和泉桂さんのレビュー一覧

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

愛の素晴らしさを思い知らされる

双子編後編。

落ち着く場所に落ち着いたなって思います。

泰貴に本気で恋した瑞沢くんがいい子すぎて妙に応援したくなっていました。
「嫌だ」と告げる泰貴に「だけど僕は君がいいんだよ」と返した彼が好きです。
別の形で幸せになっていてくれると嬉しい。


まるでじゃれ合っているような微笑ましい曾我と弘貴がお気に入りだったのですが、まぁやるとこまでやりましたね。
藤城も恋に生きる男に…

3

灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

エロくてシンデレラでリボンの騎士だぁーっ♡♡

王道シンデレラストーリーかと思いきや、なかなかな『エロ』先行で、うぉぉっ!でございましたぞ!!
(*・﹃・*)ジュルッ)
そして「そんなに毎回ヤッちゃって妊娠したらどーすんだよぉーーーっっ!!」
と、要らぬ心配もしてしまいましたがな!

やはりそこは『オメガバース』、攻めも受けも歯止めがきかない!
そんなん大好きですけど♡✧。(〃>ᴗ<〃)。✧♡

ただ最初のモブ絡み…

1

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

大満足な第二部スタート

順番通りいくはずが前作狂おしき~を飛ばしていたことに読み終えてから気付きました(涙)
後で戻ります(涙)


第二部主人公は鞠子ちゃんの子どもであり和貴の養子になった双子だーーー!!
この一家は変わらず危険な恋愛してますね!

今回も一気に楽しめました。
和貴がきちんとパパやっていたことに衝撃でしたが、書き下ろしではそこに行き着く決意が見られます。

4歳児だろうが1歳児相手だ…

2

短夜 小説

和泉桂 

一生懸命なお留守番

剃毛プレイだーーーい。
描写も濃くはないので、絶対無理でなければ大丈夫じゃないでしょうか。

深沢と和貴ならではな愛し方を今回もどっぷり堪能できます。
二人に関して常にいいぞその調子だ、ガンガンいこうぜ!派だったので、和貴が可哀想…と訴える層の存在に衝撃を受けました(笑)

傍から見れば酷い鬼畜行為でも、二人にとっての愛の形ってところが本当に大好きです。
こんなにも厄介なベストカップ…

0

終わりなき夜の果て 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

素晴らしさしかない

第一部完結編という言葉にふさわしいたっぷりの内容です。

家族が集まるところはほんとーーーーに感動しましたし次男推しなのですがもう全員愛おしくて…頭も胸もどうにかなりそうでした。
一人一人丁寧に描かれていたお話が一つにまとまり全員集合の流れはどう考えても胸熱じゃないですか。
恋人含めた清澗寺一家…が本当の家族であるとこんなに強く思わせてくれるとは……和泉さんの力あってこそですよね。

1

終わりなき夜の果て 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

どこまでも深い愛…

何年経とうが変わらぬとこしえの愛を今回も見せてくれます。
だけどそれは決して綺麗なものではなくて……

人間らしい負の感情もまざり合いつつどこまでも深く…
それこそまるで深淵で愛し合っているような…とてつもない重みを感じます。


『終わりなき夜の果て 上』はドラマCDで散々堪能しているのですが、原作を読み改めてこの世界にとりこまれました。
リアルで追っていた方にとっては3年ぶりだ…

1

紅楼の夜に罪を咬む 小説

和泉桂  円陣闇丸 

胸にズキズキきます

■表題作『紅楼の夜に罪を咬む』

個人的にピンとこない攻め受けの熱情。
知ることはできても理解は難しい。
二人きりにしか分からない惹かれ合い。

でもそれが面白くないわけではなく、今回も見事なお話を書いてくれていたと思います。
舞台が上海とのことで、中国の読み方が馴染みなさすぎて覚えていられませんでした(反省)

主人公浅野にはなかなかに驚きましたが、天佑には最初から本名を名乗っ…

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罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

こういうことだったのか!!

発売順に読んできてとうとう一番ミステリアスだったパパさん編!!

セックスしないと生きていけないと思う常軌を逸した冬貴(受け)の淫乱ぶりに苦手意識があったのですが、彼がそうであることを存分に知ることができ妙に納得しております。
意外だったとかイメージ違ったとかやっぱり苦手キャラだ…とかそういう気持ちは一切湧かず、そうか、そうだったのか…とただただしみじみしています。


冬貴の生い立ち…

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せつなさは夜の媚薬 小説

和泉桂  円陣闇丸 

定番好きならきっと満足

長男、次男ときていよいよ三男編!!
CDでチラリと声を耳にしたせいで諏訪部さんと福潤の声で再生されました。


お話は和泉さんのおっしゃる通り超王道!!
出会いから偶然の再会やらすれ違いやら甘い時間やら…とド定番好きさんでしたらたまらないと思います。

語彙力たっぷりな表現は退屈させられず深みも感じます。
ピュア全開で健気。素直に恥じらう道貴はとても可愛らしいのですが、そんな彼に惹…

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子爵と冷たい華 小説

和泉桂  円陣闇丸 

『清澗寺家サーガ』の全体を貫く物語

表題作も清澗寺家シリーズのスピンオフです。
でも、この本は何と言っても同時収録作品の『華の柩』がメインのお話でしたよ。少なくとも私にとっては。
……なるほど。
読み終えて、更に『清澗寺家シリーズ』の深みが広がりました。
以下は『華の柩』の感想です。

『肉を喰って滅びの道を進む』『人の情を持たない』というさだめの清澗寺の血。
実は私、どうもこれが良く分からないまま読み進めてきたんです…

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