北沢きょうさんのレビュー一覧

沼底から 小説

宮緒葵  北沢きょう 

もっとどろどろしていても良かったのかも

旧版未読です。
因習村・謎めいた美しき義母攻め・これまた美しい謎の義兄と、わくわくしてしまうキーワードが揃っていて一体どう料理されるのか?と読み進めたのですが…
うーん、ちょっと入り込めないところがあったかなあとこちらの評価になりました。

私は宮緒先生作品の攻めに、受けに対する病的なほどに激しい執着を期待して読んでしまっているものですから、執着の理由と執着の仕方も弱いなと感じてしまったん…

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異世界召喚されたら、勇者じゃなくてオメガになりました 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

展開は面白いです

最近流行りの異世界召喚ものといえば…な定番のおいしい設定も取り入れつつ、そこに独自設定が施されたオメガバース要素が加えられていて面白かったです。
お話はすごく面白いのだけれど、それと同時に評価が難しい作品だなあとも思います。

とある事情から女性絡みの性的なあれこれに対して苦手意識を通り越して拒絶反応がある、天涯孤独の日本人・ケイスケ。
彼が異世界へと召喚されるところから始まる物語。
現…

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人嫌い王子と祝福の花嫁 小説

chi-co  北沢きょう 

良いお話でした。

メルかそれ以外か

天使昇格試験のため第二王子のアドに愛する者を番わせるため人間界にやってきた天使見習いのメル。

早いうちに、見える!これは結末が見える!

わかっていても楽しめました。
王道といえば王道ですね。
メルの無垢さとなんとかアドに人間の素晴らしさを知ってもらおうとするところに。
また、それをなんだかんだ楽しみにしてるアドに。微笑ましかったです。

アドの深い愛情…

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隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

よかったねぇ⸜(*˙꒳˙*)⸝

大好きな「嫌いな男」のスピンオフとなるこちら。
電子で買うつもりで待機していたのですが、コミコミさんにてディアプラス文庫小冊子フェアの文字を見て、そりゃーGETせねば、とさらに待ちました(≧▽≦)

受け様は前作にて不誠実な恋人に振り回され、やっと別れる事を決めてた伊崎。
ふらりと立ち寄った居酒屋で相席した男性と飲み友達となる。
それが攻め様である安原。

伊崎は、理想となるような男…

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異世界召喚されたら、勇者じゃなくてオメガになりました 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

沢山の方に読んで欲しい作品

初めての作家さまでしたが、今ハマっている設定なのと北沢きょう先生のファンタジーの挿絵が大好きなので迷わず予約購入していました。
文庫にしては結構なボリュームでしたが、面白くてページを捲る手が止まりませんでした。

この作品って2021年に電子版で出てたんですね。電子版は滅多に購入しないので存じ上げませんでした。書籍版には表題作の電子版にブライアン視点の書き下ろし「秘密」が収録されていました。…

4

異世界召喚されたら、勇者じゃなくてオメガになりました 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

異世界召喚モノとしては凄く面白い

Ωバースのエロエロ要素を盛り込みつつ、異世界ファンタジーとしても面白くて読み応え抜群の一冊でした!
ただ、BL的にモヤっとする部分があり〝萌×2〟評価に……

粗筋から、異世界召喚でΩになった主人公がスパダリαな王様にひたすら溺愛されるお話かと思いきや、過去に召喚された異界人の手記を辿りながら魔石とデュナン国の秘密に迫る、ストーリー重視のお話でした!

ぶっちゃけ、予想外のシリアス展開に…

7

沼底から 小説

宮緒葵  北沢きょう 

粘度高めの執着愛

なんかスッキリするようなしないような……不思議な感覚に溺れてしまう作品でした。
某テレビ局の「世にも◯妙な物語」を観たときのような読後感を感じつつ、金田一耕助作品の舞台のような妖しい雰囲気に怯みました。(あくまでも私のイメージです)
ズラリと並べられたミステリアスなカードの数々が、これから起こる物語が普通のストーリーを辿るものではないことを予感させます。結末も経過も予想から外れた展開に仕上げて…

3

沼底から 小説

宮緒葵  北沢きょう 

宮緒節、炸裂!

2015年にプラチナ文庫さんから刊行された同名小説の新装版。
宮緒さん作品はほぼほぼ読んでいますが、旧版は未読。

ということでレビューを。旧版の方のレビューにもあらすじは書いてくださっていますが、一応こちらでも書こうと思います。





大学生の琳太郎が主人公。
21歳ではあるが、大学にストレートで入学した青年。ストレートで進学する人は18歳で入学になるが、彼が21歳で大学…

5

光と影の王 下 反逆の故国 小説

水壬楓子  北沢きょう 

怒涛の下巻でした。

最後の最後までどう2人の愛が転ぶのか。
また表面上、大罪を犯してきた受けが、どのように自ら落とし前をつけるのか。

とにかくハラハラドキドキの展開でした。

良かれと思って攻めが受けの妹を助けたあの例の事件からすべては始まった伏線回収が見事すぎて、受けが攻め以外の人と致すのがどうしても許せないと思う人以外には、ぜひ読んでほしいと思えたラストです。

そして受けの側仕えだったニナとのや…

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光と影の王 上 運命の代償 小説

水壬楓子  北沢きょう 

究極すぎる愛の応酬の上巻。

幼い頃から兄弟同然に育ってきた皇子×「留学」という名の人質として攻めの国へやって来た他国の皇子。

上巻だけですでに激動すぎて、このあとどうなっちゃうの?!! と胸の辺りがキュッとなるような攻め受けの切ない別離で終わっていました。


攻めのアーサーがいい子すぎるんだけど、いい子すぎて、受けの国のことまで見えてないのが辛い。

辛いといえば、自分の国のためとは言え、策略として攻めの父…

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