みずかねりょうさんのレビュー一覧

薄くれないの花、流るるがごとく 小説

吉田珠姫  みずかねりょう 

京言葉

2013年の発刊だから、今からほぼ10年前の作品。

琴音は、母の鈴音にそっくりな男子。
鈴音が一度絵のモデルを引き受けて以来、母の美貌に執着して付き纏う日本画家。
琴音が生まれても、付き纏いは止まず、とうとう一家が車に乗っている時に
画家の車に煽られて、琴音たちが乘る車が崖から転落、
両親は死亡して琴音だけが生き残る。

その琴音を祖父達の家に届けたのが、画家のパトロン。
画家…

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ドンペリとトラディショナル 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

入れ替わり?!

ホストのコウとメンズのブティック営業の涼。
オデコをぶつけたショックから入れ替わってしまうわけですが、、、

コウは慣れない、そして押しだけではいけない営業に。涼はいつもの紳士的な振る舞いを押しの強いナンバーワンホストとしてこなさなくてはならず…
そんな中で、二人はお互いの長所や苦労やプライドを疑似体験しながら想いをはせます。

元々ゲイの涼は、コウに惹かれます。見た目は自分なんだから…

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「気高き騎士は初心な王子を一途に愛す」 コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子 グッズ

レオンハルトwww

結婚式まで5ヵ月と書いてあるので、ユリアンの誕生日で婚約式から1ヵ月経った辺りのお話でした。

ユリアンの幸せそうな様子が伝わって来るのですが、せっかくセルジオが城に泊まる数少ない日なのに、レオンハルトに呼び出されて部屋に来たのが深夜と書いてあり、レオンハルトがまだセルジオとの婚約について納得してないらしいです。部下としては信頼してても可愛い弟の伴侶としては、まだまだ心配なんですね。www

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気高き騎士は初心な王子を一途に愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

大好きなシリーズです

今回は気になっていたレオンハルトの異母弟のユリアンのお話という事で、発売を楽しみにしていました。

ナザリオが初めてエスヴァルドに足を踏み入れた時から優しくて、占いの順番を他者に譲るなどとても良い子だった事を覚えてます。

読み始めてそんなユリアンの抱えていた痛みに心が苦しくなり、彼の母親の王太后に怒りさえ感じました。

でも、確かエスヴァルドの王族は基本自由恋愛でセルジオとの結婚に、…

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気高き騎士は初心な王子を一途に愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

王太子は恋も大変

スピンオフ。レオンハルトの弟ユリアンのお話でした。チャンバラ等攻め大活躍!!!って感じのシーンが少ないように感じたし、受けはピュアピュアうぶ天使でさらっと読み終えたため、萌にしました。本編320頁弱+あとがき。

三歳のときにすっ転んだユリアンに手を差し伸べてくれたのはダルザス家の次男セルジオ。それ以来何かと優しくしてくれるセルジオに恋心を抱くようになったものの、王太子となったため母からは妃を…

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気高き騎士は初心な王子を一途に愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

攻めの覚悟にシビレます!

タイトルでわかるはずなのに、ユリアンの恋は実るのか?セルジオはどう思ってるのか?とずっとハラハラでした。

長いお話でユリアンがいつまでも、母上が母上が…と縛られていて。
大好きなセルジオへも遠くから眺めたり偶然のふりをして少しでも会いたくて図書室へ通ったり、二人の仲が亀の歩みのようで。
いったいどうなるの〜?と思っていたら…。

セルジオへの切ない片想い、成人までのカウントダウン、ま…

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気高き騎士は初心な王子を一途に愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

毒親に邪魔されて

シリーズもののスピンオフとのこと。
BLの小説デビューが遅かったので、スピンオフとは知らずに読みましたが、このお話だけでも十分に理解できました。 


エスヴァルド王国の王太子・ユリアンと軍人セルジオとの両片想いのストーリー。
兄やいとこが同性と結婚、もう1人の兄は別の国の元王女と結婚したとかで、ユリアンには国の跡継ぎを作るよう母親からプレッシャーを与えられる日々。
そんなユリアンは貴…

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午後9時からは恋の時間 小説

夕映月子  みずかねりょう 

「あなたが あなただから好き」

色覚異常に悩む主人公。

学生時代から抜き出ていた才能の持ち主だったのに、
就職後に色覚異常に気付いて、デザイナーとして採用されなかった佐倉。
生活での支障は特に無い。
若干青と赤の識別が付きにくいので、ベージュ等の微妙な色が分からない。

姪の真心(まこ)ちゃんのお迎えを引き受けて知り合った柊に惹かれる。
柊も建築デザイナー。
両親を亡くした陸君を養子にしている。
陸君の母親…

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ヴィラン伯爵はこの結婚をあきらめない 小説

Aion  みずかねりょう 

ワチャワチャ!ノアの苦労に一票

なんかすごい凝ってて主人公も秘密の依頼に悲壮感があって…と思ってたら。
なんだかアレヤコレヤと色々あってワチャワチャでした。

ノア!諦めなくて良かったね!頑張った!

噛み合わない二人のやり取りや、シオンの良い子なのになぜわからない?が延々と続き。
あと今打ち明けるべきじゃない?なタイミングを次々と見送り。
そうこうしてるうちにノアには婚約者がいるなんて!なのに僕のことを…と盛大に…

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「鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?」電子限定書き下ろし番外編『写真家 氏家紹惟は砕けない』 グッズ

本編につけて欲しいぐらいの内容でした

新居に引っ越し後の二人のお話。
紹惟視点でお話が進んでいくのですが
とにかく永利が好きで仕方ない様子が伝わってきます。

新居を購入する際に「共同所有すると手放すときに面倒だ。離婚する夫婦なんか、共同で買った自宅の処分でよくこじれる」と永利に言う紹惟。
だから共同所有したくないのかと思いきや、その逆なんです。
永利が別れたくなっても、共有財産があると面倒になって別れるのをやめようと思う…

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