木下けい子さんのレビュー一覧

花降る町の新婚さん 小説

彩東あやね  木下けい子 

あなたと一緒に生きていく、この町が大好き

あらすじにある通り、花咲く温泉街が舞台の幼馴染み同士の拗らせラブです。

花と温泉が売りの花降る町。
そこに存在する、老舗温泉旅館みやのとリゾートヴィラ・MISAKIは犬猿の仲なんですね。
ところがこの度、両家が和解する事になり、それに伴って持ち上がった互いの姉妹との見合い話。
この縁談に反対の若旦那・昴流は、実は隠れて親友付き合いをしているMISAKIの御曹司・瑛人と結託して、二人が恋…

10

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

心理攻め好きなら きっとこれは楽しめる

冒頭のキャラ説明の部分が凄く面白い。
どうして恋人になれたのかホントに不思議な二人。

志方:銀行マン 強面・運動神経抜群・現実主義。
年中怒り顔で威圧感高。表情はほぼ3つ。
顔に出さないが、穂木のことはいつも気にかけている。

穂木:編集者 志方に片思いだった、今も好きで好きでたまらない。
外観華やかで目立つ人、でも中身は単純で、一途で可愛い。モテる。

二人が交際して10年…

0

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

何度も読み返している一冊

月村せんせーの名作の1つ、やはり問答無用でめちゃくちゃ良い!
ゲイに偏見のない青年と、恋愛を諦めているゲイの青年の心温まる物語で、落ち込んだ時や疲れた時に読み返す1冊です(*´ω`*)

派手さはないし、ストーリーだって珍しい訳ではないですが、この空気感・雰囲気がたまらなく好きです。

篤史はゲイであることが原因で、中学時代にはいじめにあって、家族と疎遠になり疎まれているのですが
その…

3

恋で せいいっぱい 小説

きたざわ尋子  木下けい子 

あたたかい気持ちに

木下けい子先生のイラストに惹かれて購入。
偶然通りがかった家具店のオーナーに気に入られ、しかも仕事まで決まってしまう怜衣。
すごいラッキーな話でうらやましいぞ。
しかし、前に付き合っていた男たちが本当にクズで、特に元上司なんて襲ってきたので本当にヤバい奴だなぁ…。
オーナーの翔哉に助けられて良かったけど。

最後で、怜衣が翔哉を家族に紹介するシーンがあたたかくて一番良かったなぁ。
特…

0

恋をするなら二度目が上等(2) コミック

木下けい子 

そういう風に先生が育てた

悪いオトコとの攻防戦、2冊目。
いやはや、グッとくる台詞のオンパレードで、メモを取ろうかと思いました。
その中でも一番刺さったものを、レビューのタイトルにしてみました。

自分のことを信じてほしい岩永 vs 信じられるわけがない宮田の2回戦。
ひとを信じるというのは、言葉で言うのは簡単ですが、ものすごく難しいことですね。
何も疑わず、裏も読まず、相手が言うことを100%そのまま受け取る…

3

恋をするなら二度目が上等(1) コミック

木下けい子 

悪いオトコと全面戦争

顔の良い男は、顔が良いことを前提にした人生を送ってきているわけで。
『人は見た目が9割』という本が話題になって久しいですが、イケメンや美人は失敗しても「意外とおっちょこちょいなところがあるんだ」っていう人間性的にプラス評価になり、そうでもない人は「顔がソレなんだから、仕事くらいはちゃんとやれよ」とマイナス評価につながる。
そういう世の中ですよ。
そんな場面を目撃したとき、人間って怖いな!と思…

1

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

普通が尊い

こういう作品大好きです。なかなかボリューミーですが、テンポよく読ませてくれるので、あっという間に読んでしまいます。そして、読み終わって、”はぁ~~よかった♪”としみじみし、内容が血となり肉となり身体中をめぐってくれそうな滋味深い作品でした。

BLなので、もちろんLOVEメインなのですが、それだけではなく、お仕事ものとしても楽しいですし、出会いを通しての成長だったり、出会ったからこその新しい価…

2

京極家の結婚 コミック

木下けい子 

安定の恋愛未満

偽装結婚に愛は芽生えるか?っていうお話なんですが、これは、なかなか手強い。

私の中では、木下先生の作るお話って、
恋愛未満というか、いかにして恋愛フラグをへし折るかっていう、
人はそう簡単に恋愛感情を認めたり、ラブラブでウフフになったりしないし、
ましてや、セックスに至るには、すっごく高いハードルが、それこそ山積みになってる、
そんな感じで作品を描かれている印象があって、
この作品…

4

灰かぶりコンプレックス 3 コミック

木下けい子 

これで終わりでもいいくらい

見てください、このケーキ。
本当に美味しそう。
絶対スポンジふわふわ、クリームは多分軽めの口当たりで甘さ控えめ。
上に乗ったいちごは丁寧にグラサージュされていて、間に挟まったいちごはもしかしたらシロップで軽く煮るなんていうひと手間が加えられているかも。
いちごの前に乗ったレッドカラント、ものっすごくすっぱいんだよなあ…。
待って、よく見たら間挟まってるの、生クリームといちごだけじゃない!…

2

灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

いやもう、疑心暗鬼にもなりますよ

ぐはっ。
血を吐くかと思いました。
試練が厳し過ぎて。

「CEO」が何たるかを知らない20代の社会人って、日本に何人いるのでしょうか。
いるのかな?え、本気でいるのかな?

というわけで、やってまいりました、2巻。
わたしたち読者は、木下先生に試されているのでしょうか。
そうとしか思えない展開に、胃に穴が開くかと思いました。

1巻最後で直純の「ファックバディ」になった智紀…

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