木原音瀬さんのレビュー一覧

非BL作品

ラブセメタリー 非BL 小説

木原音瀬 

確かにあると思える

木原音瀬さん、、、これを一般で出したのは凄いと思う。
まぁ BLの括りではないし、どちらかと言うと社会派小説的な側面もあるんじゃないのかな。BLでは無いけれど、木原さんらしい後味で(最後の書き下ろしね)圭祐と昔は好きだったいとことの話が素晴らしい創り。

祖母の葬儀でのシーンですが、いとこからその息子へ興味が移ったと思われるところで終わっています。

連載分の物語は、それぞれの問題?を抱…

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灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

読む人は心を傷つけられる覚悟で読んで下さい

私にとっての商業BL小説デビューが木原先生でした。
そのあまりのえぐみのある展開に心打たれ、一気にファンになりました。

何冊か一般文芸を手に取って、そして辿り着いたのがこちらの本でした。

読む人を選ぶ、というのを小耳に挟んでいたので、まずKindleで冒頭を試し読みしてから紙本で購入しました。届いた本のカバーイラストが素敵すぎて、美しすぎて、しばらく二冊並べてじっくり眺めてしましまし…

3

捜し物屋まやま 2 小説

木原音瀬  穂積 

3巻が待ち遠しい

1巻を読んだ感想は「不思議な小説、なんか気になる」でした。
木原先生なので、ここで終わるはずないと思い2巻を読んだら、ものずごく面白くなってる!
キャラが良いのです。主要の4人並みに、脇キャラ新キャラ視点の、生い立ちや個性が書かれてます。
それで今回の依頼は「死体探し」
これ以上ヘヴィな捜し物はないでしょう。3巻のネタ大丈夫か!
「死体探し」を協力しながら、個性豊かなキャラが絡んでいくの…

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

すんなり

神評価にしなかったのは木原節じゃなかったからです。
やはり、切なさ、どうしようもなさ、無常感が木原音瀬の醍醐味で少しアクが無さすぎたというか、求めるものから外れちゃったというか。

しかし、読みやすくポイントはあるので、作者を知らずに読んだら相応に面白い構成だったと思います。木原さん苦手でも読める内容かなと思います。

地雷の方もいるかもですが、攻めより受けがガタイも良く男らしいので、そ…

1

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

もうこれは映画。

映画の名作を一本見終わったような、重厚な読了感。
この物語を思い出すといつでも、すぐに彼らのいた世界に沈み込み、肺が甘酸っぱい水で満たされ、切なく甘く溺れるような感覚になります。

1

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

過去やトラウマに頼らない書き方も好き

 凄まじい余韻を残してくれる監禁ものとして、永遠に私の中に君臨し続けるであろう作品です。青池の執着が粘着質で、監禁も相当に徹底されていて、相手の尊厳を根こそぎ剥ぎ取る醜悪な方法であることも作品の要と言えるでしょうが、それ以上に私は大河内という人物、彼の性質が最も肝であるように感じます。

 大河内の蛇のような小狡さ。狡賢さ。逃げ足の速さ。プライドの高さ。事件前に彼が職場で青池にした仕打ちは最悪…

7

きみとぼくの物語: 異世界転生BL(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬  水壬楓子  辻本嗣 

表紙詐欺

 星1もつけたくないくらい。
 あれ? これってBLだよね?? 別の略だったりする???
 男女エロばっかりで飛ばし読みしてたらいつの間にか終わってたわ。
 表紙から想像してた中身と全然違いすぎて詐欺。

 追記(コメ返)
 1つ目(男嫁勧められる話)は挿入シーンありませんでしたが生々しい男女描写あり。
 3つ目(水壬楓子)の作品は「絡みっぽい」どころか、モロ男女の挿入シーンありまし…

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甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

倫理観ガン無視の問題作!

個人的には木原音瀬先生の作品の中で1、2迷うぐらい好きな作品です。

序盤は家庭教師の大学生×不登校の小学生なのですが、その小学生が成長して攻めと受けが逆転するのが見所です。
主人公の大学生が何も知らない小学生の男の子を性欲のはけ口にして無理やり関係を持つのですが、小学生側はそんな彼を愛していく過程が読んでいてゾクゾクしました。
ほんとにクズを書かせたら日本一の作家さんなのですが、読んでい…

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非BL作品

コゴロシムラ 非BL 小説

木原音瀬  中村明日美子 

ホラーじないよ

タイトルと明日美子先生の雰囲気ある表紙で読むの躊躇っていました。
文庫化で先生の、怖くないです、のコメントに引かれ読み始めたら面白いのなんの!!

木原作品は心に痛いところがある登場人物が、まま出てきます。それの料理の仕方が見事で読後なんとも言えない味が舌に残ります。
今作も、体に欠損のある兄弟が、、、となると差別とか偏見とかのテーマしか凡人の私には思い浮かびません。
カメラマンで、兄弟…

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黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

読んだのは旧版です

新装版は書き下ろし?で十年愛が入っているそうですが、私は旧版を読んだのでちょっと辛口かも。
甘い部分がなく、歯が痛いの終わりが…

妄想で色々考えられると思えばアリなんですが、木原音瀬作品の中では痛さ切なさがマイルドな分、甘さにも振れておらず、消化不良。新装版なら読後感が良かったのかも知れません。
個人的には挿絵がそれを助長していたというか、可愛らしすぎてミスマッチに思えました。(あくまで…

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