隣の彼

tonari no kare

隣の彼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×216
  • 萌28
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
21
得点
195
評価数
61
平均
3.3 / 5
神率
13.1%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813051046

あらすじ

大学に入学して憧れのひとり暮らしを始めた松田くん。ところが、アパートのお隣さんは無精鬚にジャージ姿の怪しい住人・八乙女さんとちっちゃな女の子のはなちゃん… 最初は八乙女さんを警戒しまくっていた松田くんだったけれども、いつしか強く意識するようになっていて!?
(出版社より)

表題作隣の彼

子持ちのライター 八乙女
大学生 松田

その他の収録作品

  • ライフ イズ ビューティフルⅠ(表題作と同じカップリング)
  • ライフ イズ ビューティフルⅡ(表題作と同じカップリング)
  • ライフ イズ ビューティフルⅢ(表題作と同じカップリング)
  • 隣の彼Ⅰ
  • 隣の彼Ⅱ
  • 隣の彼Ⅲ
  • あとがき

レビュー投稿数21

私には八乙女さんはド真ん中の攻めでした。

凄く好きです。
攻めの八乙女さんののらりくらりぶりも好きだったけど、何より松田くんが好きだ!!

可愛い。とにかく可愛い。ノーと言える健気です。好きだからなんでも許すってわけじゃない。駄目なことは駄目ってちゃんと言える。でも好きっていう気持ちを大事にしてる。本当に良い子だから、最後は本当によかったね~(/_<、)となりました。

結構淡々としていてえっちも少ないけど、私はかなり好きでした。はなちゃんが変にませてなくて、可愛いのもポイント。

4

隣の

木下けい子月間ですヾ(*´▽`*)ノ
や、というか、一冊読んだらあまりに面白くて積んでた木下作品を読破中なのであります。面白いよぉwww
さてさて今回。
大学生生活スタートのために一人暮らしをはじめた受。
「ちゃんとご近所にご挨拶するのよ!」ママに持たされた引越しそば。
角部屋だからお隣さんなんて1つしか・・・
ノックした先に見たのは、小さな女の子と無愛想なヒゲオヤジ!?

ヒゲなオヤジ、もといっ!攻が好きでした。
ナニガって、雰囲気が?
子育て奮闘中なのもまたポイント高い。
かわいいお弁当つくったり、お見送りにお迎え。
子供の好きなシチュー。ホントは辛いカレーだてくいたいのさ。
子供なんて好きじゃないといいつつな日常。
人を受け入れないというわりに~な親密感。
言葉とはウラハラの優しさが。というのが今回なのでありますな。
印象に残ってるのは「だって、童貞でバージンでしょ?」
なんだ、それはなんだ。
受でも攻でもどっちでもこなせるぜ。対応は可能なのか!?
と聞いてるように聞こえてしまったwww
もぉ幻聴しか聞こえないw

受けうけしく無い受もなかなかに好き。
やっぱり報われる恋。しないとなぁ

4

大人だから、ゆっくり・・・

木下けい子さんの漫画は、いま一歩心に響かず・・・いや、悪くない、いいんだけど、う~でも!
という事がしばしばなんですが(すみません)、
この本は響きました、好きです。
展開がゆっくりなところも含め、全体的にリアルな感じが漂うところが好みでした。

好みといえば、シュチュエーションも好み。
暗い過去がありなかなか本心を晒せない大人(攻め)が、
隣に田舎から越してきた大学生の純朴さと真っ直ぐさに接し、心を解されていく話です。

お隣同士のやりとりとか、
子供(攻めは幼稚園に行ってる女の子とふたり暮らし)とのやりとりとか、
距離は縮まっているように見えて、攻めがなかなか過去や本心を明かさないところとか、
それでも、受けが真っ直ぐにぶつかっていこうとするところとか、
そうやってちょっとずつスローペースで、ふたりの心が近くなっていくところが、
とても自然で素敵。

攻めが子供と接するときの温かな視線や、昔を懐かしんでフッと見せる切ない表情もいいし、
いつもは無精ひげなのに、剃ってスーツでキメるギャップもいい。
そんな攻めの、ゲイの大人の付き合いを、童貞の受けが許容できなくてぶつかっていく様もいい。

