李丘那岐さんのレビュー一覧

飼い犬に咬まれました 小説

李丘那岐  桜城やや 

飼い犬に(物理的に)咬まれた話?

過去の出来事からトラウマを持つ貸金業兼便利屋の宗太と、元ヤクザの志賀のお話。どちらともが内面に問題を抱えていて、相互救済的な面があると思う。志賀の過去を知ると無条件に応援したくなり、不器用さが可愛く見えた。

志賀は表情がほぼなく、感情も動いていないようなキャラ。そうなっても当然の生い立ちが辛い。宗太の言葉に人生変えるくらい影響されてて、それが些細な冗談っぽい発言なので、今まで本当に人対人とし…

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ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

意地っ張りな頑張り屋、漬物石のように重い受け様が愛おしい

面白かった〜!ホテルが舞台の、ケンカップル?のラブストーリー。

ふわふわ軽くてちょっかい出してくる攻め・和喜田もいいキャラだったんですが、個人的には断然受けの堅物コンシェルジュ・倉原が良かった〜〜!

頑張り屋で自分にちょっとコンプレックスがある受け、応援したくなる。好きにならずにはいられない〜〜

犬猿の仲(だと倉原は思ってる)の2人の心の距離が少しずつ近づいて、恋愛感情に変わり、…

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ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

じっくり丁寧に

はじめましての作家さんです。

主役の二人の関係性の変化と主人公倉原の気持ちの描写の変化が、すごく丁寧にじっくりかかれてますね。

頑張っちゃうコンシェルジュ倉原。かたや何でもこなしちゃう俳優並みのイケメン同い年の和喜多。

俺に抱かれてみろよってパワーワード!
せめて俺を好きになってみろよ、とか、俺と恋愛してみろよも有りだったな。

和喜多を好きになるほど卑屈で不安になる倉原。…

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ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

全力のコンシェルジュがいい(≧▽≦)

こんな全力で尽くしてくれようとしてくれるコンシェルジュのいるホテルへ行ってみたい(≧▽≦)

受け様は、真面目で石頭のコンシェルジュ、倉原。
お客様の為の努力を惜しまず、お客様の笑顔を見るのが嬉しい、なんて言っちゃう、クールな見た目に反して熱い男。
攻め様は同僚で営業の和喜田。
こちらは軽いイケメンで、チャラくてふらふらしてそうで、最初はあんまり私の好みではなくって( ˊᵕˋ ;)

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恋を教えて 小説

李丘那岐  せら 

恋愛菌って(*´艸`)

受け様の教師としての姿勢が好きでした。

受け様は真面目で不器用に誠実な高校教師の花宮。
攻め様は同僚で細菌バカの新任教師、鐘崎。

研究者としては凄くても、もさもさの髪に無精髭、人を寄せ付けない対応ぶり、教師としても熱意のない鐘崎に、指導員として、ウザがられても話しかける花宮。
同僚としても、生徒に対する熱意も素晴らしい。
たとえ、ゲイである自分自身の自信のなさからだとしても、こう…

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空を抱きしめる 小説

李丘那岐  ヨネダコウ 

忠犬番犬ッスね(´∀`)

まったくもって、素晴らしい番犬年下攻め様でしたね(*^^*)

受け様はゼネコンに勤める郁己。
実家の工務店では、非行少年の更生先として受け入れてきた。
攻め様は、そんな受け入れた元非行少年の大信。
今では立派な鳶として現場を任される日々。

そんなガテン系の大信が、郁己さん郁己さん、と笑顔で駆け寄ってきて、見えない尻尾を振り続け。
一方で郁己を傷付ける相手には牙を剥く。
まさに…

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獅子王子と運命の百合 小説

李丘那岐  北沢きょう 

優しい俺様獅子

ずっと気になっていて今頃になってやっと読書出来た作品。

表紙絵のイメージでは受の喜祥が攻のラシードに攫われたりオークションで買われたりして手籠め(?)にされちゃう感じかと思っていたけど全然違っていて(オークションは半分正解?)、良い裏切りに思い切り万歳しました。

李丘先生特有のセリフと地の文の言い回しとユーモアさが上手く融合していて凄くバランスの良い一冊。

ラシードが思っている程…

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初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

攻めの自己犠牲精神が辛い(萌)

再会もの。初恋の人が殺人事件の容疑者で……?という面白い設定。主人公がこの事件の捜査管理官てとこも良い。
警察・殺人と硬派になりそうなテーマだが、雰囲気は軽く明るめ。黙って誰かを守り続ける攻めが切なくて辛くてとても好きだった。学生時代の仲良し四人組の友情も良い。

高木はエリートぶろうと努力しているが、基本はどもりながらキャンキャンしている。何度も自分を制し、捜査に私情を挟まないよう必死にな…

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空を抱きしめる 小説

李丘那岐  ヨネダコウ 

頼もしの年下ガテン

年下大型番犬型ワンコ攻め x トラウマ持ち受け

鳶職/土木業の家に生まれて、高所恐怖症で鳶になれなかった郁己。
元不良少年で今は良い鳶職人になった大信。

体格も良く軽々と足場を組む大信に憧れを抱きつつ、弟のように接する郁己だが…
…という冒頭。
初めっから大信は郁己に身内以上の恋愛感情を隠しません。

しかし、十年以上前、当時実家の阿万崎工業で預かっていた元不良少年の一人に…

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いとしの悪党 小説

李丘那岐  ヨネダコウ 

タイトルまま

「空を抱きしめる」のスピンオフ。なのに、こちらから読んでしまいました。
前作を読んでないせいか、前作主役の郁巳が子憎たらしい子憎たらしくて…
郁巳の態度にちょっとイラつきました。

肝心の本編は…
友情と仕事から信頼関係を築くお話好きなので大満足。
底抜けに前向きな行人とひねくれ現実主義者の田上の掛け合い。
行人が恋と気付いてからの勢い!!
楽しくて清々しくて時にせつなくて、とって…

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