、大人向けの仄暗い童話って何でこんなに惹かれるんだろう……
確かに、好みがハッキリ分かれる作品だと思いますが、私は大好き…

4

吸血鬼はベジタリアン2 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

2人の旅路

おもしろかったです。

読んでいて、何か嫌な予感のする感じ、と言うか「あぁ〜そっちへ行かないで!」って思う方に登場人物が行ってしまうのを見守りました。

それは悪いことではなくて、その当人にしたら自然な行動なのですが、読者としてはとてもハラハラするわけで、ドキドキを抑えつつ一気に最後まで読みました。
人の醜い感情や、社会のどうしようもない理不尽さをグイグイえぐってくるところはさすが綺月先…

3

背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

上下巻を読み終えた人しか分からない、このクソデカ感情…

 上下巻を読み終えました…。頭がグルグルしています。あまりのディープさに疲労感がすごくて…。過去にこの本を読んだ同志達に親近感すら覚えます。
読書体験といえど、インパクトは大きかった…。
人は思いっきり選ぶ作品です。

BLというジャンルで語っていいのか迷うところですが、愛において形に拘り続け、人の道から外れた男達の壮絶な本能の闘いの物語でした。今でこそLGBTと問題が語られますが、この作…

1

吸血鬼はベジタリアン 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

新しいBLレーベルに期待!

 このご時世には珍しい新しいBL小説レーベルの立ち上げ第一弾の作品という事でこの本を手に取りました。

 雪山の上に一人で暮らしている青年トニー。この青年の畑は悪条件、悪天候にも関わらず色鮮やかな美味しい野菜が育つのは何故…?

トニーが大人になる事を頑なに拒む理由は何故…?

という謎を呼ぶ展開で読み進めました。
吸血鬼ものの設定です。ほのぼの話が進みますが、終盤に急流滑りがある展…

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