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夕映月子 木下けい子
茶鬼
作者さんの山好きが伝わってくるデビュー作品でした。 この題名、すごくよくわかるんです! 三千メートル級の山に登って夜空を見上げると、吸い込まれるように、夜空にまるで自分が墜ちていくような感覚にとらわれ、まさに天国に手が届く♪ 子供の頃は、その星空を見て、星に手が届くんじゃないか、ひょっとしたらポケットに入れて持って帰れるんじゃないか?と手を伸ばした記憶が・・・ そんな自分の体験もあり、すご…
榊花月 木下けい子
クレタコ
ネタバレ
帯『孤独な胸に響いたのは、その人がくれた言葉』 派手さは無く地味で、けれどその地味さが似合う作品です。 2人が出会うのは本屋、秋雨[受]は本屋バイト店員で、生方はその本屋担当の取り次ぎ社員。 一般的に本は出版社から直接ではなく取り次ぎを通して、本屋の元へと搬入されます。 その取り次ぎの仕事をしているのが生方なのですね。 秋雨はコミックコーナーを担当しており、バイトながらに売り上げ成績…
木下けい子
竹@松
木下先生は本当に、私好みの作品を書いてくださいます。 ありがとうございます。 幼馴染モノ。ということで、展開は王道……のはずですよね? 王道ということで、読みなれた展開……かと思いきや、受けが当て馬と本当にヤっちゃってたりします。この辺、上手く仕組まれていると感じました。 それぞれの感情の機微をじっくり読ませられる展開になってますね。 これぞ、シリーズの醍醐味でしょうね。 なん…
なつめ
陸郎は十年来の親友、保高に片思いし続けています。 ぼちぼち周りの友人も身を固め始め、保孝もいつか誰かのものになるという怖れを感じつつ、親友という関係を超えようとはしません。 長年押し殺してきた想い。それなのに他の男に身体を奪われちゃったと聞いたら心穏やかじゃないわな。 感心の保孝は男と寝たことを飲み会の席で堂々発表しちゃうほどあっけらかんとしてるのがまたなんとも。 泣きの一回とはいえ、そんな軽…
真崎ひかる 木下けい子
久江羽
ホテルマン(東堂)と花屋さん(尚紀)のお話です。 お話の導入部で、背中にあこがれるという設定はなんだか新鮮だったし、気持ちもよく分かるのでいいなと思ったのですが、そのあとはホテルに花を生けに行く花屋さんとホテルマンという、ほぼ王道な展開だったし、ちょっと強引にお話がすすむ場所もあったので、評価が低くなりました。 とにかくシャイで後ろ向きな尚紀と、カチンコチンな真面目青年に見える東堂なの…
出ました二巻。一年ぶりなんですね。間があったので、一巻から読み直しました。 一巻の最後に再開して、二巻ではそのまま哲弥の家に転がりこんだ宙。 宙の想いも明確になり、二人が通じ合ってほっとしたのも束の間。 宙が大切で泣かせたくなくて、側に置いて守りたい哲弥。 哲弥の側にいたいけど頼るのではなく、自立した人間になりたい宙。 お互いに相手を思いあってるのに、それがうまく噛み合わないのがせつなくてどう…
えっこ
凄く好きです。 攻めの八乙女さんののらりくらりぶりも好きだったけど、何より松田くんが好きだ!! 可愛い。とにかく可愛い。ノーと言える健気です。好きだからなんでも許すってわけじゃない。駄目なことは駄目ってちゃんと言える。でも好きっていう気持ちを大事にしてる。本当に良い子だから、最後は本当によかったね~(/_<、)となりました。 結構淡々としていてえっちも少ないけど、私はかなり好きでした。は…
しの
木下作品らしい、じりじりするようなもどかしさとかがぎゅっと詰まってます。 とにかく攻めの片想いが切ないんです>< 受けが攻めのことを本当に大切な「友達」でこれからもそうありたいと思っているから、いつも当たり前みたいに傍に居るしスキンシップもあるし。 受けもなんとなく攻めの気持ちに気付いてはいるんだけど、「友達」って関係を壊さないように、距離を置くでもなく必要以上に近付くでもなく、気付けば…
何となく、友人から恋人へというテーマは木下作品の定番のような気がしているのは自分だけだろうか?(きっと小説挿絵もそういうテーマのものが多いからかな?) しかし、どれも飽きさせないんですよね。 10年来の友達に、実は恋心を抱いていて。 それが、会社の後輩に惚れられ頼みこまれて一度だけ寝たっていうものだから、自分でもいけるんじゃないかと希望を持ち、ヘタレながらアタックしていくお話。 というのが…
この幼馴染達の姿に胸が締め付けられ、悲しくて辛かった第一巻。 今度も、苦しい! でも、一巻とは別の苦しさです。 お互いを好きなはずなのに、すれ違う思い。 好きな相手に自分はどうありたいか、それがすれ違う姿が苦しいのです! 今回は、全体的にゆるやかな流れです。 一巻を引っ張り出して読み返して、もう一度二巻を読むと、 宙の友人・リョーちゃんの言っていた言葉が、彼等のスタンスを的確に表わし…