木原音瀬さんのレビュー一覧

place 小説

木原音瀬   

焦ったい純愛から

まず最初に、コレは本当に木原音瀬さんの作品なのか?!と思うくらい純粋な恋愛のお話です。いやぁ、読みながら、実はどこかでどんでん返しがあるんじゃ無いのか?この人は実はチョー性格悪いやつで…とか、疑りながら読んでしまうという(笑)
木原病を患ってしまってるかも。一応、ややこしいもの担当!で、さおりと今瀬という登場人物は出てきますが…

二段組で、心して読まねばと思ってましたが、読み進めるに従って…

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COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

辛い切ないすばらしい

壮絶でした。
前作も2人の過去が過酷だったけど、今作はまた別の意味で辛かった。
その分、乗り越えて結ばれた時の喜びがキます。夜明けの腐だと再認識させられました。

そうよねぇ。記憶戻りますよねぇ。
冒頭で幸せを実感するということは、その先はそういうことになると相場は決まっているわけで。

透が記憶を失っていた間、あんなに藤島を好きになったのは本来の透の部分だと思ったんですが、透は傷つ…

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COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

夜明けの腐にはたまらない

これは神にせねばなるまい(偉そうにすみません)
自分が夜明けの腐であることを再認識しました。光の作品も好きですが。

前作は透視点で、本作は藤島視点。
この構成も好きです。

ふんわり想像していた以上に、2人の過去が壮絶でした。

出たわね。苦手な設定。
兄と妹の子ども…。
ドロドロものには結構出てきますね。

全ての元凶は着物のクソババアやんけ!と怒りがこみあげますが。

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COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

おもしろいミステリーBL

おもしろかったです。
ミステリー仕立てで、高久の過去が徐々に明らかになっていくにつれ、2人の心情の揺れが描かれていて、その流れがよかったです。

さすが元は小説なだけあって、プロットが緻密ですね。
それに相まって麻生先生の描写がいい。

藤島が何も言わないけど、高久のことを大事に思っていることがわかってくるし。

高久も混乱しながらも、藤島の気持ちがわかってきたり、藤島への思いが高…

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箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

新書版、最高でした

講談社文庫版を先に読み、どうしても[雨の日][なつやすみ]を読みたくて図書館で借りて読みました。
本編は、箱の中はひたすら読んでてしんどくて何も悪くないのに疑わないやつがバカを見る感じで、信じては騙されてってのがあってしんどい。堂野の場合、自分のせいで家族がお金騙し取られるって相当キツイな。喜多川は、藁にもすがる思いで探偵に堂野探しを依頼してるから騙されてるなんて思いもしない。盲目で闇雲。そんな…

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嫌な奴(文庫版) 小説

木原音瀬 

嫌な奴

小学生時代の凶暴な三浦のイメージが染み付いて大嫌いなのにかといって無下に扱うことも出来ずズルズル関係を続けた結果、救いようのない状況になる話
和也の本性が垣間見え初めてから三浦が傷つく様子が痛々しくていたたまれなくなる。一方的に追い詰めているのは三浦なのに。
無理やり体の関係に持ち込めても本当の意味では受け入れて貰えない。でも心が反応を示さなくても身体は応えてくれる。それが自分には優しいんだと…

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美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

落涙。受けが愛おしすぎる、余韻がすごい

名作中の名作美しいこと。
文庫版(講談社)で読んで寛末(攻)に腹立ち過ぎて途中挫折していたけど、現在日高ショーコ先生ブームが到来しているのでリベンジしました。美しいことは講談社の出版と、蒼竜社(日高ショーコ先生が挿絵担当)のがあるけど講談社の方は愛しいことが収録されてない分辛いところで終わっちゃうんですよね、、。なので読まれるなら後者をおすすめします!(最初は講談社を読み挫折、リベンジ後は蒼竜社…

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美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

落涙。攻めは嫌いだけど受けは凄く応援したくなる。

名作中の名作美しいこと。
文庫版(講談社)で読んで寛末(攻)に腹立ち過ぎて途中挫折していたけど、現在日高ショーコ先生ブームが到来しているのでリベンジしました。美しいことは講談社の出版と、蒼竜社(日高ショーコ先生が挿絵担当)のがあるけど講談社の方は愛しいことが収録されてない分辛いところで終わっちゃうんですよね、、。なので読まれるなら後者をおすすめします!(私が読んだのは蒼竜社)
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この作品は…

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美しいこと 下 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

違和感ありまくりだけどラストはいい

上巻で細かい部分で違和感があったものの、2人の気持ちはわかるし、そこからどうくっつくのかなと楽しみに下巻を読みました。

が、上巻の時より大きな違和感がいくつか。

まず、松岡が男だから好きになれないと廣末が頭で考えているなら体で…と迫った松岡にえー?!となり。

その後、キスで葉子を思い出した廣末にスイッチが入り、抵抗する松岡を無理矢理したのにドン引き。

女性キャラ2人がストー…

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美しいこと 上 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

ぎこちなさはあるものの

表紙がきれいですね。
それと上下巻ものが好きなので読んでみたいと思いました。

中身は、細かいところで疑問に思ったり、ツッコみたくなる点があり、ぎこちなく感じることがありましたが。
まあ、2人の気持ちはよくわかります。シンプルなお話だし。
引き込まれことはなく淡々と読みました。

途中、松岡が嘘をつき続けるのはダメだとわかっていても女装したまま廣末に会い続けるのがじりじりしました。

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