恋は育って愛になる

koi wa sodatte ai ni naru

恋は育って愛になる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×239
  • 萌19
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
24
得点
345
評価数
90
平均
3.9 / 5
神率
28.9%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784041205716

あらすじ

ーーおまえに会って初めて知った。
好きって限界ねーんだな。

キラキラ王子系農家と"元美少年"地味営業マンのじりじり恋育て♡

肥料メーカーに勤める櫻井弓弦(ゆづる)は、初めての営業先で農業を営む元同級生・中道蒼(そう)とばったり再会。不向きな営業職にまわされへこみ気味だった櫻井は、親身に励ましてくれる中道のおかげでようやく仕事に対して前向きになることができた。昔は遠巻きにしていた中道とも仲良くやれそうだと思う櫻井だったけれど、突然「お前のこと、ずっと可愛いと思ってた」と告白されてしまい…⁉︎
王子系農家と"元美少年"営業が贈るグローイング・アップラブ♡
ラブラブ後日談の描きおろしも収録‼︎

天然x鈍感な二人だけど、まじめにキチンと恋してます!

表題作恋は育って愛になる

中道蒼,元ヤンで有機栽培農家
櫻井弓弦,バイオ肥料の営業

その他の収録作品

  • 実った恋のいただき方

レビュー投稿数24

萌える♪笑える♪楽しい♪大好き♪

タイトルで「愛になる」と言っても、深~い愛が語られるわけではなく、
コミカルでけっこう軽めなお話です♪
神評価にしようか迷ったくらい、す~ごく好きです、この本♡
いいテンポで描かれる、コミカルだけど真面目な想いもしっかり☆な感じが、いい!
田舎の雰囲気も、農業に対する真摯な想いも、キャラのタイプも、喋る言葉も、ツボでした!


お話の舞台は、東京から2時間車を走らせると着く、一面の田んぼと畑と山と・・・という田舎。
学生がヘルメットをかぶって自転車に乗ってるようなところ。

そこにバイオ肥料の営業に飛び込みでやってきたのが、地味めでメガネの櫻井、今作の受け。
中学生の頃に2年だけその田舎に住んでいたのだけれど、いい思い出がない。
攻めは、そこで有機栽培で美味しいトマトを作っている、櫻井の元同級生、中道。
元ヤンキーだったのが嘘みたいに、真面目にプライドを持って農業をやっている人。
でも実はこの中道、中学のヤンキーの頃から受け櫻井のことを、
「めちゃくちゃ可愛い・・・ぶっちゃけコマしたいと思ってた」のです☆
そして「今も・・・」と告白しちゃって・・・w

それぞれが自分の仕事にちゃんと向き合う姿が描かれながら、
村の合コンパーティーに参加したり、当て馬がひとりふたりと出てきて、なかなか展開は賑やかな面も♪
でも、そんな中でいいタイミングで受けを気遣い、
繰り返し真っ直ぐにアプローチしてくる攻めの中道が、ルックスも合わさって格好いい。
照れるととっても可愛いし。
それで時々「~~だべ」とか言ったりして、キメキメじゃないのが更にいいのです♡

こんな田舎になんでそんな男が好きな人が何人もいるの?おかしいよーとか、
田舎のおじいちゃんなのに、男同士を応援すんのー?とか、
ちょいちょいツッコミどころはあるものの、ベースがコミカルなんで、それもまた笑えていいのですよ☆

初エッチも、
「ええっっ、あれ? こうするんじゃねーのっ!?」
「も、いいから! やっちゃえよ!!」
とか言い合いながら、けっこうグダグダなんですか、そんなふたりがとっても愛おしかったです。

これから立派な実をつけそうな、芽吹いた葉っぱみたいなふたりを覗きませんか~?
主婦的発想でごめんなさいですが、
この本、500円代で買えてお得感もあるのですよ♪

8

農家が嫁に欲しいなら!こんな男www

木下さんらしいな~と思えた1冊。
実をいうと、農業設定・・・萌えツボなんです!!
肉体を使って汗水流して働く男、真剣に取り組む姿、大好きなんです♪

大嫌いな田舎で、自分に合わないと思っている営業で回らなくてはいけなくて、実に不本意でお先真っ暗な営業が、
田舎に戻ってきて一人で有機栽培農業を頑張っている元同級生に迫られながらも、彼の本気の仕事に取り組む姿勢にほだされて、押されながらも好きになってしまうという
実にわかりやすい、そしてほのぼのしたお話。
人間の成長のお話でもあり、その点も自分の好きな展開でした。

