洸さんのレビュー一覧

報酬を払ってもらおうか? 小説

  榊空也 

テキサス野郎とFBIのバディ…だけどソフトよ。

洸先生による武闘派何でも屋とFBI捜査官のバディもの。
…といえば期待は高まっていたのですが、結論から言うと期待していたよりもソフトでした。

援護なしの極秘任務でエルパソに来たFBIのマックスが、ワイルドな地元の何でも屋・ハンターの助けを借りて麻薬組織絡みの危険な人探しに取り組むお話。
ゲイのハンターがマックスと組む報酬としてカラダを要求し…というのがBL展開のはじまりなんだけど、なんか…

0

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

萌える〜……でも。の残念賞

評価迷う…
冒頭から終盤まで、すごく切なくて、ドキドキして。
心が揺さぶられたランキングから言えば「神」評価に近いくらいなんだけど…

主人公はイケメンリーマンの香月。
モテるゲイだけど、心には鬱々としたものを抱え本格的な恋愛はできないでいる。
同期入社のかっこいい八木が偶然ゲイで……
…という設定です。
色々誤解があって八木と香月がセフレ関係になる、でも本当は香月は八木に惹かれて…

1

常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

お貴族出身イギリス紳士が、刑事?

警察機構・軍事方面はアメリカに追随するしかないイギリスも、貴族出身( ギョエー!!(°▽°) のエスプリ漂う刑事が活躍するこの一冊は、ハワイが舞台。
 作者お得意(?)のアメリカナイズされた臨場感立つ語り口調が、マフィア暗躍が絡む事件の陰湿さや、酷薄な場面の暗いイメージを抑制し、軽く読める仕上がりになっていますが、なんのなんのなんのストーリーがなくても成り立つような、キャラ立ちが良かったんで読後…

1

パーフェクトな相棒 小説

  亜樹良のりかず 

銃撃戦中、愛しい男を庇う男気にシビレル……

アメリカ、刑事、CIA.FBI.特殊部隊関連ものといえば英田センセも大好きだが、洸センセのとは異質な萌えを補い合うように読んでいます。
 外国小説のようなリズムと乾いた、けれど決して軽くはない重厚なインパクトに不思議な吸引力があるこの作品。
 
 今作品は2008年ものです。あらすじを読んだ時は駄作を紹介するような文面なので、不安だったけど、読み始めてみたら極上エピ満載の深〜い秀作でした…

2

サバイバルな同棲 小説

  和鐵屋匠 

風景が想像しやすかったので楽しかった

ドキュメンタリーや紀行ものが好きで、割と見る。
番組のホストがキャッキャするようなのじゃなくて、淡々と景色とか街とか人々とか産業とか文化とかをナレーションと共に流すような番組。N〇KやBS番組でお世話になる事が多い。

そんな訳で、ロッキー山脈を望む国立公園、湖の周りの深い森の景観、パークレンジャーの仕事や風貌、岩の連なる丘、観光地そばの街並み、治安を守る保安官、町はずれの一軒家、夜酒を楽し…

2

翻訳家は愛を知る 小説

  小路龍流 

美しい男に恋をした軽い男

洸先生の作品は2作目。はじめに読んだ作品はテロ捜査員の男臭い硬派ものだったので、本作は随分タッチが違うなぁと驚きました。
2人がバイとゲイの設定なのがまず拍子抜け。
出版社社員・永倉が翻訳編集部に異動になる。初めての仕事は児童書の翻訳依頼。
だが永倉はイマイチやる気なし。
児童書なんて。
だが、依頼に行った翻訳家の庄野にそんな本心を見透かされ、いきなり口喧嘩をして怒らせてしまう。
人タ…

1

常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

イングリッシュマン・イン・ハワイ

洸さんのアメリカシリーズ大好きなんです。アメリカと言っても舞台がハワイで、イギリス人刑事×日系アメリカ人刑事の話ですが。文庫本一冊に様々な萌えが詰め込まれています。箇条書きすると

1.イギリス人パワーすげー
2.受けの元彼がカッコいい
3.普通に刑事ものとして面白い
4.攻めがハイスペ&スパダリだった
5.みずかねさんの挿絵が美麗
6.遠恋になってしまうん?

という感…

1

副業でヒーローやってます! 小説

  麻々原絵里依 

攻めが素敵

とても読み易くて面白い作品でした。

題名からコメディ-タッチなのかと思いきや、そんな事もなく事件や事故を解決する様子にハラハラしながらページをめくる手を止められませんでした。

三崎は不動産会社の営業をしながら、呼び出しを受けると特殊なスーツを着て現場に駆けつけるヒーローのダークジャガーなんです。だから会社では目立たないようにして極力他人と関わらないようにしています。

そんな三崎に…

1

サバイバルな同棲 小説

  和鐵屋匠 

洋画(あるいは米国TVドラマ)感、満載

軽めの洋画、もしくは、人気の米国TVシリーズみたいなお話。
すっごく好きな世界です。
私が読んだ電子書籍はイラストが表紙絵だけ。その所為もあるかもしれませんが、脳内で動いている登場人物たちが見事に『リアル米国人』でした。
なんて言ったら良いんでしょうかねぇ……この本の登場人物たちって、厚い筋肉や体臭を持っていらっしゃるんですよ。
あと、音も聞こえる。夕焼けや夜空のシーンでは『無音』も聞こえ…

3

報酬を払ってもらおうか? 小説

  榊空也 

テキサス舞台

榊先生の挿絵目当てで購入したものの、攻め受けとも萌えるタイプではなく、さらっと読んでしまったので中立です。テキサス舞台、攻め受けとも外国の方、受けがFBIなので、アメリカの空気に触れたい時には良いかも。本編240Pほど+あとがき。

テキサス州エルパソにやってきたFBI捜査官マックス。個人的依頼によりある人物(女)を探しに来たのですが、手掛かりが途絶えてしまいます。やむなくここで知り合った胡散…

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