麻々原絵里依さんのレビュー一覧

色悪作家と校正者の多情 ご購入特典書き下ろしペーパー 色悪作家と校正者の山椒大夫 グッズ

何だこりゃ

篠田好きな私としては面白いですが、作品の特典書き下ろしというより自己満足に近いですね。

正祐を稚いと何度も表現されてますが、本編でようやく人間らしくなって来たのにまた後退してました。

まさしく篠田に通訳を頼んでまで大吾に伝える行為は、正祐の自己満足でしか無いと思いました。そこがやっと人間を始めたばかりと篠田が思うところですね。

菅野先生の好きな文学や豊富な知識を自作に取り入れるの…

0

色悪作家と校正者の多情 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

気持ち悪い女流作家

途中まではとても面白かったんです。
何というか正祐が人間らしいと思ったし、共感出来たし、もしかして萌2になるんじゃ無いかと思ったほどでした。

正祐の母親が対談で大吾を滅多切りにするのも面白かったし、正月に実家で会った母親が大吾を可愛いと言ったのに嫉妬する正祐もとても良いと思ったんです。

ですがやっぱり最後に地雷がありました。
あの冬嶺瑤子です。なんで大吾を彼女の元に向かわせたかな?…

1

色悪作家と校正者の純潔ご購入特典・書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の吾輩は猫出る名前はまだない」 グッズ

この作品の良心

本編のレビューでは散々なことを書きましたが、やはり百田と篠田が大吾と正祐との会話に入って来ると普通に読めました。
大吾と正祐の2人のシーンでは全く楽しめませんけど。

こちらの書き下ろしペーパーは、本編からの夏目漱石談議が場所を変えて行われてました。

菅野先生はどうしても「吾輩は猫である」の結末を語りたかったんでしょうね。確かに伊集院と篠田が結末を思い出したのにはクスッと笑ってしまいま…

0

色悪作家と校正者の純潔 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

やっと分かった

読んでいて痛感したのは、私には菅野作品が合わないということでした。唯一読んだことがある「毎日晴天」シリーズも作風が合いません。調べてみればこの二つ以外は読んだ事がありませんでした。

ファンの方や先生には申し訳ありませんが、この作品の次巻は持っているので読みますが、これ以上は購入しないと思います。


幼いと作中で表現されている正祐ですが、私には性悪女にしか思えず、今の時点で全く好きにな…

2

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

面白いんだけど

こちらの作品を読むと作者様の知識量と正しい日本語の美しさに感心します。

そして大吾と正祐の会話のやり取りが小気味良くて笑ってしまうのです。

ですが今作の途中から「毎日晴天!」シリーズでイライラした部分と似通ったものを発見してしまってから楽しめなくなってしまいました。

それは初心で恋というものが良く分かっていない正祐のままならない気持ちと苛立ち部分でした。

もちろん「毎日晴天…

0

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

ちるちる不朽の名作BL小説100選ときめく恋

「ちるちる不朽の名作BL小説100選ときめく恋」に選ばれた名作。一度同人誌で発表したものを加筆修正された作品らしい。道理で読んでる途中で「もう終わるのかな」と思うくらい前半で一つの山場が終わり綺麗にまとまる感じがしました。
でも後半が凄い。ええっ!と思うくらい攻めが豹変。そして受けも強気になっちゃうし。受け君の視点で書かれているので強気に豹変しても理由がわかるから納得できる変化だったけど、攻め様…

2

すき 小説

月村奎  麻々原絵里依 

健気な恋がかわいい。子どももかわいい。

担当編集者を好きになるけれど、そっけなくされて、期待しないように努める健気な受けがかわいくて、きゅんとしました。攻めの井上に告白をかわされて、だけど優しくされて、期待したいけれどしたらいけないという気持ちが切なくて、またイラストも合ってて良かったです。
できれば井上にもっとやきもきさせるエピソードが欲しかったけれど、話が深刻になりすぎないから、かわいいお話を読みたいときにおすすめです。
月村作…

0

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

ラブコメかと思ったらシリアスでリアル

積んでいた本をやっと読みました。
見事なほどの攻めザマァ。
攻めザマァの中の攻めザマァでしょう。

傲慢な前半から、後半のあまりにも情けない攻めの変貌ぶり。
攻めがあまりにも可哀想で、思わず泣いてしまいました。
不満を溜め込んだ受けが爆発すると、ここまで威力大なのかとビックリ!
容赦なく突き放す突き放す。情け容赦なし。

画家の変わり者・克己×献身的なリーマン・昭良

尽くさ…

4

センチネルバース 蜜愛のつがい 小説

今城けい  麻々原絵里依 

オカルト要素が無ければもっと楽しめたかな

二回読み直した後の批評寄りの感想です。
この構成を許した編集担当の責任もあると思う。
この作品は小説というより、センチネルの解説書に近い構成。

Ωやセンチネルは、バース・ルールが分からないと面白味が深まらない。ルールが分かると、とっても面白くなる。
でも、作品全体をセンチネルのルール解説書のように構成する必要は無いと思う。
作品中にセンチネルの解説を長めに盛り込むより、他に方法はなか…

2

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

長く続いてほしいシリーズだ

「月への吠えかた~」「星に願いを~」と順番逆にしてしまいましたが、ようやく読めました。
人生豊かそうな作者の力でしょうね、似たキャラはおらず魅力的で個性豊かな登場人物たちがどのお話も楽しませてくれます。

純朴なローマンがガッシリとした軍人さんのような見た目に反しとてもチャーミングでギャップにやられました。
人間としての性知識はまだまだ未熟で…ランスに教えを乞いながらも(こっちまで赤面した…

3
PAGE TOP