木下けい子さんのレビュー一覧

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

よくあるパターン、なのに。

大学生の親友同士。片方が片方に恋をしている。でも必死にバレないようにしていて……でも。本当によくあるシチューエーション。まさに王道です。

でもこれ、陳腐ではなく、たまらなく切なくて「BL」のトキメキが詰まってるんですよね。くーーーーー!ってもどかしさに変な声が出ちゃうような感じ。

それにしても、木下けい子さんの、ふわふわととらえどころのないような絵は、こういうストーリーにピッタリとはま…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

素敵な二人だけの世界

これと言って大きな展開はありませんが、二人が人生を共に歩いていく姿がとても素敵です。同棲生活もそんなに簡単に上手く行くわけではないですし、子供の問題も二人にはずっとつきまとってきます。しかし、そんな中でも、志方と穂木がお互いを好きな気持ちが揺らぐことは一切なくそこが読んでいてとても気持ちいいです。

長年一緒にいてもすれ違いは勿論あり、それでもお互いのことを尊重し、一緒にいたいから一緒にいる努…

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ブレッド・ウィナー 小説

月村奎  木下けい子 

私にとっては名作です

 主人公は、流されるようにしてパン屋になってしまった人ですが、そんな主人公が長谷部と出会い変わっていく様子が素敵でした。主人公は、ひねくれていますが、そんなところが人間らしくて、上手く生きているようなキャラクターや、まっすぐとしたシンデレラ体質のキャラよりも好きです。
 恋愛だけではなくて、家族愛が書かれていてじんわりとしました。
 そして、長谷部がイケメンすぎました。一番ドキドキしたシーンは…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

家族みたいな

久しぶりに『好きで、好きで』を読み返して、こちらの続編を読んで、やっぱりこの二人好きだな~と思いました。

迷いのない一本気な志方と、好き過ぎるが故に迷い過ぎてしまう穂木。二人とも口下手で愛情表現が苦手なとこも、それが原因で時々すれ違ったりもするとこも相変わらずでした。

甥っ子を預かったことで、BLカプ定番の「結婚して父親になる幸せを自分が奪ってるんじゃないか」という引け目から悩みすぎて…

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「恋みたいな、愛みたいなー好きで、好きで(2)」協力書店共通書き下ろしSSペーパー グッズ

初々しさが溢れていますね

本品は『恋みたいな、愛みたいな』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編はできカプの悲喜交々でしたが
本作は仕方視点で
2人が付合い始めの頃のお話になります。

穂木は大学入学と同時に
ファミリータイプのマンションにて
一人暮らしを始めます。

親の意向で広い部屋になったから
いつでも泊っていいよという
穂木なりの精いっぱいのお誘いに
志方がお泊りするのは三回目で…

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うちの王子いりませんか コミック

木下けい子 

ぬくぬく で ほわほわ。

箱入り息子の天然坊ちゃま・悠(ロイヤル王子)は天然で最強でした♪

「なにか心が淀んでいるな…。エロ描写とは距離を置きたい気分。でもBがLするのは見たい!」という時に、自然とこの作品に手が伸びます。
幼い頃は体が弱く、ベッドの上で過ごすことが多かった悠が一念発起し社会勉強のために公立高校へ転入するところから始まる物語。
ハッピーな高校生活にはかかせない友人たちのキャラが凄く良く、特に女友だ…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

夫婦愛に男も女もない!!

あらすじは他の方も描いてあるとおりで、前作で同棲し始めた二人のその後が描かれています。

ほのき→志方が好きでたまらない。ぐるぐる一人で考えがち
志方→愛情表現が苦手。表立って伝えることはしないけれど行動から穂木が愛しくてたまらないことがにじみ出てる。

愛し合っている。けれど所詮別々に育った他人同士。
仕事の仕方も違えば愛情の表し方も違う。

当たり前だけれどもなかなかそこの折り…

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君の指が好きと言ったら 小説

小川いら  木下けい子 

綺麗な世界観。キャラクターの心理描写も、ちょっと綺麗すぎたかな‥‥

個人的にあんまり萌えなかった‥‥かな。
日常系BLは好きなんですが、それにつけても物語がフラットだったような
印象を受けてしまいました。

それぞれに事情がある登場人物たちですが、
喜怒哀楽のどのベクトルの感情も、綺麗すぎて上滑りした印象。
毒にも薬にもならないというか‥‥
ドリーミーなBLではなく、どっちかってとリアリティ重視系BLなだけに
キャラクターに「人間くささ」を感じられ…

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今宵おまえと 一章 コミック

木下けい子 

積み重ねてきたものを、こわせるか?

一章~最終章 通してのレビューです。
『恋は育って愛になる』で木下作品に恋に落ち「既刊を制覇したい。何からそろえよう…」と吟味し、手に取ったのが本作。
なので私の記録ではなく「記憶に残るリーマンもの」の、不動の地位にある とても思い入れのある作品です。

当時、一棒一穴主義(今は随分、規制は緩んできました)の私にしてみれば、保孝(受け)が陸郎(攻め)以外の男とシていたと物語の冒頭で明かされ…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

幸せな2人のその後の幸せ

好きで好きで、大好きな人と結ばれて……その後。
『好きで、好きで』の続編、付き合って10年共に暮らすようになって8ヶ月。

相変わらず穂木は志方が好きで好きでしかたがない。
そんな2人の日常生活なのだが、穂木の甥っ子がやってきて
ちょっと怖そうで最初泣かれた志方が、すっかり仲良くなって
甲斐甲斐しく世話を焼いている。
そんな子ども好きな志方の姿を見て複雑な思いを抱く穂木……

好…

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