六芦かえでさんのレビュー一覧

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

(引)……いきなり襲ってはいけません。

作家買い。残念ながら一人称の文章が合わなかった。お堅い文体を無理して崩したみたいで違和感。
比喩表現はとても綺麗、だがそれが一人称なので、妙に文学的だったり乙女だったり日常的でなかったりする表現が全て視点主の語った言葉になってしまい、果てしなく夢見がちでポエミーな人間のよう。常に脳内で小説書いてる人みたい。

受けの三浦の片思いが軸のお話。最初の告白で、いきなり堂島を襲い始めてドン引きした。…

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恋はシェリーグラスの中で 小説

玄上八絹  六芦かえで 

キャラがなー。

メインキャラが3人います。京介(攻め)と隼人(受け)と隼人の双子の弟、大和。

まず、京介。
スパダリなのに、少し残念な部分もある、惜しいイケメンなんです。
とても好きな設定のはずなのですが、少々モヤッとしました。

なにせ、始まりが「大和追っかけ」なんですよねー。
大和に会いたくて、せっせと隼人が働くゲイバーに通うんです。
客同士として知り合った大和の情報を聞き出そうと、兄とは知…

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執事は永遠の愛を捧げる 小説

水上ルイ  六芦かえで 

イケナイご主人様だ

イギリス名門の貴族のお話です。実質2週間。

貴族の長男の父と日本人の母の間に生まれ、両親亡き後祖父母に育てられてきたアキラ。
突然父方の祖父だという人から手紙が届きイギリスへ行くことに…。

後継者候補として二週間後のパーティーで審査を受けることになり…。

アキラっていつ後継者になるのを決めたんだっけ?
パーティーの前夜に二人はどこまでしたの?

最後のエッチで頭がいっぱい…

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純潔で甘いフェロモン 小説

神香うらら  六芦かえで 

お仕置きです。

神香うららさんの作品を遡ってるのですが、こちらは2008年1月発行のものです。

いわゆる深層の令息と世話係の二人。
なんだかな。
静名は襲われてばかりだし、歳森は言いがかりをつけては静名が悪いと決めつけ、お仕置きですってレイプするし…。

歳森への恋心ゆえの反応をふしだらだと決めつけ、誰かに襲われてるのを誘ったんでしょうと決めつけ…。

会長の孫で住み込み世話係してる相手だよ?酷…

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好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

片想いがテーマ

2004年の文庫化に加筆した新装版と言っても、これは2010年2月発、
何方にしても古い作品。
高遠琉加さんは、20年以上前から執筆活動していた作家なんだなー、と。

「好きで好きで好きで」
「ラブソングみたいに」
「君がしあわせになる前に」・・書き下ろし 彼らと彼女のその後
あとがき

繊細で泣き虫、思い込みが深いタイプの受が、著者の作品には多く登場。
ずっと一人を想いづづけ…

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好きで仕方ない

本編終了後の凛視点のお話。

士郎と一緒に暮らし始めて一年と少し。
士郎はたまに困り顔をするらしく、それが凛にとっては悲しくもあります。
士郎の誕生日に凛がサプライズをするのですが
その時も士郎が困った顔をし、また士郎を困らせてしまったと思う凛。
でも実はー…。


士郎も凛も、お互いの事が好きで仕方ないことがわかりました。
士郎が自分の感情を表に出すのが苦手だから
なんとな…

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約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

記憶喪失モノ

前作は未読ですが、あまりリンクしていないということだったので、、、、

学園、学生ものはあまり好んで読まないんですが、おすすめされたということもあったので読み始めたのですが、若い二人の葛藤というか切なさ。そして結ばれたはずなのに、想い人は来らず…
再会した時には、記憶がなかったとわかり、過去の関係もすっかり抜け落ちているし、婚約者までいるという。
切なさが目一杯で、最終的にはもう一度好きに…

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真白に綴る愛しさは 小説

伊勢原ささら  六芦かえで 

一緒に幸せに

絵柄に惹かれて購入しました。

士郎は寡黙な人間なのですが、ある日元妻が士郎のもとにやってきて
自分の弟(凛)をしばらく預かって欲しいと言います。
断ろうとする士郎ですが色々あって引き取ることになります。
凛は過去のトラウマから言葉を話すことが出来ず
士郎と凛の生活はぎこちなく始まるのですがー…。


私の大好きな不憫攻めが幸せになるお話でした。
攻めの士郎もある意味では凛に救…

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おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

王道だけど…

初めての作家様です。
溺愛モノが読みたくてこちらに行きついたのですが
溺愛×不憫受けでとても良かったです…!

不憫な椛が千景に引き取られて幸せになる
王道ストーリーではあるのですが、それがとても良くて…!(*´▽`*)

気持ちがすれ違ってるときはすごく切ないのですが
その誤解がほどけた後にとてつもなく甘い展開があって
あぁ…この瞬間を待ってた…!と思いました。
千景が椛のこ…

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真白に綴る愛しさは 小説

伊勢原ささら  六芦かえで 

喋れない少年と無口な30代

伊勢原さんの作品では「きみがくれたぬくもり」も、トラウマにより話せなくなった少年のの傷をじっくりじっくり癒していくお話でした。
こちらは母の恋人から暴力を振るわれ表情と声を無くした少年と、エリート街道から離れ大自然に孤独に暮らす無口30代が、お互い得難いものと成長を獲得するお話。

コンプレックスと幼少期の貧乏生活から、自分に向かない一流商社の営業でがむしゃらに働き、男に惹かれると知りつつも…

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