木原音瀬さんのレビュー一覧

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

デブは無理?そんなこと言わずに読んでみて

タイトルの通りです笑。デブは嫌と思っている方、性格悪い受は嫌と思っている方、ご安心ください。大丈夫ですから。可愛く従順で健気な受が好きな方、かなーり萌えます!


読んでみたかった木原先生。痛いの苦手だしどうしようと思っていたら、この作品が痛くないと、答姐のコメントを見て、読んでみました。最初、デブとあるので恐る恐る読みましたが、大変面白かったです。


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洋澄観光ガイドー犢鼻褌(たふさぎ)祭り特集ー(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬  水壬楓子 

ふんどし、好きになりました

「ふんどし祭り」を観光の目玉にする架空の地方都市・洋澄市を舞台にした三つの物語。

木原さん目当てで初めて合同誌を買いました。実はふんどしにはあまり興味がなかったのですが、ふんどしから生まれる物語の可笑しみとバリエーションがとても楽しかったです。ふんどし、好きになりました。
それぞれの物語の主人公たちは別々の町に住んでいますが、行き来があり、別の物語ではわき役で登場しています。三つの作品を通…

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嫌な奴 小説

木原音瀬  坂井久仁江 

胸が苦しくなる

BL小説を読んだのは木原音瀬さんが初めてです。

箱の中から読んで、この作品に辿り着きましたが、BL作品を読んでいてこんなにも陰鬱とした気持ちなるのは初めてな気がします。

語り手である杉本和也は、とにかく粗雑な三浦のことが嫌いで、嫌いだけどあっち行けと突っぱねられないまま、友人関係を続けて、引っ越しをしたことでせっかく縁が切れたのに故郷に戻ってきてまた三浦に捕まって家にまで居座られて、本…

2

ディアプラス文庫 「20th Anniversary Book」 グッズ

嬉し楽しい小冊子。

 好きな雑誌の20th記念冊子。
コミコミスタジオ様でディアプラス文庫3冊購入で頂ける、ということで、予約開始の日にぽちっとさせて頂きました。

 11人の作家さんが5,6ページ程度のショートストーリーを書かれていました。
だいたい既読の本の番外編だったので、楽しく読むことができました。


 まずは安西リカ先生の「バースデー」のその後のお話「愛を注ぐ」。
滝本と百合原が「三希」と…

2

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

頭の中を苛められる感覚

木原音瀬先生の作品はいくつか読んでいますが、ちょっとでもM気質がないと楽しめない書き方をされるな、と感じます。
読んでいてやっぱり衝撃を受けたので、備忘的に、めちゃくちゃではありますが感想を書きたいと想います。

物語の前半部分、主に『箱の中』での展開は非常に生々しい。
知られざる世界についての描写が、丁寧かつ立体的で本当に面白いです。参考文献の欄にあった本全て気になってしまいます。
絶…

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NOVELS PLUS MINI 11 小説

木原音瀬 

甘さ、シリアス、切なさが詰まった一冊です

「MUNDANE HURT」episode 9
いよいよカフェへ引っ越す長野と西崎。引っ越し前夜、思い出に浸りながら愛し合い、翌朝寝坊した二人は、手伝いに来た北尾と坂本に恥ずかしい姿をさらしてしまいます。
友人二人の視点で語られる、長野と西崎のこれまでの歩みが、しみじみと心に沁みます。
西崎が、長野の傍にいてよかった、と静かに涙する場面に、ジンときました。西崎のうれし涙を唇で吸ってやる長野も…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

暁の過去編に引き込まれました。既刊5冊通してのレビュー

前から気になっていたこのシリーズ。まとめ買いして一気読みしました。

blとはいえ、1巻はアルと暁の間に恋愛的なものはないに等しく、題名の通り、人懐っこくて純粋なところが可愛いアルと彼を取り巻く愉快な仲間たちのお話という感じです。(ホラー要素はないですが、木原先生のお話なので愉快とはいっても全巻に多少の痛いシーンはあります。)2巻の終盤から3巻にかけて、アルは段々と暁に対して明確な恋愛感情を抱…

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パラスティック・ソウル endless destiny 購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

アーノルドの幸せな時間

アーノルドとジェフリーが結婚した後のお話。
大学に二人して出勤し、ジェフリーは教授室、アーノルドは講師室に向かうという生活です。

朝一番のほけらっとしたジェフリーといちゃいちゃするアニー。
出勤して、ジェフリーの秘書に結婚したことを報告するアニー。
完璧な人生を、間違いのない人生をおくろうと努力するけど、君はフェードアウトしちゃうじゃない。
いくら終わりのあるものが好きな私でも、25…

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パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

ハイルビア種の想い

ボーイズラブというジャンルでの中立評価と、お話としての神評価がミックスされて萌。4巻楽しみにしていましたが、気分的にはひょあーと落とされて終わりました(泣)雑誌掲載のお話260P弱+雑誌でのサービスペーパー7Pほど+書下ろし25Pほど。ハイルビア種の救いはどこへ・・・

endless destiny:
ハイルビア種の美しい教授(♀、27歳)に恋に堕ちたジェフリー(19歳)。ハイルビアなので…

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パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

マーメイドよ、人間に恋するなよ(涙)

『パラスティック・ソウル⑷』
木原音瀬先生 読了

…。堪えました。かなり堪えました。ここまで来るとは…流石にこんな話、木原さんしか書けない(書かせてもらえない)でしょうか。編集部様、ありがとうございました!(涙)もう目が文字追っていく度涙がどんどん溢れてくる有り様で…最近木原さんって昔みたいに(『WELL』とか『Rose Garden』とか?)極めて痛いの書かなくなってるな…って思って…

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