大人の、真っ白ではいられない弱さも愛しく思える人は、
きっとこの本が好きになると思います。


借りて読んだ本なのですが、とても気に入ったので、
近いうちにちゃんと自分用に買おうと思います。

7

気になる隣の人

 初めての東京。初めての一人暮らし。お隣の人は、無精ひげで一体何を生業にしているか分からない。その上、小さくてかわいい女の子、はなちゃんと一緒に生活している。冒頭から謎が多いです。八乙女さん。(笑)
 八乙女は妹夫婦が遺した子供のはなを引き取り一緒に生活しているということが中盤で明かされるのですが、はなは、ずっと好きで好きで仕方がなかった野島と、八乙女の妹が結婚してできた子供です。はなを育てるのに、八乙女が何を感じているのか、また分からず、彼の謎が深まるばかりです。

 後半では、松田君がいよいよ八乙女のことを自覚します。そこで初めて、八乙女の仕事や彼が昔どんな恋愛をしてきたかが明かされるわけです。攻めは懐が広く、受けを手玉にとるいうところは至って平凡なのに、なぜか八乙女の不思議な言動や挑発に引かれて、気がつけば萌えてしまいました。三十路過ぎのおじさんと20歳の大学生、年の差カップルですが、遊ばれているだけにはどうしても思えず…。なぜか自然な形ですとんと落ちているところが好きです!また年を重ねたとき、この作品の違った解釈ができるのかなとも思います。

4

案外良かったと思えた

連載時もコミック発売後も、どうにもすっきり
しないモヤモヤを持ったまま保管していた作品の一つです

ひっかかっていた点は無精髭とヨレヨレ感が
切なすぎてだめでした
ですが、年数を経過し色々な作品を読んだり
自分の読み方が変わったのかもしれませんが
数年後には、好きになりました
八乙女さん側から見ることができるように
なったのだと思います

子供が絡んでくるのは難しくもありますが
この設定であれば、大丈夫でした

内容とは関係ないのですが
木下さんの描く男性の柄シャツがどうしても好きになれません
私の勝手なこのみのであるのですが
柄ものにあっていない男性の気がします

うーーんこれは、木下さん作品において
私の中で、なぜなんだ・・・と
長年かかえているクリアできない部分です

この作品はきっと好きになれない共感できない
面が他の作品より多いのではないかなと
思います

勝手だと受け取られないこともないかなと
思います、私自身が連載時にそう思いました

身勝手なだけじゃない?1人よがりの
自己満足じゃないのかなと

木下さんの作品じゃなければ購入してなかったですね

4

いつもとテイストの違う木下作品‼ でもその温度差が独特で好きでした!

ほのぼのした感じのお話ではなく、割と淡々と…「暗」部分のある、ビター系の話でした。
こういったテイストのお話だと、やわらかな可愛らしい印象の絵柄も、逆にひんやりした印象を醸し出して、その何ともいえない温度差が、かえって、独特な雰囲気で引き込まれていった感じがしました。

木下先生の萌えアイテムてんこ盛りだそうで(笑)
無精髭にジャージ、アパート、子持ち、年の差など、BLとしたら、ん⁉と思われる方もいるかもしれませんけど、これが上手くお話の中でマッチされていて、BLじゃなくてもって思う方もいるかもしれないんですけど…きちんとBLになっているから凄いなあと思いました!
うまく説明出来てなくてすみません…。

ただの隣人同士の関係から始まり…何気無い日常生活の場面から生まれていく恋…そこに、木下先生の萌えアイテムも加わっていく事で、リアル感がよく出ていて、逆に現実味溢れた生活臭さが好きになれたお話でした。

内容は、無精髭ジャージの嘉彦×無邪気な大学生•松田の年の差もの。

嘉彦はゲイで、妹と結婚した後輩にずっと想いを寄せていました。でも、2人は娘を残して事故で帰らね人に…
2人の忘れ形見の娘を、一流会社から転職し、ライターをしながら男手一つで育ててきます。
その気持ちは複雑なんです…
伝えられなかった後輩への想い、その後輩と妹の恋を、いつも後ろから見つめるだけだった…せつなさや苦しみ…
2人を憎んで、産まれた子供を憎んで死んでしまえばとさえ思ってしまった自分への罪…呪い…後悔…
いろんな感情が彼を縛りつけたままなんです。
掴み所がないような大人の振りをしているだけで、心は深い傷を負ったまま、罪の意識で押しつぶされそうになりながら、それをひた隠しにしていて…たまに温もりが欲しくなった時だけ、カラダの関係だけの付き合いをして…

