tomohi0501
独特の雰囲気と世界観のある作品でした
表題作はなんともいえない、大人の駆け引き
駆け引きという表現が適切なのかわかりませんが、不器用すぎるが故の不安定さが絶妙でした
裏の裏はただの表、なんてシンプルにはいかないよなを実感した作品でした
明日、彼らは は、初々しかったし胸がキュンとするようなお話
会話が多いわけではないのに、表情から気持ちが溢れてる感じが流石でした
短編集…
◆夜の落下(表題作)
興味深いキャラクター設定とストーリー展開でした。受けの九鬼は義母と仲が悪いわけではないけれど、彼女に嫌われたくないがために彼女の言うことをひたすら従順に聞いてきた男性です。結婚を期待してくる彼女のため、セックスができる体にして欲しいと攻めの多田に頼みます。快楽を感じながらも、義母への謝罪なのか神への謝罪なのか何度も「ごめんなさい」と謝る九鬼が痛々しいです。クリスチャンとし…
まさしくこれぞ麻生先生という雰囲気そのものなんですが、しっとりした空気感の中になんだかずっと甘さも感じられるような気がして、この作品が好きだなぁと感じました。私が今まで読んだことのある麻生先生の作品だと、ストーリーはとてもしっかり練られていてたくさん引き込まれるシーンがあるものの、やはりキャラクターの辛さや切なさなどの感情が勝ち過ぎて、良い作品だけど萌えは少ないかなというのが正直な感想だったんで…