元住んでいた田舎に肥料のセールスでやってきた弓弦が、トマトが嫌いなのに農家のおばちゃんたちに無理やり進められているときに偶然その場にやってきたのが、中学校時代不良(?)風味だった中道。
ちょっぴり美少年だった(過去の栄光w)彼を中道は好きだったそうな♪
新しく来た弓弦を農家のひとたちは取り合ってくれなくて、好きじゃない営業だから落ち込んでいると、彼に頑張れって言われて、彼なりに頑張るのを色々と機会があると構ってきてくれて。

彼らのやり取りがあまりに自然で、弓弦も不本意な仕事といいつつネガティブなのかと思えば、彼なりの頑張りが見えて、中道との触れ合いを通して農家の人々ともなんでもない話から自然に信頼を得るようになるっていうのがいいな~とか、
中道が一旦、田舎を離れてから一人で試行錯誤して頑張っていた話とか、
ひとが努力する姿を見聞きすると、ちょっと心に響くものがあるんです。
それが、主人公たちの気持ちの触れ合いにつながっていくからちょいキュンを呼んじゃう!
働く男に弱い自分・・・トホホ・・・www

農家の切実な嫁問題もあったりして、そこで気遣いを見せる弓弦に中道が世話になってる青年部のひとが「嫁にー!」って所望する気持ち、わかるわかる(笑)

今まで見ようともしなかったものを初めて認識して見たとき、弓弦の目が開かれる。
それは人間を見る目についても同じで。
中道が、決してスマートで格好いい男じゃなくて、いい男ではあるんだけど、ちょっぴり純朴風味をまとった、かわいい男であるのも好感がもてて、
その翌朝の「うっかり畑でコキそうになったべ」なセリフに大爆笑!!
弓弦は、もう農家の嫁決定です!!
末永くお幸せに~♪と言いたい。

ほっこりして、あったかくて、←どうも、コレに自分は弱いらしい、ということを改めて認識したのでした(笑♪)

7

萌萌~(*´∀`*)

表紙の二人が互いに首を傾け合っているこの絵がもうキュンキュンきます~!
内容は爽やか!ひたすらに爽やかです!そしてほのぼの。
木下さんのふんわりとした絵で癒されます~♪
なんだこのマイナスイオン効果は!!

作品中にも言っていますが、農家というのは一日にしてならず。
キャピキャピした気持ちで農家に行ったらとんでもねぇことになるんだべ!
母方の実家が農業をしていたのと、知り合いに農業の専門家がいるので、その苦労はよく存じ上げております。
その点、なんだかんだと言いながらも櫻井(受け)は農業のことはよく分かっていないながらも一生懸命で可愛いです♪中道(攻め)じゃないですが、こりゃ可愛いと思いますわん!

蚊帳の中に二人で寝るのはちょっとしたドキドキタイムでしたね。
なんでしょうか、いくつになってもこういうお泊りシーンにワクワクする私。

最後に、気持ちが通じ合ってからのラブタイム!
H度は薄めですが、きゅんきゅんします♪
こういう可愛いほのぼのとした作品、大好きです^^*

6

タイトル通り

読み終わった後にいい感じの後味があるコミカルテイストのラブなんですよね。
舞台は田舎の農作業をしている地区で、受け様は昔ちょっと住んでいた事があって
でも、転校生でその頃はまわりにも遠巻きにされていた事もあり良い思いでが無い。
でもそれも攻め様と再会した時に学生時代の真実を知ることになるのですがウケます。

攻め様とは同じクラスになったこともなけれど、実は受け様を密かに狙っていた?
受け様は、バイオ肥料の営業で新しく担当になった地区が攻め様の地区で、
学生時代は話したこともないけれど、次第に話すようになり、攻め様に告白まで
されちゃうのですが、この受け様それ以外にもモテモテでした(男だけど)
田舎を舞台にした、気になる感じが次第に恋になり、愛を育てるまでのストーリーで
ホントにタイトル通りなのですよ。
受け様の田舎嫌いも、営業なんて無理なんて言う諦めも攻め様と知り合った事で
頑張る力に変わっていくあたり、受け様も無自覚で攻め様への思いを確実に心に
育てているような感じでしたね。
それに、攻め様の露骨なモーションや変態くさい言動もいい味出してました。
個人的にはかなり好きで楽しめる作品でしたね。

