宝井理人さんのレビュー一覧

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

恋の芽生えの4日間

モテるけど付き合った相手に「思ってたのじゃなかった」と振られ続けていて、付き合う事に少々投げやりになっている弓弦と、月曜日に告白してきた人と付き合って1週間で好きになれなかったら別れを告げる芹生が付き合うという高校生2人のお話の月曜日〜木曜日編でした。

ただの思いつきというか興味本意で付き合おうって言った弓弦だったが、芹生は休み時間にクラスに来たりメールしたり、家まで送って行ったり恋人として…

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恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

いい年下攻めだった

感情の起伏が大きくない年下攻めが、受けの一挙一動に振り回されるのもかわいかったし、受けの年齢差などから気弱になって葛藤するのもよかったです。
あらすじで12歳差の年下攻め、バイトの店員と店長という情報からどう展開していくんだろうと思っていたのですが、丁寧に気持ちの移ろいや出来事が描写されていて、心配したような強引な印象もなく、ストーリーがするっと読めたので展開の波がちょうどよく感じました。
宝…

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恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

ドーナツを見る度に思い出しそう

とても面白かったです!
砂原先生は、なんでドーナツにしたのか忘れてしまった──と、あとがきで仰っていましたが、作中ではドーナツの穴に〝過去の恋への未練〟みたいなものを当てはめていて、なるほどなと思いました。
ちゃんとタイトルに意味を持たせているという所は、流石です。

何もないはずなのに、目には存在しているように見えるドーナツの穴。
過去の男との思い出を美化して、あたかも気持ちが残ってい…

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桜ノ国~キルシュブリューテ~ 小説

水無月さらら  宝井理人 

大正デモクラシー時代の物語

昔風の言い回しが随所にあって、風情がある作品でした。

例えば、「下駄を履いた素足がぞろりと寒そうに・・」
「ぞろり」と寒そうに、なんて懐かしい言い回しです。

文弥の実母、芸者の琴音が粋で素敵でした。
最後の見送りの場面で、愚図の息子に息子が後悔しないように、思い切りよく前に進めと押しています。
女は度胸。海に落としてどうなるかは、息子の運次第。
文弥を海に突き落として、船まで行…

5

セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

悩みながらも結局は素直に行動する弓弦が好き

 最後まで爽やかな雰囲気の崩れない作品でした。2巻ではもっと紫乃の存在感が濃くなったりするのかな、なんて思っていましたが登場するシーンも僅かで、メイン2人のやりとりに集中して読むことができました。ありのままの自分を自然に晒け出せて、そんな自分をいいと思ってくれて、心地良い空気感でいれる人。同性というのはもちろん障壁にもなりうるけれど、異性相手のようにまず自分を良く見せようとは思いにくいという点では…

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セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

初心に帰らせてくれる作品

 商業BLを読み始めた頃に一度読んでいるのですが、当時はまだレビューを書いていなかったので再読。最近の宝井先生の作画に慣れていると、本当に宝井先生?というほどタッチが異なるように見えました。面影はあるけれど。最近のタッチもものすごく綺麗ですが、私はこの頃のタッチの方が好みかもしれません。特に高校が舞台の青春ものなので、洗練され過ぎていない方が雰囲気に合うように感じるのかもしれないですね。

 …

1

テンカウント 6 コミック

宝井理人 

惜しい、まさに”竜頭蛇尾”作品

「花のみ~」シリーズで話題となり、
鳴り物入りで新作1巻発売し出だしはもちろん文句なし、好調の「萌」だったのですが
2巻以降はねっとりとエロ重視、そこもまあ悪くないのです
残念なのは最終巻でした。

いままでゆったりと流れた時間が急な駆け足で完結。
なにがあったのかどこか読み飛ばしたのかと思うくらい話の展開が駆け足で
主人公のトラウマに影響を与えた人物や、いままで未登場だった攻の陰り…

3

花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

きれいなかわいいお話でした

良きハピエンで良かった良かった。
御崎の家に有川が同居するのとか思い出しました(再読なので)。

川端は、過去に御崎とこじれたというほどではなく、勝手に自分の中で執着して抑えられなくなっていたんですね。
おかしな言動が続いていたけど、自分で気づいて、御崎のことをふっきれて良かった。

御崎は感じやすくてエロいですね。
自分からちゅうしたのも有川が思っていたより早かっただろうし、意外と…

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花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

ハグのシーンにきゅん

何でもそつなくできて、女子にもモテててきて、これまで挫折や真剣な悩んだことがないであろう有川が、御崎のことで悩む姿がいいですね。

片思いに焦がれる男性の姿って萌えるんですよねw

有川宅に御崎が訪ねて…過呼吸になった御崎を有川が抱きしめるシーンはよかったです。
きゅん萌えてやつですな。

で、川端のうさんくさいことw
言っていることもうそくせぇ〜と思うのは言い過ぎでしょうかw

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

花をモチーフにかわいいお話

ツイッターのフォロワーさんに「花のみやこで」をおススメ頂き、スピンオフ元のこちらを読もうと。

数年前に読んでいて再読です。

御崎のネックレスを「君には似合ってるよ」と有川は言っていたのに、ネックレスを間違えて持ち帰った時、なぜすぐ御崎のだと気付かない?と少しモヤモヤしましたw
ぶつかった時、裸眼でよく見えず御崎だとわからなくても、前にネックレスを見た時は見えていたでしょうにと(私の勘…

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