麻々原絵里依さんのレビュー一覧

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

攻めと受けとの懲りないやり取りが楽しい

財閥企業の御曹司社長である攻めの元へ「プライベートアシスト」として派遣された受け。
「プライベートアシスト」というのがトップレベルの企業人にしか仕えないスペシャル秘書みたいなもんで、仕事のサポートどころか片腕となり、ときには人には言えないお世話までしちゃうとかいうなんかすごいやつ。

攻めはボンボンだけど、型破りというか自由奔放というか、自らどんどん企画して現場に突っ込んでいくような現場大好…

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ロマンスの演じかた 小説

砂原糖子  麻々原絵里依 

め、面倒くさい!

気が長くないと読み切れない作品かもしれない。
普段あまり区切っては読まないのですが、こちらの作品は途中途中で休憩を挟まないと読み切れなかったです。
なぜかと言うと、受けの有佐がツンデレとは言ってもデレがなくツンツン。
これがただのツン95%くらいの受けであればまだ良かったのかもしれないのですが、他人だけではなく攻めの惣一の事を騙しているのがマイナスポイントでした。
ツンデレは好物のはずなの…

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祟り神様の愛し子 小説

高岡ミズミ  麻々原絵里依 

とにかく二人がいちゃいちゃしてるっ!v

溺愛ものをというテーマだったらしく、
攻めの祟り神様が拗らせ溺愛であります。
なかなかぐいぐい来るのに、
受の奏くんは免疫なしの真っ白さんなので、
進展せずにヤキモキします!

ストーリーの山場は、宿敵登場なのですが、
これがまた強いんだか弱いんだか分からない!
この辺の盛り上がりがイマイチなのですが、
後半はとにかくいちゃいちゃで、
その点ではテーマを完全補充v

物語的…

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王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

息も付かせぬ展開

序章とも言える1巻でも十二分に面白かったのですが、2巻は更に面白く、ワクワクよりもハラハラするような展開が待ち受けていました。
特に中盤〜終盤部分の怒涛の展開が目まぐるしい。
読み進めると400P超の厚さがあっという間に減り、ページ数も残りわずかに。
ちょ、ちょっとちょっと…いやいやいや…
勝手に2巻で完結だと思っていたので、まさかの続く!に驚き。
しかもここで…?!と、樋口先生の引きの…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

序章なのにもう面白い

樋口先生の本格ファンタジー作品。
ムシシリーズやパブリックスクールの印象が強かったので、一体どんなお話を書かれるのだろう?と、期待大で読み始めたのですが、文句無しの面白さでした。
約400P近くと結構な分厚さだというのに、あっという間に読み切ってしまいました。
うーん、面白かった!!
こんなに後で読まずにもっと早く読めば良かった。
読み始めはファンタジー色の方が強い印象です。
けれど、…

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「さよならガラスの恋心」電子限定おまけSS「最強のライバル」 グッズ

ゲーム開発者ってすごい

攻の副島視点。
本編の後、副島と夏季が同居し始めたことがわかります。
副島が強いている訳ではないのですが、夏季は家事も(もちろん料理も)全力で頑張っているようです。

そんな夏季の目下のお楽しみは、「ふんわりベアの農園づくり」という、副島が開発したゲーム。動物たちが農園を耕したり料理をして他の住人をディナーに招待できたりするもので、夏季はどハマりしています。ある日、副島が早く帰宅すると、夏…

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さよならガラスの恋心 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

表紙の雰囲気通りの作品

電子書籍で挿絵なし。
電子だと表紙の絵しかないので、攻の副島の顔がわからないのは残念。麻々原先生の素敵な絵柄を頭に思い浮かべながら読みました。

見た目は怖いけど懐が深いサラリーマン×あまりにも不憫な人生を送っている定食屋のバイトです。

シリアスで重たい作品。受の夏季の、「体調がすぐれず時折頭がぼんやりする」ことの真相がとても辛いです。夏季の場合は、精神的に受けたダメージがあまりにも致…

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王を統べる運命の子② 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

一歩進んで二歩下がるような構成

1、2巻一気に読みましたが、2巻の最後の方からはさーっと読みました。

辛口です。

まず1、2巻を通してリオがユリヤのどこを好きになったのか、いつそんなに好きになったのか不明。ユリヤも同様。
まだリオがユリウスを好きになる理由はわかりました。
あとユリヤとユリウスが同一人物だったのは結果オーライとして、途中まで別人と思ってて、どっちか選べって言われたときにリオは完全にユリヤを選んだん…

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王を統べる運命の子① 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

勢いはないけど読みやすい


読みやすいファンタジー小説でした。
が、これといって強く惹かれることもなかったのが正直な感想です。

身分が低く華奢な受けが華やかな方々に好かれていくパターン樋口先生多いですよね。
偶々私が買う本が似たりよったりなのでしょうか(笑)
新鮮味が薄いかな、なんて思ってしまったり。


でも自分で深く考えてこなかった子が目標を見つけたり喪失を味わう描写がとても細かくうまいと思いました…

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寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

個性豊かな仲間たちも良い

電子書籍で挿絵あり。
前半は受視点、後半は攻視点、電子限定版SSは当て馬?視点です。

久我先生といえば関西弁ということで、今作は受の庄野を筆頭にほとんどのキャラクターが関西弁です。攻は東京弁です。

結論から言うとお互い一目惚れみたいなもので、どっちがアクション起こすんじゃ〜〜!!いつラブに発展するんじゃ〜〜!!とわくわくしながら読めました。いいですね、青春って。同室になった朝妻と庄野…

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