北沢きょうさんのレビュー一覧

オオカミ陛下は愛妻家 小説

くもはばき  北沢きょう 

最高だ!ぜひ推したい!

作家インタビューで様々なご意見が寄せられた本作、いきなりあとがきから引用させていただきます。
『何が一番勉強になったって、結局どんなプロットでもいつも言いたいことや守りたいものは同じだし、あんまりテイストも変わらないんだなということです』

「ホントにそうだな」と思ったの。
いや、ばきさんのファンになって良かった。
明日も早くて寝なくちゃいけないけど、読む手が止まらなかった興奮が冷めぬ間…

14

オオカミ陛下は愛妻家 小説

くもはばき  北沢きょう 

不器用攻め、可哀想・・・っ!Σ( ̄□ ̄;)

中央アジア風の国を舞台とした、人狼の王×妖精族の妃による、溺愛ファンタジーになります。

実は最初、新刊のタイトルやあらすじを見て、かなり戸惑ったんですよね。
これまでと明らかに作風が違う・・・!
えーと、担当さんからの「BL小説で多く書かれている設定を調べて、その題材を書いてください」と言う指示のもと、今作を書かれたそうです。
個人的には、この指示が不思議で不思議で。
だって、作者さ…

9

愛の狩人 小説

名倉和希  北沢きょう 

職業:ホスト+吸血鬼

先生の過去作品探索中。めっちゃ面白かった!攻めが好きなタイプだったので萌2にしました。本編260P弱。俺様な攻めがお好きな方には絶対おススメしたいです!やっぱりくすくす笑えるお話ってサイコー。

歌舞伎町で売れっ子ホストのユアン。実は吸血鬼で「本当は血を吸いたいんだけど、汚れるから」と新たに考えた「エナジー吸い取り」により、かれこれ300年ほど生きています。歌舞伎町の住民たちは色々いて面白いけ…

3

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

強い関係

先生買い。シリアス話はあんまり盛り上がれないかなと思ってたら最後の方で泣きそうになったので萌2にしました。受け兄が気になるので、スピンオフが出ると嬉しいです。本編260Pほど+あとがき。

5年間、短い期間での引越しを繰り返し何とか逃げてきた暁(あきら)。その日も朝に予兆があったので夜には引っ越さなければと思っていたのに、バイクで転倒。目覚めると8歳の頃から育ててくれた伊織が側に控えていて、5…

5

かわいい彼 小説

清白ミユキ  北沢きょう 

ありがちかと思えば

手前のこげ茶髪が受け、奥の男性が攻めです。

過去の恋愛で臆病になった受けが年下攻めに癒されるありがちな話かと思いきや、結構予想外な攻めでした。

表紙イラストで朋久(攻め)がホットケーキを作っているので料理上手かと思っていたら、実は料理はそれほどでないという高校生らしさで、ではなぜホットケーキだけは上手かというと理由がある、そしてそれが将来なりたい職業に繋がっているといった具合でした。

0

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

これ、親子ものですよね?違う?

沙野さんの新作は『予知夢を操作して現実を変える能力を持つ一族』と『その能力を最大限引き出すことの出来る一族』が関わるお話。
この2つの家が日本の政財界を大きく動かして来たという設定なんですけれども、相変わらず虚構を現実に引き寄せるのがお上手。
例えばですね、155pに下記のような文章があるのです。
『雰囲気というものは曖昧なようでいて、時代を作っていく基盤でもある』
「まさに!」ですよ。

4

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

深い愛情ゆえにこじれる二人に萌えと切なさが滾る

作家買い。

沙野さんの新刊はファンタジーもの。
沙野さんらしい、と言っていいでしょう。「リアル」「と「ファンタジー」の境目が非常に曖昧。実は現実でもこういうことがあるんじゃないのかな…?と思わせる設定、そして文章力。あっぱれとしか言いようがない。




主人公は伏見暁。
夢を見ることで、それを現実にすることができるという「夢生み」と呼ばれる特殊な能力を持っている青年。
彼の…

7

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

ファンタジーサスペンス

そっちの夢?
タイトルだけ見て飛びついてしまいましたが、
〝夢〟を将来の夢……的な方だと思っていました^^;
が、普通に寝ているときに見る夢の事でした……

夢あふれる作品ではなく、
終始シリアス展開の作品です……


「夢生み」という特殊能力を持った一族・伏見家の暁が本作の主人公です。
この「夢生み」の説明が難しく書かれているので、
初めは戸惑いました。

でも、本当は…

6

夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

それぞれの愛の形があり、目に見えるものが真実とは限らない

夢を操り現実にする力を持つ一族と、彼等を庇護し支配する事で富を生んで来た一族。
彼等の闇や愛、そして救いを描いた物語になります。

攻めと受けの両視点で進み、基本サスペンス調になると思うんですけど、とても切なくもあり哀しくもある。
そして、ひどく優しいお話でもある。

いや、終盤で明かされる真実が、驚愕なんですよね。
お話自体も二転三転して、その先に見えてくるものが、全く予想がつかな…

15

皇帝陛下と恋する子猫 小説

廣瀬航  北沢きょう 

途中までは良作

受けの子猫に癒される、中華風BLファンタジーです。皇帝陛下の晧月はスパダリ感もあり、個人的には好きな攻め受けでした。
物語冒頭からの子猫との出会い、神獣との関係や伝説が徐々に明かされ、炎輝率いる神官側との対立。そんな中、晧月と翠玉の仲が緩やかに甘くなっていく過程にきゅんとしながら読み進めていたのですが、最後の神官側を追い詰め始める辺りから突っこみ所が畳み掛けるように出てきて困惑しました。
せっ…

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