夜光花さんのレビュー一覧

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

もう少しバリエーションが欲しかった

ネタバレなしで書きます。

夜光さんは大好きです。
ただ、ツンツン受けは好きでないため、夜光さんの作品の中ではあまり好みではありませんでした。
攻めは変態ワンコで好きでしたが、受けキャラが苦手かな。

受けの敦彦は出版社に勤める、ノンケ編集者。
過去のトラウマで、人形が大嫌い。

攻めは人形作家で、人嫌いの夏目。
杏珠(人形)をこよなく愛す31歳。

杏珠とそっくりな敦彦が…

2

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

最強のパーさん

ネタバレなしで書きます。

夜光さんの作品ですしタイトルからいって「重そうー、暗そー」と思いがちですが、まったく真逆でした。
夜光さんてこんな感じの物も書かれるのかと、驚きました。

受けの歩は父親ゆずりの霊能力があり、それが原因で中学が最終学歴の24歳。
そのせいでスッカリ箱入りの世間知らずになってしまったため、父親から一人暮らしを命じらた。

攻めの西条(つい歩風に『くん』とつ…

6

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

身も心も男前

ネタバレなしで書きます。
スピンオフの『サクラ咲ク』が読みたくて、こちらを購入しました。

受けの清涼は他人の記憶を見、それを消す能力を有し、自分自身の復讐のためにこの能力を商売にして、ある人物を探し続けています。
口が悪く奔放です。「キモイ」とか言っちゃう受けって笑えます。

攻めは刑事の秦野。
秦野自身も過去にトラウマがあり、それを抱えながら生きています。
生真面目で、当たり前…

7

咎人のくちづけ 小説

夜光花  山岸ほくと 

次第に人間らしい感情を手に入れる受け

作者初めての本格ファンタジーの3作目、1作目は今回の舞台となる国の騎士と鳥人との
ファンタジーで、2作目が今回の作品のスピンオフにあたる作品で
悪魔のような魔術師レニーとサントリムの第三王子ヒューイが主役、そしてその二人が
今回の作品にも出ているのですが、それはこの話がサントリム国での出会いから
始まるし、前作のその後的な流れでもあるためです。

出来ればこの1冊だけでなく、前作の「あ…

7

薔薇の奪還 小説

夜光花  奈良千春 

薔薇騎士団内の戸惑い

3巻の終わり方から、続きにあたる最初の部分だけは悲壮感が漂っていたものの、それ以上引きずる事はなくてほっとした。

4巻では薔薇騎士団内の内部関係が中心。
啓もレヴィンも戻ってきて、元々信じあっていた仲間内の団結が更に強くなり、ラウルの救出から復帰、あと啓自身に薔薇騎士団に戻る気はなくとも、周りが復帰を切望しているくだりに、敢えて年月を経過する必要はあったのだなと納得。
再び仲間が揃った状…

1

サクラ咲ク 小説

夜光花 

幸せになって欲しいな

夜行さんの作品なので、痛いところがあるのは了承済みでした。
こちらでレビューを読み、櫻木先輩はわたしの好きなタイプの攻めだと確信し、こちらを読むために前作の「忘れないでいてくれ」も読みました。

受けの怜士は高1の春に3ヶ月行方不明に。
本人もその間の記憶がない。
それだけでもヘビーなのに、接触恐怖症。もちろん写真や体を重ねることもNG。逆上し殴ってしまうことも。
そして中学時代告白ま…

12

薔薇の陰謀 小説

夜光花  奈良千春 

舞台は日本からマルタへ

二人とも好きだからもうどちらとも何もしない、と啓が心に決めたのも空しいことに、冒頭からあっけなく周りに恋愛騒動がばれちゃってます…
特に文也に関しては、育ての親馬鹿っぷりを垣間見れたのはいいけれど、18年も頑張って女の子との交際を厳しく律してきた苦労を呆気なく吹っ飛ばされてさぞかしトホホなことだろうと…

三角関係のほうは、今まで18年見守ってきたレヴィンが優勢っぽかったところにラウルがいい…

2

薔薇の血族 小説

夜光花  奈良千春 

不思議な三角関係

1巻で顔見せしていた薔薇騎士団のメンバーそれぞれの個性が際立ってきて、他にもキャラクターが一気に登場した巻。
既に話に引き込まれている状態だから、登場人物が増えても気にならない、むしろ続きに飢えている位。

あと、総受けとか、周りに狙われるってシチュエーションが好きなので<不死者>に狙われる状況や、薔薇騎士と守護者は無条件で惹かれ合うということに納得出来ないまま三角関係に突入なん…

2

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

単なる「吸血鬼もの」で縛るのはもったいない

主人公の秘密、特殊能力、秘密結社、って設定が大好きなうえに、しょっぱなから事件に巻き込まれ、謎の男に守られ、試練にぶち当たり、生い立ちの謎が出てきたりと、もう自分の大好物要素がてんこ盛りで嬉し過ぎる!!
それが2段組で文章ぎっしりだなんて、読み応えがありそうでこれから全6巻読むのにワクワクする。
実際1冊読んだだけでも話の密度が濃いと感じた。
それでまた、再度何ヶ所かの要所をじっくり読み直し…

3

銀月夜 小説

夜光花  高橋悠 

BLってよりドラマのようなお話

時系列がしっかりとしたスピンオフでこのあとに「凍る月七色の攻防4巻」へ続きます。ちょいかぶりしていますがこちらは銀と佐倉目線。

凍る月七色の攻防4巻を先に読んでいたのですが佐倉が銀を好いてることは気づいておりましたがまさかHしてるとはしらなんだ(笑)
獣人としては銀(銀色)は須王(金色)と近いそれか同等の力を持ち合わせているのに
獣に変身したくないって理由から佐倉にレイプされてもその意思…

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