夜光花さんのレビュー一覧

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

挑戦する夜光さんが素敵。

今までの夜光センセイの作品は、執着攻めが多かったんですが、今回は予想に外れて執着受け。
すごく難しい題材なのに、それをサラっと読ませてしまうのが、さすが夜光センセイだなと思います。

「束縛の呪文」だけでは、喬一が恐れていたとおり、結局は義隆に捨てられるんじゃないかな・・とちょっと不安だったのですが、「解放の呪文」を読んで、2人はうまくやっていけると思ったので、ホっとしました・・(私はハッピ…

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束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

どちらがよりひどいかと言えば

あとがきで、執着攻めのようで、実は執着受けとあったんですが、たしかに、よりどちらかがひどいか、というと、攻めよりも受けでしょうね。

一度、捨てられてしまってから、攻めを取り戻すために起こした行動だったら、もう少し同情できたとおもうんですが、捨てられるかも、という不安だけで、ここまでやって、あれこれグルグルしてるのは自業自得すぎて、攻めもご愁傷様という感じでした。

後半、出てきた当て馬?…

2

二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊 2 小説

夜光花  小山田あみ 

甘い

私、痴話喧嘩な甘い続編てあんまり好きじゃないもんで、いまいち萌えませんでした。
もっと本格的に喧嘩してからの仲直りじゃないと、なかなか萌えないんだよね。
前作の「天然のアホの子で前向きな受けと、受けを本気でウザがりつつもほだされていく攻め」という関係性が大好きだったもんで、受けのマイナス思考が多くなってたことと攻めの「デレ」が多くなっちゃってたことも残念。
ただこういう甘々になった部分って、たいて…

3

蒼穹の剣士と漆黒の騎士 小説

夜光花  山岸ほくと 

人間と鳥人との恋

面白かったです。
ファンタジーはあまり好きじゃないのですが、設定の面白さに引きずられるように読みました。
あと受けの性格のオトコマエっぷりも良かったです。

受けの種族(鳥人)は卵で子供を生むという設定にぶっとびました。しかも年二回の発情期以外には発情せず、寿命は30年という短いもの。
大空を飛び、真冬でも水浴びする。
そういうまったく違う種が人間と結ばれるわけだけど、そのわりに葛藤は少なかった気…

5

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

これもこれでお付き合い。

読み終えて。最終的にこういう形の付き合いにしか出来ない、で話が終わるなんてのはどうなんだろうと思う方もいらっしゃるだろうなと思います( ′`)

喬一は、義隆とは煽っては遠ざけて、付かず離れずの距離でしか恋愛は出来ないと言う。
それは思っても致し方ない部分もあるし、ただの強迫観念的なものにも見えるのですが
それが間違っているとかおかしいと思うのは読み手次第で、そこが意見の分かれるところでし…

2

凍る月~灰色の衝動~ 小説

夜光花  高橋悠 

登場人物増えたー

シリーズ三作目。
相変わらず受けの性格は物凄く苦手なんですが、攻めはカワイイし(カワイイといってもキュートではなく、肉食獣なのにアホでヘタレというかわゆさです)、いっぱい登場した新しい脇キャラも魅力的だし、ストーリー展開も起伏に富んでて楽しかったです。
しかしホント、この受けの性格どうにかならないかな~(涙)。危機感ゼロで、知り合う男をみんな受け入れて案の定危険な目にあう。学習能力がなさすぎる。

3

凍る月~紅の契り~ 小説

夜光花  高橋悠 

ダメだ、この受け苦手だ

「みんな仲良くして><」みたいな、主人公の受けのお花畑な性格が鼻について仕方なかったです。
殺しちゃらめー!みたいなこと言ってるけどさ、たとえば黒澤が目の前で平然と人殺しをする強烈なシーンを見たはずなのに(前巻の終わりの方で)、助けられただけで「本当は悪い人じゃない!」って、よくワカランかったです。受けの道徳観はどうなってるんだ。
もともと綺麗事を訴えて結局ピンチになってヒーローに助けられるアホキ…

3

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

SFBL

・水曜日のスピンオフ作品
・水曜日よりも世界観がよりわかりやすい。
・攻めが変人。(紛う事なき)
・後半までラブモードはほとんどなし。
・攻めが変人だからこそ、活きてくる話かな。
・最後の未来人が介入してくるあたりで、受けの気持ちに引きずられる。
・このお話なりのハッピーエンド。

総評
スピンオフ作品ですが、前作知らなくても十分楽しめる内容かと。
タイムリープがいろんなところ…

1

水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

SFBL

・どこまでも子供な攻め(高校生だし)
・どこまでも大人な受け(先生だし)
・時間枠いったりきたり。
・ホントは死んでる筈なのに?
・気になるいろんな人生。
・やりなおしたい、あの時間から
というのをなんだか見事に書きこなしておられました。
・執着攻めと、気長受け。
題材はおもしろかったですが、時間枠のトラップにおちこむと
あれ?って気持ちにさせられます。

総評
難しい題材…

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凍る月~漆黒の情人~ 小説

夜光花  高橋悠 

餌が完全に優位です

基本的にファンタジーものは苦手な私なんですが、面白かったです。
しっかりした設定とストーリー性のあるお話で、さすがだなと思いました。

獣人と餌のカップルなんだけど、設定が明らかになればなるほど「なんという、餌に都合のいいシステムなんだ!」と思いました。
「捕食者と餌」という言葉に騙されちゃうけど、契約は餌の意思ありきだし、捕食者は餌を殺せないし、どちらかにならなきゃいけない状況なら私は餌になるほ…

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