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木下けい子
鞘
ネタバレ
じわーっときました。少し時間がたってからほろりときました。 木下先生の描かれる作品は綿菓子みたいで、読後のほんわかした空気感が大好きなのですが、この作品はかなり毛色が違いました。最後まで胸が痛かったです。 紆余曲折あって結ばれる関係はもともと大好きなのですが、木下作品でこの感覚を味わうことになるとは…。 てっちゃんの大人のずるさだとか弱さだとかが透けて見えていたからこそ、この作品の現…
サガン。
Dear+の全員サービスの冊子。 「鬼畜な貴方v」麻々原絵里依 これ、本誌付録CDになってたヤツですね。 なんて、意地悪な! というか、殺生な!! まあ、確実に動けないですけども。 でも、それだけのこと出来るんだからそれなりに愛はあると思っていいんでしょうね。 「苺とチョコレイト」木下けい子 これも本誌付録CDになりましたね。 笹川さんの真面目さはエッチでも発揮されてて。…
月村奎 木下けい子
青海
直希は、きれいで成績優秀だが見栄っ張りで傲慢な王子様。 ツンデレだけど、9割以上が「ツン」ですね(笑) とにかく、人が自分をどう見ているかに命かけてるタイプです。 表面上は天才を装い、陰で物凄い努力をしている姿は、可愛いです・・・ 阿部が直希にちょっかいを出したくなる気持、ちょっと分かるかも(笑) 根っからの王子様気質の直希は、 すべてお膳立てして尽くしてくれる阿部と居る事が心地よ…
御影
前作は、六車君をからかって楽しんでいる先生がとても印象的で、それがどこか温かく、そしてこの二人がどういうところに行き着くのかはらはらするといった印象がありました。続編に当たるこのお話では、六車君の新たな担当作家である、佐倉が登場します。もちろん佐倉も六車君が大好きです(笑)由利先生と佐倉で、六車君を引っ張って二人で取り合いなども何とも微笑ましい。それどころか、由利先生のフィアンセと称する、柚子に…
一度告白すると、こうも大胆になれるの?とあっけにとられてしまうほど、陸朗は保孝に下心ありきで迫っていきます。一巻では、保孝が陸朗を引っ張っていく感じだったのですが、一気に形勢逆転です。 友達でいたいという保孝。友達でなくなっても、ずっと好きだという陸朗。そして、陸朗の下心は保孝を襲うという具体的な行動へと発展するのです。よく陸朗は自身のことを「これでは変態だ」などと自覚しているのですが、終盤…
一体陸朗は保孝のどこが好きなのだろう?という疑問が最初からつきまっとった一冊です。(笑) 陸朗と保孝は同級生同士で、共通の友人が結婚すると言うことで、居酒屋に集まるのですが、そこで保孝がまさかの後輩の男と「やった」発言をするのです。それは、ずっと辛抱してきた陸朗にどれだけのショックを与えたことでしょう!保孝と関係を持った男、加藤は保孝が他の女性と話しているだけでも、わざと割って入って邪魔をし…
戦後の昭和を舞台に、夏に焼き芋、甘栗を食べたいと言う由利先生。作家を怒らすことができない六車君は今日も由利先生のために、きっとどこかを走っていることでしょう。(笑) 作品のために、食べ物を所望したり、描写のために六車を押し倒す先生。実家の父が倒れ、農業を継ぐために実家に帰らなくてはいけない六車ですが、先生は、飯を食べない、風呂にも入らないなど言い、子ども並みの抵抗をします。そんな先生のわがま…
KONOKA
木下さんの作品はどれもリアルですね。 決して情熱的ではないけれど、静かに燃え上がる愛の形に毎回胸が締め付けられます。 先のレビュアーさん達もおっしゃってましたが、欲を言うと野田の気持ちをもっときちんと知りたかった…… 2人の愛の大きさに差があるように感じます。 いつものらりくらりとしている店長の番外編。 これは本当にリアルな大人の恋ですね! 好きだけじゃどうにもならないとい…
初めての東京。初めての一人暮らし。お隣の人は、無精ひげで一体何を生業にしているか分からない。その上、小さくてかわいい女の子、はなちゃんと一緒に生活している。冒頭から謎が多いです。八乙女さん。(笑) 八乙女は妹夫婦が遺した子供のはなを引き取り一緒に生活しているということが中盤で明かされるのですが、はなは、ずっと好きで好きで仕方がなかった野島と、八乙女の妹が結婚してできた子供です。はなを育てるの…
父親が死んでしまい、葬儀や債権のことでもめている時に現れた弁護士の瀬尾。なぜいきなり彼が現れたのかは、読後の私にも謎ですが彼は紛れもなく正義の味方です。(笑) 瀬尾は弁護士として債権処理を進めただけではなく、未成年のハルの保護者になります。色恋沙汰というよりは、無償の愛といった方が近いような展開です。 お互いに、甘いうずきを感じながら、その気持ちに気づかないふりをし続けたり、好きだか…