北沢きょうさんのレビュー一覧

傾国の美男を助けたら運命が変わった話 小説

朝顔  北沢きょう 

悲劇の芽を摘む繰り返しに超ハラハラ

表紙に4人。これは複数プレイか四角関係?真ん中の美しい人を取り合うの?と思ったら違いました。

お話は不憫で辛くて緊張感がずっと張り詰めて。
レアンがシエルの名前を聞いたことで前世を思い出し…。シエルと彼を巡る二人の王子の悲劇を。

その前世の物語の記憶と現世の悲劇の芽を摘むようなお話です。

とにかく緊張感がすごい!なんとかしなければ!ふぅ〜間に合ったの繰り返しで。
ほぼレアン視…

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赤獅子王の運命は純白オメガ 小説

貫井ひつじ  北沢きょう 

庇護欲をそそられる攻め

貫井さんは大好きなんですが、こういう受けがだんだん読むのが苦しくなってきました。

不憫すぎる人質の王子エリシャが、その境遇のせいで何にも知らなくて。
まあ国の責任なんですけど…。
どんなに王様のディオンに良くしてもらっても、どんなに愛を告げられ大切にしてもらっても信じられず。
泣いて震えて抱かれて。

泣いて震えてばかりな受けがまた攻めの庇護欲をそそるんですよね。なので問題なし?

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陰獣たちの贄 小説

西野花  北沢きょう 

禁欲からの濃厚な快楽

西野花先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 5
複数プレイ 4
モブレ 2
不憫 2
な感じだと思います。

弘将さん、耕平さん、尚史さん×斎さんの4Pカプです。

先読みの力で国を支えてきた鮎川家。その当主である斎さんだったが、分家の内野家の三兄弟に淫紋を無理矢理刻まれてしまい…。

鮎川家の当主として、先読み…

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新人外科医は白獅子に求愛される 小説

幸崎ぱれす  北沢きょう 

お、面白かった……!

話し合うって、だいじ!
電子書籍で拝読しました!俺様傲慢エリートと真面目クール頑張り屋さんな受けの恋物語、めちゃくちゃ面白かったです!
2人の出会いで 「ふっ…おもしれー男…」的セリフが出てきたときは噴き出しました。まさかこの言葉を見られるとはw

俺様傲慢エリートなのに主人公に対しては、ごろごろと喉を鳴らすかわいい猫ちゃん化する攻めがすごいかわいかったです…胃袋から落とそうとする流れ、好…

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飴色恋膳 小説

宮本れん  北沢きょう 

片思いの切なさ、堪能しました!

飯テロご注意作品…。作中に美味しそうな飲食物が頻繁に出てきますので、空腹だと地味につらい!です!

年上敬語スパダリ(訳あり契約社員)と、お仕事頑張るリーマン主人公の恋のお話です。
片思いの切なさを、えいえいっ!と詰め込まれたような作品。主人公のつらい気持ちが沁みました…。そのぶん、ふたりの気持ちが通じあった時はよかったねぇ!と心から喜べました。
小学生男子がちょこちょこ出てきますが、この…

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皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない 小説

兎卜羊  北沢きょう 

ふたりとも最高です!

とても面白かったです!タイトルとあらすじがもしかしたら、え?冷遇されるの?辛い話?と思われるんじゃないでしょうか?大丈夫?明るくて楽しいお話ですよ?

本編は侯爵家三男のノエルが父親とその親友の伯爵が勝手に決めた(融資付き)息子同士の結婚で、とんでもない目に合っちゃうところから始まる、とっても楽しいお話でした。

だって僕侯爵家子息だよ?なノエルが、とんだ誤解をされた上に酷すぎる結婚生活が…

4

皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない 小説

兎卜羊  北沢きょう 

嫁いだ夫は愛人持ちの脛齧りでした

今回は王弟と侯爵家三男のお話です。

父親が決めた婚姻で婚家に冷遇された受様が
攻様との出会いで新たな幸せを掴むまでと
2人の過去を絡めた番外編を収録。

受様はオーレローラ国から嫁いだ祖母似の
白い肌とクリクリの巻き毛の侯爵家三男です。

オーレローラ語の翻訳家をしていますが
屋敷に籠る受様を見かねた父侯爵に
勝手に結婚を整えられます。

この世界では同性での婚姻が可能…

4

皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない 小説

兎卜羊  北沢きょう 

引き下がらない

きょう先生だったので購入。受けが意外で楽しかったですが、さらっと読めるタイプのものでしたので萌にしました。2段組の本編290P弱+同じく2段組の書き下ろし30Pほど+あとがき。負けん気の強い受けが好きな方でしたら良いかも。(あまりに興奮したので冒頭に。カラー口絵がすんばらしいんです!!!!!!!!きょう先生、神!いやまじ、カラー口絵だけでも見てほしい~!!!)

父親同士の取り決めにより当日に…

4

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

攻めが良い。

「嫌いな男」のスピンオフとのことで「嫌いな男」を再読してからこちらを読みましたが、再読しなくても問題なさそう。

全方位に渡って美意識も高く拘りもある伊崎が、普段なら絶対にスルーするような居酒屋に入って、偶然知り合った相手が安原。

この攻めの安原が、いい意味で派手さがなくて肩の力が抜けた大人で良かったですね。
ゆったりまったり包容力。

伊崎はゲイだけど、安原は完全に圏外なので気取…

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隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

人柄に惹かれる気持ち分かるな~

ストーリーもキャラも妙にふわふわしたところがあって、雰囲気に惹かれる作品だった。特に安原の醸し出す温かみがとても好き。おじさんの休日を垣間見た気分になれるエピソードも良い。「嫌いな男」の二人の順調そうな様子も見られて安心した。

伊崎は既婚者と別れた心の整理がまだ付いていない状態で、最初はことあるごとに元彼の各務のことを思い出している。登場すると気持ち悪い言動ばかりの各務だが、学生時代からの憧…

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