木原音瀬さんのレビュー一覧

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

頭の中を苛められる感覚

木原音瀬先生の作品はいくつか読んでいますが、ちょっとでもM気質がないと楽しめない書き方をされるな、と感じます。
読んでいてやっぱり衝撃を受けたので、備忘的に、めちゃくちゃではありますが感想を書きたいと想います。

物語の前半部分、主に『箱の中』での展開は非常に生々しい。
知られざる世界についての描写が、丁寧かつ立体的で本当に面白いです。参考文献の欄にあった本全て気になってしまいます。
絶…

6

NOVELS PLUS MINI 11 小説

木原音瀬 

甘さ、シリアス、切なさが詰まった一冊です

「MUNDANE HURT」episode 9
いよいよカフェへ引っ越す長野と西崎。引っ越し前夜、思い出に浸りながら愛し合い、翌朝寝坊した二人は、手伝いに来た北尾と坂本に恥ずかしい姿をさらしてしまいます。
友人二人の視点で語られる、長野と西崎のこれまでの歩みが、しみじみと心に沁みます。
西崎が、長野の傍にいてよかった、と静かに涙する場面に、ジンときました。西崎のうれし涙を唇で吸ってやる長野も…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

暁の過去編に引き込まれました。既刊5冊通してのレビュー

前から気になっていたこのシリーズ。まとめ買いして一気読みしました。

blとはいえ、1巻はアルと暁の間に恋愛的なものはないに等しく、題名の通り、人懐っこくて純粋なところが可愛いアルと彼を取り巻く愉快な仲間たちのお話という感じです。(ホラー要素はないですが、木原先生のお話なので愉快とはいっても全巻に多少の痛いシーンはあります。)2巻の終盤から3巻にかけて、アルは段々と暁に対して明確な恋愛感情を抱…

2

パラスティック・ソウル endless destiny 購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

アーノルドの幸せな時間

アーノルドとジェフリーが結婚した後のお話。
大学に二人して出勤し、ジェフリーは教授室、アーノルドは講師室に向かうという生活です。

朝一番のほけらっとしたジェフリーといちゃいちゃするアニー。
出勤して、ジェフリーの秘書に結婚したことを報告するアニー。
完璧な人生を、間違いのない人生をおくろうと努力するけど、君はフェードアウトしちゃうじゃない。
いくら終わりのあるものが好きな私でも、25…

0

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

ハイルビア種の想い

ボーイズラブというジャンルでの中立評価と、お話としての神評価がミックスされて萌。4巻楽しみにしていましたが、気分的にはひょあーと落とされて終わりました(泣)雑誌掲載のお話260P弱+雑誌でのサービスペーパー7Pほど+書下ろし25Pほど。ハイルビア種の救いはどこへ・・・

endless destiny:
ハイルビア種の美しい教授(♀、27歳)に恋に堕ちたジェフリー(19歳)。ハイルビアなので…

0

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

マーメイドよ、人間に恋するなよ(涙)

『パラスティック・ソウル⑷』
木原音瀬先生 読了

…。堪えました。かなり堪えました。ここまで来るとは…流石にこんな話、木原さんしか書けない(書かせてもらえない)でしょうか。編集部様、ありがとうございました!(涙)もう目が文字追っていく度涙がどんどん溢れてくる有り様で…最近木原さんって昔みたいに(『WELL』とか『Rose Garden』とか?)極めて痛いの書かなくなってるな…って思って…

4

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

読み応えも読後感も◎ リバ苦手な方にもおすすめ 上下通してのレビュー

汚いところや痛みも含めて人間というものがリアルに描かれているからこその、木原先生の作品らしい読み応えと充実感を味わえつつ、最後は幸せな結末で、緊迫シーンや痛いシーンの辛さや疲労感を引きずらずに比較的爽やかな気持ちで読み終えられました。苦さと甘さのバランスがちょうど良かったです。

そして、個人的に新鮮だったのがリバ要素です。私はリバ要素を含むものはあまり得意な方ではなくて、なんとなく自分の中で…

1

パラスティック・ソウル endless destiny 購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

幸せの記憶

アーノルドとジェフリーが結婚して4年目。
大学院を卒業し、晴れてジェフリーの助手となったアーノルド。初出勤の朝の出来事です。

ワクワクしているアーノルドとは対照的に、寝不足なのか、ジェフリーはぼんやりしています。歯磨きを終えても顎に歯磨き粉がついたまま。アーノルドはタオルで拭ってやります。「ありがとう」とほほ笑んだジェフリーがあまりに可愛くて、アーノルドは熱烈なキスをします。
色っぽいこ…

1

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

終わりのない愛の切なさに胸を打たれます

人間に寄生を繰り返し永遠に生きる精神体の一族O(オー)。Oのハルが、愛の歓びと苦しみを知り、それでも一人の人間を愛し続ける、切ない物語です。

ハルの精神体は、25年ごとに、ハルからアーノルドへ、そしてヴィンセントへと移動していきます。ジェフリーに愛され結婚したハルは、アーノルドになってもジェフリーを愛し、長い片思いの末に再び伴侶となります。しかし、ヴィンセントのときはもうジェフリーから恋人と…

6

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

「愛」を知った彼らが選ぶ未来は

『パラスティック・ソウル』の4巻目にして完結編。『endless destiny』は、旧版には収録されていなかったストーリーです。旧版に収録されていないという事で、前3冊とは無関係の登場人物たちのお話であることと、序盤に「ハイビルア種」の秘密(というか誕生する理由)が書かれているので、前作未読でも理解できる内容になっています。

なってはいますが、前3冊を読んだうえでこちらを呼んだ方が絶対に面…

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