5

ぶっちゃけコマしたいと思っていました(←攻めからの告白台詞。笑)

不本意ながら営業になった櫻井(東京の肥料メーカー勤務)は、営業先で元同級生の中道(有機農法で注目されてるイケメン)と偶然再会する。
不慣れながらも仕事に励む櫻井を励ます中道、中道を『有機農法の若きマエストロ』と絶賛してアプローチをかける白井(イタリアンのシェフ)、愛の三角関係の行く先は何処に…?

といった内容です。
この作者さんの絵柄でべそべそした男だと、なよなよし過ぎてて好みじゃないんですが、今回の受けクンは普通の男なんで、品の良い印象になって良い感じです。
ただ、キャラの顔の造形があまり描き分けられてないため、抜きんでてイケメン設定の中道とその他の方々との差が、イマイチ実感できなかったなぁ。
櫻井も白井も櫻井にプロポーズしてしまう田畑もその他大勢十分にルックスいいと思うんですが(笑)
当て馬の白井が嫌みなヤツなのに性格は良い人なので、これっぽっちも報われないのはちょっとかわいそうだったですかね~。

品の良い作品ですがえっちシーンも一応あります。
さらっと結ばれてるのでエロさは薄いですが、自分はこだわりないのでコレはコレで十分でした。

5

ほのぼの

ほのぼのでした(*´∀`*)
一冊通して、育っていく気持ちや、二人の関係がジワジワくるのが気持ちいい作品でした。
都会から引っ越してきて馴染めなかった学生時代。
二人の共通点なんて無かった。ただ同級生だった。それだけ
それが大人になって再び再会。
接点の無かった二人の関係を結んだのは「農業」
田舎なんて・・営業は苦手・・・・なんて思っていた受の気持ちの変化。
攻が抱いていた淡い恋心と、再会によって再び燃え上がる~wな気持ちと。
日常の~なお話なのですが、良かったです。

はじめてのエチシーン。
これも、最初からアンアンしてなくてそれがいい。
「王子様みたいな顔して 必死じゃん」
決して気持ちいいわけじゃない。
苦しい気持ちもある。
だけれども、好きな相手とひとつになったことによる
充足感。タマランね(〃ノ∀`〃)ポッ
今後の夫婦像が最後垣間見えてホッコリしました。

5

作家買いで間違いなかった♪

木下先生の作品を好きな人が買うと間違いないです。
ほのぼのとした農家コミックでした。
安定の王道、BLファンタジーだけれど、
木下先生らしさを求めて買った人なら絶対分かる良さが詰まった作品でした。

BLファンタジーと言ってしまいましたが、
例えば農家の苦労の部分についてはそんなに描かれていません。
どちらかと言うと、農業を一生懸命にやっている人たちの真剣な姿に重点を置いているように思います。
それにこの作品にリアリティは必要ないと思います。
だってこれを読んで「農家は大変そうだから絶対嫁に行かない」なんて感想持たれてもあれですしね…。

他にも受けは高校時代、実は都会から来た美少年として男子学生からハァハァされていたとか、
ゲイの当て馬君の登場とか、ノンケなのに受けを好きになってしまう先輩(これも当て馬)とか、色々王道てんこ盛りなんですが、だがそこがいい。
木下先生のほのぼのした雰囲気の絵に癒されました。

この作品は頭パーにして癒されたい時に読むと良い感じでした。←他の人がこうやって読んだら良いという話ではなく、私個人はこうやって読んで大正解だったという体験的?な感想です。