自分の人生を置いてきてしまったかのように…忘れ形見のはなちゃんのために一生懸命生活してきたような人でした。
最初は、無精髭とジャージ⁉…攻め様が〜と笑ってしまったんですけど…彼の生きてきたスタイルなんだと思ったら笑ってごめんなさいって思いました。

松田は、一浪した長野県出身の大学生。
田舎育ちの世間知らずなんだけど、真っ直ぐな素朴な所がいいんです。
隣の彼の事情を知っても、いつも一生懸命、好きなんだと気がついてからは、悩みながらも、真正面からぶつかっていきます。
そんな彼の心の強さや行動に、嘉彦も救われてるんです。
たまに出る方言が癒しだなあと(笑)
読んでいて、田舎育ちをなめてもらったら困るって言われているみたいな所が良かったです。

最後は、自分では好きになってもらえないのかも、幸せにはしてあげれないのか持って、卑屈気味になっていたんですけど、嘉彦のたまらない本心を聴いたきがして、一生懸命なシーンの表情と台詞にはグッときました。
「俺のこと抱けよ、ムチャクチャしてもいいよ。だから、いらないなんて言うな」
「俺、あんたのためなら何でもできるよ」
健気で純情さがたまらなく可愛かった♡

最後の仕事部屋の2人のイチャイチャは読んでいて楽しかったです。ここはほのぼのしてました‼

全体的に、嘉彦がトラウマのようなものを抱えている分、ややダークなお話なんですけど、松田のようなナチュラルさや、はなちゃんという子供の存在が緩和してくれていたのと、優しい日常の空気感がとても好きなお話でした。
オススメです。

3

受けっぽい攻めと攻めっぽい受け

大学の入学を機に、ひとり暮らしを始める主人公・松田。
アパートの隣に住む不精髭・ジャージ姿の八乙女と可愛い小さな女の子・はなちゃんとの交流から始まるんですが……。
はなちゃんは八乙女を「パパ」ではなく「よっちゃん」と呼んでいたり、八乙女がどんな仕事をしているのか気になり始めるんですね。

松田は何でも貯めこまずストレートに聞くタイプなので、見ていてイライラしません。お子様ですけどね(笑)

八乙女は逆に大人の余裕を見せながら、松田をさらりと交わしていって、あまり本心を見せません。何だろう……八乙女は未亡人タイプですね。哀愁があって、一人でフラッと居なくなってしまうような人。かなりイライラする……。
八乙女の過去を知り、松田は彼を放っておけない!と色々頑張る姿は男らしくて気持ちがいいです。確かに放っておけないよ、八乙女……。

「オレのこと何にも知らないくせに」
「そんなワガママ久しぶりに聞いたぜ」

「あんたのいいとこ、いっぱい知ってる」
「そんな人じゃないと思ってた」

松田が八乙女を追いかけながら話が進みますが、「ライフイズビューティフル」は恋の芽生え、「隣の彼」は考え方の相違に苦しむ話かな。

木下先生の作品はリアルな世界で起こりうるようなスタイルが多い。
他の作品から比べると淡々としていて地味、と呼ぶ人も少なくないと思いますが、色んな角度(松田視点・八乙女視点)から見れるのではないかと。私はまだ松田視点からでしか読みとれず、八乙女の想いは完全に理解しきれていないのですが、いつか読めるようになりたいものです。

あとがきに「受けっぽい攻めが好きなのかしら」と書かれてありました。
木下先生の好みのタイプらしいです。

攻めてるのに受けくさい!可愛いんですよ、八乙女。
終わってみれば八乙女が好きになっているという……でも扱いにくそうだ(笑)
堪能させて頂きました。

5

おっさんの思い出が切ない

表紙見ただけでは中身を思い出せず再読したので忘れないために、レビュー書きます。

大学入学と同時に一人暮らしを始めた松田くんと、お隣に住む子連れの八乙女さんとのお話で、最初は警戒してたけど次第に交流を深めていって…という良くあるパターンのお話です。
ただ20歳前後のノンケが、よれよれぼさぼさのジャージ姿&無精髭おっさんの事を好きになってしまうというのはちょっと無理がある…というか、八乙女のことを好きになるような恋愛要素が見つからないので、何でそこまでこのおっさんに入れ込む事になったの??と松田くんに問いただしたい気分でいっぱい。
隣人付き合いをするうちに思っていたよりもいい人だ…と好印象に繋がっていくのはわかるのだけど、それがどうして恋愛感情に繋がるのかが判りません。

