夜光花さんのレビュー一覧

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

良い意味でうんうん唸りながら読みました

執着攻めに定評のある夜光先生ですが、タイトルからしていつもの感じなのかな?と思ったらなるほどそう来ましたか。
喬一の心理描写で何かあるんだろうなと匂わせつつ、危うい均衡を保ちながら話が進んでいく感じが好きでした。

これ、喬一の考え方が間違ってるなんて誰にも言えないんですよね。
最後の二人の選択が、これしか道は無いだろうなというもので納得。義隆は最後の最後に男を見せたな、という感じでした。…

3

深紅の背徳 小説

夜光花  高階佑 

愛がなかった・・・

夜光さんの作品は大好きでほとんど読んでますが、これはいただけなかった・・・
感情がついてこず、本当にヤってるだけ。
主人公CPの受が、当て馬と関係を持ったとかそういうのも普通は地雷だと感じるのですが、それすらも感じないくらい、主人公CPに愛が見えなかった。

夜光さん作品の魅力である執着もエロも今回は冴えがなくって、中途半端だったと思います。

4

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

グルグルが気になって

今回の夜光さんの話にはイライラさせられてしまいました。
執着攻めに執着受け。
お互いに素直な気持ちを告げずに、表面だけを見て判断して、それでも互いに離れたくない為にあれやこれやして。
それは、それでとても面白いものだったと思うのです。
素直になれない受けにも攻めにも、焦れったい感も、快感でさえあるのですが、どうにも・・・

それは、過去のある時点・出来事に関して互いがこだわって(特に受…

2

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

がんばれ義隆!!(涙)!

帯の文句に騙され、表紙裏のあらすじに騙され、本文でいろいろ騙され、いやー気持ち良かったです。なぜか勝手に攻め視点だと思ってたし。これ絶対帯だけ見たら「ああ、また・・・」と思うんですが、夜光花さんなのでとりあえず購入はしたら、まいりました。大当たりでした。
でも評価が分かれそうな内容です。
純粋にハッピーエンドを求めてる人には合わないかも。
でもこのテーマはカップル(男女問わず)の永遠のテーマ…

4

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

前作からがオススメ~

帯『君への愛が世界を変える-』

単作でも読めるけどそれだと謎解きカタルシス率が変わってきちゃうんで前作「水曜日の悪夢」を読んでからの方がより楽しめると思うですよ、うん。

前作はSFファンタジー風味でしたが、今回はもうきっぱりSFって言ってもいいんじゃないでしょーか。
舞台は前作から少し後、有名バイオリニスト紀ノ川は半年だけ音大で学生を数人だけ指導するとなってその選考テストに新城によく…

2

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

アクション耽美?

ネタバレしないと感想が書けなそうです。

あとがきにおいて作者いわく、「吸血鬼」ものだとのことです。
確かに耽美な部分も多いですが、どちらかといえば「ゾンビ」もので「アクション」要素のほうが多い、吸血鬼ものの王道からは少し外れた作品です。
「不死者」とそれを葬る力のある「薔薇騎士」のお話なので、ヴァンパイアとヴァンピールのお話と言っていいのかもしれませんが、この巻では狩られるものの姿はまだ…

3

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

アニメにして見たい!

今作は、連作モノのまだ1冊目なので、色々と背景が見えてきた「序」といった役割の部分ですね。
いつも、小説を読む時頭の中で映像になってそれが動くのですが、今回はそれが際立って明確に奈良絵のアニメになって頭の中で登場人物達が動いてくれているので、二段組文章だけどすごく読みやすい!
アクションも多いし、登場人物はカッコイイし、色々謎があるので、ゲームのような感覚もあり、すごく楽しいです♪

圭の…

1

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

読み応え充分です!

今年一番の読み応えを感じた作品。何より終わり方も秀逸です。期待値がmaxのところで終わるのですが、とっ散らかった印象が無いので謎の部分も続編の期待値に繋がりました。良い意味でヤラレタと思いました。いわばゾンビ退治の物語というオカルトも薔薇騎士と守護者の関係という胸キュンな関係や啓の周囲の魅力的なキャラクターが物語に厚みを増してくれてます。大切な人が不死者になった為、自ら葬る事で乗り越えなければなら…

6

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

非力なターミネーター

前作『水曜日の悪夢』のスピンオフだそうですが、読んでなくても大丈夫。
しかしこれを読むと”えっ!?”な展開に絶対その水曜日が読みたくなるのです(自分まだ未読です)
夜光さんは、こういったファンタジー設定ものも上手いなーと、その引き出しの多さに、つくづく感心いたしましたよ。
これはネタバレすると面白くないので、色々書けないのがもどかしいデス!

世界的に有名なバイオリニスト紀ノ川の個人レッ…

4

花の慟哭 小説

夜光花  高橋悠 

順番がわからず、ランダムに呼んだら内容がつかみきれない!

記憶喪失の巴。
記憶の中の暖かい手は誰のものかわからず、時間だけが自分の傷を更に広げていく。
死なない自分によってくるあやしい人。
誰が味方かわからないまま不安になる。
不安でいっぱいになったとき、須王や組織の仲間に出会い、暖かい手は誰なのかがわかって、ホッとするが、記憶喪失の間に受けた虐待に震え怯える。
暖かい手の須王により、震え怯えることもなくなる。仲間により、幾分和らぐ生き方が出来…

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