5

いつ読んでも楽しい

東京から2時間の所にある田舎町。
農業を営む中道と肥料メーカーの営業マン櫻井が主人公。
見渡す限り一面の田んぼに山、畑で
話す言葉も結構強めで訛ってるし、
町の青年会はまだまだ団結力ありそうだし
都会とは違う、時間もゆっくりしてるんだろうなと
都会人が憧れるほのぼのとした田舎が舞台。
現実的にはそういう田舎町だと保守的で同性愛に対する理解は厳しいんじゃないかなーとは思いますが、
んなこたどうでもいいんです。
中道に猛烈アタックの白井さんがいて、
櫻井にプロポーズしちゃう田畑先輩がいて、
櫻井に「好き、可愛い」と真っ直ぐ言える中道がいてと、
背伸びしないで日々いる感じの人達が読んでて癒されます。

櫻井が売ってる肥料、「スクスク君」いいですね。
あのキャラクター、私は可愛いと思うけどな(笑)
新製品の「ミノリちゃん」、キャラ一緒じゃん!
櫻井はスクスク君Tシャツが寝間着なんですね。
寝不足のひどい顔で歯磨きしてるんですけど、胸にはスクスク君がいて、
スクスク君が櫻井のペットのように見えました。

読む時によって物足りなかったり、お腹いっぱいだったりというのが私はあったりするんですが
この作品はいつ読んでも楽しいです。
お日さまいっぱいあびてスクスクと育っていくような2人の恋愛。
ブラック要素一切無し。
刺激じゃなくて、癒され系が読みたい時はおすすめです。

5

実らせて

東京から車で2時間。
微妙な距離の農村地帯。
中学生時代数年暮らしたことのあるその村へ、肥料の会社の営業として行くことになった櫻井は、当時の同級生・中道と再会する。
中道は実は・・・。

これも幼馴染み物と言えるのかな。
中道の方は、中学生時代から櫻井を意識していたけど、櫻井の方は特にそんな感情はなかったのが、再開後、櫻井と付きあって、アプローチされているうちに、だんだんと恋心が芽生えて、そして、いざ受け入れるとなったら、結構潔い。
中道にちょっかい出してくるレストランオーナーシェフや、櫻井を嫁にと迫る青年団の仲間などの脇役もいい感じ。
それでも、萌×2止まりなのは、
雑誌掲載時のカラーページは、カラーで収録して欲しかったから。
木下先生の絵の淡い色遣いは、カラーで見てこそ美しい。
これをモノクロ印刷にしちゃうと、せっかくの淡い世界がうすらぼんやりしちゃって残念なんだもの。

4

巨大大仏のふもとで繰り広げられる癒しの農業ラブ。

木下作品は、ふんわりとしたトーンなのに、刺さる言葉があったりして、そのギャップに読まされるなーと思うのですが、本作はふんわりコミカルトーンのまま。それはそれで癒されます♪

トマト生産農家・中道と、農業肥料営業マン・櫻井の同級生再会ラブ。
同級生といっても中道はヤンキー、櫻井は浮いた転校生で、中学時代の接点はありません。中学生の櫻井は”美少年”で「櫻井ならイケる」と周りの男子から遠巻きにされていたのが浮いてた理由って…(かわいそうだけど笑える)

中道も櫻井を想っていた一人で、大人の中道は思ったことをサラッと言っちゃう素朴な男に育ち、「コマしたい」と本音をぽろりw
櫻井は意地っ張りで、営業なのに人に踏み込むのが下手なところがあるけど、素朴な中道のフォローが絶妙だったりして、お似合いな二人だなって思います^^

櫻井をモノにしたい中道と、肥料を買って欲しい櫻井とで攻防戦を繰り広げつつ、地元農家との交流や、変人当て馬の引っかき回しなんかがあって、二人は距離を縮めていきます。
その一つ一つがのほほんコミカルで楽しいんだ。

中道は男前、櫻井は今は地味だけど元美少年だからスッキリ美形で、イケメン二人が田園風景であれこれしてるギャップも好きです♪

作中、ゴーンという音とともに登場する巨大大仏、どこまでも続く田んぼと畑、場違いなショッピングモールって、茨城県の牛久が舞台に違いない!
私も行ったことありますが、平らな田園風景に大仏だけがドーンとそびえていて驚きます。(牛久大仏は高さ120mで六本木からも見えるらしく、桜の季節は極楽浄土のような風景でオススメです)
作中風景がリアルに変換されるのも読んでて楽しかったです♪

3

この作品が収納されている本棚

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