宝井理人さんのレビュー一覧

テンカウント 1 コミック

宝井理人 

閉塞感から受けが解放されることを祈る

 そういえばレビューしてなかったなと思い、久々に引っ張り出して再読しました。商業BLを読み始めてまだ日が浅い頃に読んだので、それなりに思い入れのある作品です。潔癖症って現代病で増えつつあるけれど、ここまで重度の患者さんもいるんだなぁと当時驚いたのを思い出しました。

 1巻はまだまだ序盤という感じで、メイン2人はお互いに恋心も抱いてないし、ちょっと気になるかも程度の認識です。最近は1巻である程…

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花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

まだ開きかけの恋の蕾が枯れてしまいませんように…。

1巻がとてものんびりと穏やかな印象だったので、このまま2人の心の揺れをじっくり描くのかと思っていたら、2巻でかなり物語が動いたので驚きました。

恐らくもう両片思いになりかけている御崎と有川。
1巻に比べ、表情がまるで違います。
ようやく感情が表に出てきた2人の間に現れる不穏な影。
何度もしつこく御崎に電話をかけ、御崎に贈ったネックレスを「首輪」呼ばわりする男・川端聡。そして、明らかにな…

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

花だけが知っている不思議なふたりの巡り合い

「花のみやこで」を先に買ったのですが、この作品のスピンオフということでまずはこちらから。
室井先生の作品は、テンカウントは大好きだったのですがセブンデイズがどうしても合わず、恐る恐る読んだのですが、ふんわりと優しくてゆったりとした読み易いお話でした。

彼女持ちで明るく行動力もある有川洋一と、真面目で研究熱心、でもちょっとドジっ子で、しょっちゅう転んでしまう御崎詔太。
大きな大学で学部も違…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

フラストレーション溜まりっぱなし

どこまでも甘ったれな諏訪を一発殴らせろ、と思った前半の高校生編。

諏訪の事情はわかりますが、わかった上で甘ったれだと思います。

前半部分は耐えました。
後半、再会してからの高良と真山の再会愛を読みたいがために耐えました。

しかし、いざ後半が始まると。
案外あっさりエッチしちゃって拍子抜け。
あれだけ複雑な関係だったのに、再会してからエッチまで、付き合い出すまでが、あっという…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

高評価の皆さんごめんなさい。

旧版を読んで絶対に再読しないと思っていたのに、SSが気になって読んでしまった。
やっぱり合わないのは読んじゃダメだわ。

再読したことで更に真山が嫌いになった。
高良が本当に惨めでかわいそうで同情。

真山は大人になってから再会しても諏訪を優先してるし、特別なんだろうと思う。
真山が高良を好きだとはどこからも読み取れない。
諏訪が特別で忘れられなくて、そこまで高良を好きになれないの…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

忘れられない恋

今回は母子家庭でバイト三昧な先輩と
成績優秀で真面目な後輩のお話です。

攻様視点で高校時代の
受様との出会いから別れまで、
受様視点で社会人になり
攻様の再会から恋人になるまでに
再録と書き下ろしの後日談を収録。

攻様の家は祖父の代から眼科医院で
父が後を継ぎ、攻様も後を継ぐべく
真面目に勉学に励んでいます。

母親の従姉妹夫婦の離婚話に絡み
同い年のはとこがよく家…

4

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

キラキラして、苦しい青春

読んで見たかったお話だったので、新装版が出て迷わず手に取りました。良かったです!!書き下ろしを含んだ三編からなるお話です。


医者の息子の高良(攻)。高良の親友の恋人 真山(受)。真山の恋人だけど浮気ばかりの、高良の幼馴染で親友の直巳。17歳の高良は、幼馴染の恋人として、紹介された1つ歳上の真山に恋に落ちます。幼馴染の恋人だから、恋心を隠しながら、直巳を含めた3人での日々を過ごしていきます…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

一途なわんこ攻めがお好きな方に。

作家買い。

2013年に単行本で発売された旧版に、「グッデイグッデイ」と「さくら」の2編の描き下ろしを加え文庫本という形で出版された新装版。

旧版は既読。宝井さんの描かれた表紙や挿絵は変わらず、本文は修正はちょびっとだけありましたがほぼ変わらず、でした。

内容は旧版のほうでも書いてくださっていますが、一応ざっくりと。








「きみが好きだった」
開業…

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恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

昔の恋をドーナツの穴に例える表現が琴線に触れました

29歳のドーナツ屋の店長のお疲れ具合が気の毒になるほどでした。
文章読んでるとその鬱屈感というか人生詰んだ感が半端なくて、とても29歳には思えない。
途中の挿絵で店長がもう少し若々しく描かれていればまだ良かったんだけど、挿絵の店長は目の下に一本線があるので、もはや30代後半の人にしか見えず、高校生と29歳の恋がひと回りどころかふた回りくらいあるような感覚にどうして陥りがちで、彼らの恋愛模様には…

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テンカウント 1 コミック

宝井理人 

6巻まで読みました!

初めてレビューします。

絵は あっさりすぎずキラキラすぎずの私好みの綺麗さ、心理描写も丁寧でストーリー重視だけどエロもしっかり満足できました!

1巻では本当にBL?と思う程そういった絡みはなく、でも2巻から先はどんどん期待していた展開で、1ページ1ページめくるのが惜しくなる程、先が楽しみで一気に読み進めてしまいました!

今まで、すすめられるままに色々なBL作品を読んできたつもりで…

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