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宝井理人
おぶもいもい
ネタバレ
大量着信を残す謎の男、御崎が着けていたネックレス、御崎が誰かを好きになるのを恐れる理由… 色々と明かされてきました。 今回読み返すにあたり、言葉で表されている以外の部分に注目しています。 有川の部屋(寝床?)や研究室、駅の構内。 そのどれをとっても臨場感があり、素晴らしいなと感じました。 御崎のおじいさんの部屋などは、その一場面で古い家特有に感じる懐かしさと心細さが伝わってきました。…
宝井先生の描く人物の笑顔っていいですよね…癒されます。 どこか影のある三崎の気持ちを細かな表情の変化で伝えてくれるので 言葉で表されるものだけではない部分からも知ることができて、読みごたえがありました。 影のある三崎に対して、明るくちょっと不思議系天才の有川。 ふたり共違う魅力がありますね。 ガードが堅そうな三崎が有川には結構すぐ心を開いている感じが本能的な引力を感じちゃいます。 …
遂に完結。最終巻でした。 読み終えての率直な感想として ちょっと物足りなさを感じています‥。 続きが気になる!とか もっとふたりのやり取りをみたい!とか そういう感情じゃないんです。 今までに描かれてきた闇や歪み、葛藤、迷いといったそういう類いのものが急にスパーンと晴れてしまうのには違和感を感じます。 そもそも潔癖症になった原因とも言えそうなあの女性のことにも 臨床心理士を志したき…
黒瀬のカウンセラーになったルーツが明かされました。 どこか歪んでいるような印象だった黒瀬にあんな過去があったとは‥ 読み進めるごとにいろんな面を見せてくれる作品です。 城谷もまだ素直にはなりきれないけれど自らの意思で黒瀬を受け入れたことは前進するための大きな一歩ですよね。 ただ‥ やはりふたりはまだ、同じ「理由」でお互いを求めていないような気がしています。 見ている場所が違うという…
4巻にして遂に‥ 城谷が潔癖症になった経緯が明かされました。 幼心にはかなりキツイ体験で、繊細な心にキズがついてしまったのも無理はないですね‥ 父親を好きになったこと、性の対象としてみてしまったこと、そして浴びせられた気持ち悪い、という言葉。 それからの日々を想像すると辛くなります。 自分はおかしいんじゃないかと思いながら、もうこのままでいいと諦めてしまっていた城谷の心が動き出し…
3巻にして漸く城谷の心が徐々に解れてきた感じがしました。 心とは裏腹、黒瀬を求めてしまう体。 「どうして 城谷さんの心は嫌がってるのに 城谷さんの体は城谷さんのいうこと 聞かないんですかね?」 黒瀬はずっと生殺しされている状態。 かなり辛そうですが‥ 城谷自身もそれがわからないから苦しいんだよなあ‥。 Sな部分もあるけどあくまでも無理強いせず、カウンセラーとしての立場を弁えている黒…
「もっと嫌な思いさせてあげますよ」 なんて衝撃的な帯なの‥!!! 黒瀬のSっぷりが表された言葉です。 でも不思議と嫌悪感も恐ろしさも感じないのは黒瀬のSは精神的Sだからだな、と思っています。 実は肉体的な鬼畜っぽさよりもジワジワとツラいかもしれませんが。(城谷にとっては) 潔癖症を克服するためのカウンセリングに独占欲を滲ませる黒瀬の感じがまた何とも言えずエロい! そして自分をよくわ…
人気作と知っていながら今まで読んだことがありませんでした。 が、一巻を読んだらもう先が気になって仕方がない!ヒットするのもうなずけます。 心に闇を抱えてる系美人が大好物なので 城谷はタイプど真ん中でした。 潔癖症の方は世界があんな風に見えているんだな、というのを実感すると共に 生き辛さも伝わってきて、すごくリアリティーのある作品だなと感じています。 まだまだ明かされていない…
神楽日夏 宝井理人
みざき
西洋のアンティーク調の品々、鉱物の原石に、美しい蝶の標本が集められた部屋と、あちこちに佇む動物の剥製。 亡き主人の理想郷であり、常人には理解が出来ない奇々怪界なもので作り上げられた屋敷が舞台。 主人の置き土産のような屋敷の中で生きているのは、温室の植物と鳥達と「唯」という名のクラシカルなメイド服に身を包んだお世話係の少年のみ。 亡くなった主人の孫であり、亡き祖父の遺産を相続することとなった泰…
橘紅緒 宝井理人
ももよたん
お互いに好きなんだから、ハッピーエンドになるはず!と思っていてもヒヤヒヤしました。 紫乃について弁解や説明を全くしないものですから、弓弦が誤解しても仕方ないんですよ。 芹生は弓弦の事を鈍感だと言ってたけど、どっちもどっちだよー。 言葉が足りなくてすれ違ってる感じが、じれもだで苦しかったです。 とは言っても、日曜日には絶対結論が出るのは分かっていたのでハラハラしながらも読み、結果にはホッ…