木下けい子さんのレビュー一覧

幾千の夜 第二夜 コミック

木下けい子 

同性同士の恋愛は成立するの?

 宙は家を出て、哲弥のアパートで同棲を始めます。しかし、哲弥にはつきあっている彼女がいて、宙は自分が邪魔をしているのではないかと心配します。
 
 第一夜では、「守りたい」とはどういうことかがテーマになっていたような気がします。そして、第二夜では、「幸せのあり方」がテーマになっているように思いました。異性同士の愛なのか、同性同士の愛なのか?彼女と哲弥の幸せを祈れない宙。宙を守りたい哲弥。思って…

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幾千の夜 第一夜 コミック

木下けい子 

人を守りたいってどういうこと?

 宙は、お隣のお兄さん、哲弥と仲良し。しかし、宙の家庭は、父があまり家庭を顧みず、離婚などの複雑な環境下のためか、いつも父は宙に冷たく当たってしまいます。

 哲弥は宙のことを守ってあげたいと持っているのに、夢の中では宙の体を求めるあまり、いつも泣かせてばかり。いつか「ひどいこと」をしないように、いったんは宙から離れようとするのですが、この二人の時間はまた動き出します。

 必死に心の中に…

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キスブルー KISS BLUE 2 コミック

木下けい子 

二人の恋が完結

 友坂が女子に好かれていることを見抜いて、「つきあっちゃえば」なんて善意で言っている野田。楽にさせたいからそう言ったのに、友坂を苦しくしてしまう。野田はそういうところがいじわるだと思います。(笑)
 
 そして、二人が離れれば離れるほど、お互いにどんどん本当の気持ちに気がついてしまう。ストーリーが秀逸なことはもう言うことなしですが、友坂の横顔が色っぽいんです!こういう顔されるとやっぱり萌えます…

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キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

あの頃の「自由」がいっぱい

 私も木下先生の作品が大好きですが、読んでみるまでどうして皆さんからの支持が高いのか分かりませんでした。(カバーがごく標準的な感じだったので。)

 物語の冒頭から、野田が好きだと自覚してしまう友坂。全く、この二股男のどこがいいのかと思ってしまいます。友坂は自分の気持ちが「友情」ではなくて、「恋」だと気づいてしまう。一線を越えてしまった後、これまでの関係が壊れるのを恐れて「友達でいたい」なんて…

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君によりにし コミック

木下けい子 

うーん 難しいなー

 大好きな木下先生の本ということで楽しみに読んでいたのですが…。

 小野寺さんが大和の中に父を見いだそうとするのは、やはりかわいそうな気がして、今ひとつ気持ちが乗りきらないまま読み終えた作品です。

 もう片方の「スローバラード」の方も、10年越しの恋をゆっくり描いたものなのですが、いまひとつ木下先生の切なさとか、感情がつかみきれないまま読み終えてしまいました。

 どちらもハッピー…

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蜜色パンケーキ コミック

木下けい子 

お仕事の色は?

思わずタイトルに惹かれて買った1冊でしたが、今回は萌えポイントが少なかったかな。

 パティシエの千春と俳優の東吾、漫画家の南と宮坂。新人サラリーマンの一と教育係の八代。いずれもハッピーエンドでおわるのですが、短編収録のために、一つの作品で萌えどころが少なかったのが残念です。
このコミックで私のおすすめ萌えポイントは、「お仕事男子」!ともかく急な修羅場がいくつか出てくるのですが、それを乗り越…

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ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

少女漫画のようなBL

 高校の同級生である合田くんをめぐり、貧乏大学院生の高木とお坊ちゃまの細川が熱い火花を散らし合う物語です。
 デザイン会社が半年で倒産して、繁華街で客引きをしている合田くん。偶然通りかかった高木と細川。合田くんをものにできるのはどっち??などと思っているところに本命、志塚登場。
 しかし、志塚は隣の杉田のことが好きなので、結局全員片思い。何とも甘酸っぱいキャラクターばかり。

 合田くんは…

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松前先生と美貌の作家(ぼく) 小説

遠野春日  木下けい子 

『由利先生シリーズ』が気になってしまった・・・

イラストの木下けい子先生のコミックスの『由利先生シリーズ』
よりゲストで六車くんが出演なさってるのですが
私は読んだことがないので、そっちが完全に気になってしまった!
どうせ読んじゃうんだろな~面白そうだもん。
遠野先生はちょっと苦手な系統のお話の時もあるのですがこちらのお話は
好きでした。
このお話は美貌の若様の精神的成長記録でもあります。
世間しらずで傲慢ちきでプライドの高い受様…

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崇美なラブリー ~もふもふしたまえ~ 小説

真崎ひかる  木下けい子 

毛色の違う『もふもふ』?

真崎さんの『もふもふ』シリーズと言えばらぶらぶコメディ、と思ってたんですが、今作はシリアスでした。そして、言うほど『もふもふ』じゃなかった気がしましたね~。実際に作中に尻尾が出てくるのが、ようやく2/3過ぎたあたりですし、何より肝心の『もふもふ』が全然ラブリーじゃなかったよ・・・

これ、わざわざシリーズの一環でやる必要あったのかな、と思ってしまいましたね。それくらい1作だけ浮いてました。

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崇美なラブリー ~もふもふしたまえ~ 小説

真崎ひかる  木下けい子 

今度のもふもふは神格だっ!

もふもふさんもシリーズ4作目に突入して「もふもふ」って言葉だけで条件反射で
萌え萌えしちゃうような気分にさせてくれる魅惑のシリーズ!
今回のもふもふは一味違うもふもふ攻め様で登場します。

千年の昔からの仕来りを密かに守り貫いている山間の村がお話の舞台で、
今までの都会の中にいるもふもふさんとは違い、神格と崇められながら村を守る為の
尊い主として暮らしている攻め様。
そしてその村では…

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