麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

不出来な悪魔 コミック

麻生ミツ晃 

独特の世界観のある作品

独特の雰囲気と世界観のある作品でした

表題作はなんともいえない、大人の駆け引き
駆け引きという表現が適切なのかわかりませんが、不器用すぎるが故の不安定さが絶妙でした

裏の裏はただの表、なんてシンプルにはいかないよなを実感した作品でした

明日、彼らは は、初々しかったし胸がキュンとするようなお話
会話が多いわけではないのに、表情から気持ちが溢れてる感じが流石でした

短編集…

0

カラスとの過ごし方 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

人と人の出会いの物語

BLにしてはめずらしく、何とも掴みにくい話だと思いながら読んでいました。
高校の時のバスケ部の先輩槇野にバイト先で出会い、同居を始めた幸一。
その流れも最初は全く説明がない。どうしてそうなった?!と疑問に思いながら読み進め、槇野への不信感だけが膨らみ、また幸一のどっちつかずの気持ちにもヤキモキし。。。
好意と心配を混同して持つ幸一には、槇野の気持ちには答えられずにいる。たぶん槇野もわかってい…

1

ラジオ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

読んで良かった

良かった!
凄く良かった!
ドラマで、拓人の意志を尊重し別れた2人が6年後、拓人のやるラジオ番組で共演する所からの話。
裕次がどんな考えで拓人と別れたのか。ずっと気になっていた事がしっかりとまとまった
一冊でした。

6年前に2人が共演したドラマの再放送と、連動したラジオという設定が現実にありそうで、2人の掛け合いを読んでいると、リスナー気分になります。
特にベッドシーンを語る所は、…

4

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

スパダリに懐く甘い関係だけでなく

作品のあらすじは、上記を読んでください。

朝丘先生の甘々が好きで、読み始めたら早い段階から甘々!
でも、ドラマの役作りの為や、演技指導の為に裕次が仕掛ける甘々なのかがあやふやで、読んでいてキュンとくるのに、「もしかして踊らされている?!」と思ってしまいました。
まさに朝丘先生の手のひらで転がされてました私。

何度も裕次は拓人にアクションを起こしているのに、拓人の解釈違いみたいなので…

1

『きっと、幸せな結末』オリジナル番外編「ただ、幸せな結末」 コミック

麻生ミツ晃 

痛みを知りながら未来に歩き出した男たちのその後。

『きっと、幸せな結末』の番外編。
まえがきによると、当初収録する予定だった描き下ろしをやめて、現在コミックスに収録されている「もっと、幸せな結末」に描き直ししたそうです。
その収録されなかった番外編が同人誌になりました。


●番外編マンガ…8ページ
佑真はすみれと一緒に居たくて、バーにも出入りするし、すみれのことを見つめてる。
でも、すみれは佑真との関係を大切にしたいから、佑真のこ…

10

焦燥 小説

藤代葎  麻生ミツ晃 

謎解も興味深い

男くさくてデリカシーのない刑事・住吉と
物静かだけど住吉にだけツレない臨床心理士・東宮の恋物語ですが
患者であった一人の青年が亡くなった真相を解き明かすことも重要なので
ただ単に大人のラブストーリーというわけではありませんでした。
住吉が東宮にアプローチしても東宮が相手にしてくれないので
なんで一度だけでも関係を持ったんだろう…と序盤は思うわけですが
東宮の回想シーンが来て納得です。

3

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

切なさと萌えでいっぱいの作品

麻生先生作品といえば大人でシリアスと勝手に思っていましたが…萌えが満載でビックリ!!!
シリアスで切ないのは勿論ですが、初めから最後まで萌えポイントがあってキュンキュンしっ放し><

5人兄弟の長男一太は人との関わりが苦手な転校生土屋にお兄ちゃんスイッチがON。
土屋の方言、ツンデレ、赤面に萌えること間違いなし!
両想いになってから顔を合わせても意識しすぎてツンな土屋、電話でのデレがまた…

0

夜の落下 コミック

麻生ミツ晃 

途中まで重いけれど読後は爽やかな印象

◆夜の落下(表題作)
 興味深いキャラクター設定とストーリー展開でした。受けの九鬼は義母と仲が悪いわけではないけれど、彼女に嫌われたくないがために彼女の言うことをひたすら従順に聞いてきた男性です。結婚を期待してくる彼女のため、セックスができる体にして欲しいと攻めの多田に頼みます。快楽を感じながらも、義母への謝罪なのか神への謝罪なのか何度も「ごめんなさい」と謝る九鬼が痛々しいです。クリスチャンとし…

3

きっと、幸せな結末 コミック

麻生ミツ晃 

誰かに大切にされる尊さが沁みる

 まさしくこれぞ麻生先生という雰囲気そのものなんですが、しっとりした空気感の中になんだかずっと甘さも感じられるような気がして、この作品が好きだなぁと感じました。私が今まで読んだことのある麻生先生の作品だと、ストーリーはとてもしっかり練られていてたくさん引き込まれるシーンがあるものの、やはりキャラクターの辛さや切なさなどの感情が勝ち過ぎて、良い作品だけど萌えは少ないかなというのが正直な感想だったんで…

1

夜の落下 コミック

麻生ミツ晃 

後半のワンコが好き

表紙の背徳感とかタイトルなどから、容赦無く痛い系の麻生さん作品かな?とかなり身構えて読み始めたのだけど、意外とあっさりしてて拍子抜けしたというか微妙な不完全燃焼感があったのだけど、第一話が「ドS攻め」というアンソロ、第二話が「性癖・フェチ」というアンソロ掲載作品ということで、なんとな〜く納得。
知らなければお題ありきのお話だとは気づかない程、お題をこなしてます!感が無いのはさすがだしお見事ですが…

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