木下けい子さんのレビュー一覧

月光坂の花屋敷 秋 コミック

木下けい子 

些細な点が…、いや、些細か?

おわー、気になる点がー。
残留決定なのだがー。

春を読んで疑問に思っていたことが、えー。すっきりしなかったです。
盛大にネタバレしますので、未読の方はご注意をm(._.)m





まず死んだ友人。
もともと病気持ちだったんですね。
それでかおりのことが好きで付き合っていたと。子供ができて焦って、雪哉に相談して、雪哉が全部ひっくるめて面倒みることにした、と。
そうだっ…

2

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

綿密に張りめぐらされた伏線

表紙とタイトルの雰囲気が気に入って読んでみました。
古くて大きいお屋敷を舞台にしたお坊っちゃまと眼鏡の執事のほのぼのとした恋愛ものを想像していたので、全く違う展開に驚きました。
なぜそんな予想をした、というくらい見当違いでした。

東京のとある住宅街にある日光坂と月光坂。
月光坂にある通称「花屋敷」に住む主人とその息子、それに居候の官僚。

上下巻ということで、上巻のこちらは謎めいた…

2

同級生棲活 コミック

木下けい子 

何ですか、この可愛いカップルは!

まことにけしからんほど可愛い。
社会人カップルとは思えない可愛さ。
これはきっとあれです。高校のときの友達と遊ぶといくつになってもあの頃のノリになる、あの感じ。見た目は大人、中身は中学生の頃と変わらない2人の生活を拝見させていただける作品です。

三田園は中学の頃から成績優秀な優等生、友達はひとりだけ、生真面目なエリートリーマン。黒髪眼鏡でこの性格は、みんな大好き・佐条利人をちょっと彷彿と…

4

ひねもすのたり君と僕 コミック

木下けい子 

ひとりだけを想う人と代わりを探そうとする人

なおちゃんにいらつくわたしは心が狭い。
なおちゃんを広い心で見守れるか、これがこの作品を読む上で大きなポイントだと思います。
洋ちゃんに頼り切ってるくせに「頼られたい」と言ってダメンズばかりにハマって、好き放題されたりトラブルに巻き込まれたり貢いだり…。
その度に尻拭いしているのは洋ちゃんで、なおちゃんはそれすら知らない。

うごおおおおおお、い・ら・つ・く。

という気持ちでひたす…

4

身近な恋だと思うけど コミック

木下けい子 

猫ときどきエロと山田の純情

はあ…。可愛かった…。
溜息ばっかり出ます。可愛かった…。

アパートで隣に住むイケメンリーマンと玄関前で鉢合わせた大学生の悠真。
合コン女子にフラれた話をケータイでしている横で女子を振った話をするリーマンにイライラ。
モテるやつムカつく!と思いながら、通い猫のハチコに癒されていたら…。

お隣さんの恋のお話です。
ハチコがブサ可愛い。悠真が愛おしい。亨は悪い大人だけどカッコいい。…

2

キスも知らないくせに コミック

木下けい子 

読んでる方も過呼吸!

ずっと読みたくて読みたくて、試し読みを読んで続きを妄想したりしていたのですが、やっと読めました。
可愛かった!まあ、本当に可愛らしかったです。

木下けい子さんの描く絵って、「今宵おまえと」や「由利先生」シリーズや「キスブルー」辺りはちょっと目の焦点が合ってない表情が多かった気がするのですが、こんなに見るからに可愛い小動物系DKが見られるとは。感動です。本当に作家さんの日々の努力と鍛錬には頭…

9

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

天性のドSとドM

可愛らしい表紙に反して、なかなかパンチの効いた作品でした。

いつもからかってくる高校の先輩・宮村に片思いしていたヒナちゃんこと朝比奈。
家の事情で引っ越しする前に告白直後に逃げ出して以来、会うこともなかった。
そして現在エロ漫画家として活躍するヒナのもとに、ハウスクリーニングスタッフとして先輩が現れて…。

先輩後輩再会もの。
とにかくまあ先輩が意地悪。意地悪にも程があるというほど…

4

17 教師 コミック

木下けい子 

だから子供は

たとえ好きになってもらえなくても、ただただ自分が相手を好きなだけ。
それって、随分と傲慢なことだ。
17歳は本人が思うよりもずっとずっと子供で、傲慢も我儘も無自覚な子供の特権で、それを押し付けられる26歳の三島にしてみたら、17歳の有岡を子供としていなしてしまえる程26歳はまだ大人じゃないし、17歳の有岡と同じように我儘を張り合える程26歳はもう子供じゃない。
そして、生徒と教師という最大の…

3

17 教師 コミック

木下けい子 

暗い感じは薄まってきた

「17 生徒」続編。そしてまだ続く。
2巻で完結しないのは私にとって意外で、でもより深く物語を進めていく、じっくり心理描写を深める、そんなストーリー展開になるのだな?と思いながら読みました。
読んでみると、「17 生徒」での読後感から予感したような一種の「昏さ」は薄まって、「片想い」のよくある類型的な空気の方が強くなってきているように感じました。
ただ、明るくて軽かったはずの有岡が別人のよう…

5

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

風景描写が魅力的

木下けい子さんの挿絵に惹かれて初読みした作家さんでした。
とにかく風景描写が魅力的で、印象に残るフレーズは思わずメモしようかと思うほど。
恋愛に関しては低温?低調?友情というかバディというか、
無理矢理BLにしてしまったファンタジー感があり少々置いてけぼりにされます。
元々ノンケ設定のようですし、Hシーンも特に色っぽさなどはない文章です。
とはいえ他の山岳作品も読んでみたいと思わされる綺…

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