そして八乙女は手に負えない感がいっぱいの大人。
好きで好きで好きで好きで好きでたまらなかった後輩が自分の妹と結婚することになった。
それを聞いた時に心の底から憎んで、二人を呪って、生まれてきた子供が死ねばいいと願った。
そうしたら、二人は子供を残して事故であっけなく死んでしまった……。
子供は嫌いだけど、大好きだった人の忘れ形見だから育てている。

後輩に関する回想が時折登場するんですが、八乙女の中で後輩は今も生き続けていることがわかります。
後輩の思い出に囚われ続け、もう何も望まないと言い、彼と一緒に自分の心も死んだという八乙女。

うわー…って感じです。
もし自分が好きになった人にこういう哀しい過去があり、「あいつと一緒に自分の心も死んだ」みたいに言われたら、もうダメだーって思って自ら恋に終止符を打ちます、私なら。情けないけど。
だって死んだ人には敵わない………って思うから。死んだ人の記憶っていつまでも美しいままじゃないですか。

だけど松田くんは強い!
今でも好きなんですか?とズバリ聞いて「好きかもな」という返しにもめげず、「でももう彼は嘉彦さんのことを好きになってくれないよ。だってこの世にいないんだから。」と言えちゃう。
そのうえで「俺なら〜」と切り出すんです。
なんて強いハートの持ち主なんだろうと感心するし、その真っ直ぐさに八乙女の心の穴も塞がってくれればいいなと思うんだけど、塞がるかなぁ〜どうかなぁ〜とも思う。

今の八乙女は、松田くんがただ一心に愛してくれるというから、それではよろしく的に身を投げ出しているだけであって、松田くんでないといけない理由が見つからないんです…。
そして、松田くんはなんでこんなに厄介なおっさんを愛するようになってしまったのかもいまいち判らないので説得力がないせいか、あぁこの二人が出会ってほんと良かったねぇぇ!!みたいな読後感が得られず、消化不良ぎみです。

一番好きなシーンは、妹と後輩がベランダで仲良く肩並べて、雲の様子だの月の色だの星の瞬きだのをあーだこーだと喋っている様子を、バカにしながらも本当はうらやましい思いで聞いていた…という回想シーン。
そして「今なら少しはわかるのにな…」って言葉が切ない。
自分の感性にはないものを持つ二人が仲良く喋る姿を、疎外感を感じながらどんな思いで見つめていたのか……
そして、今なら自分だってわかるのに、もうあいつはおらず語り合うことはできない……。

切なすぎます(涙)

ぶっちゃけ八乙女と松田くんの恋愛に関しては中立なのですが、八乙女の過去の恋・過去の記憶が非常に切なくて私の心が揺り動かされるので「萌」です。

4

ジャージ+無精ひげ+子連れ

↑の組み合わせが心にヒットです。
なんにも知らない、だからこそ与えられる愛もあるんだなぁと感じました。

この攻め(八乙女)が…なんとも受けくさい。こんなに傷ついて、悩んで、寂しそうな攻めを私は初めてみました。夕焼けをみて、彼のことをふと思い出してみる…王道なんですけど、キュンキュンせずにはいられません。
受け(松田)も、翻弄されっぱなしというわけではありません。若さでアタックします。好きな人のことは知りたいから聞きまくる、感情的にものを言うときもあります、それがかえって八乙女の硬くなった心にしみていくのでしょうか。だんだん近づく距離感もいいです。

3

隣の彼だけど…

私の読んだ木下けい子先生の作品の中では無精髭でジャージでタバコをスパーなタイプは珍しいです。

木下先生の作品は自分の心に引っかかるものとそうでないものがわりと分かれてますがこれは後者かなあ。

大変失礼ですがあるある設定にあるあるストーリーな気がします。
確かに気になる隣人で色んな顔や以外な所を見せてくれて気になるのはわかりますが、一浪で成人してるとはいえ二十歳で田舎から進学で上京してきたばかりの松田には、雛が最初に見たものを親鳥と刷り込まれる?的な感じに思えてしまいました。

色んなエピソードがあるんですがなんかどれもあるあるで。
嘉彦が気になってほっとけなくて自分が欠けた所を埋めてあげたくなるのもわかりますが、まだ大学入ってこれからでしょ!とBLとしては言ってはいけないことを言いたくなりました。

松田の方言がたまに出るところが良かったです。

3

この作品が収納されている本棚

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