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凪良ゆう 麻々原絵里依
*ミドリ*
ネタバレ
文人は自分の性癖を誰にも言えずにいたけれど、新開と高校一年に出会い系サイトで知り合い、趣味を通じて仲良くなり、自分の悩みを打ち明けていました。このときはまだお互いの顔も名前も一切知りませんでしたが、文人の高校の卒業を機に二人の関係が大きく変わり始めます。 高校卒業から大学入学までは二人の間で、大学入学から卒業までは文人の友人や家族もからんできて、二人の関係はどんどん複雑になっていきます。出会…
凪良ゆう 小山田あみ
ふばば
涙は、出ませんでした。 でも少しほっとしました。なぜなら、泣くのがいやで、この作品を読むのをずっとずっとためらっていたからです。 自分が年齢を重ねてきたせいか、今日と同じ明日が来るとは限らないこと、ままならなかった沢山の想いや、選ばなかった方の人生の選択肢を考えても詮のないこと、そんな事をよく実感するようになりました。 だから、越えることの難しい困難を抱えているような、いわゆる「泣ける物語」…
凪良ゆう yoco
もこ
結果だけ見ればよかった・・・良かったんだけども。 なんだろうな、この攻に乗り切れなかったといいますか むしろニコ視点で最後まで読んでいたならば 間違ないく「神」評価だったんだがな・・といいますか。 ド田舎での村、閉鎖的な環境下ではセクシャルマイノリティーなんてものはなく・・・ゲイだと知られてしまえば針の筵。 こんなの耐えられない。ばあちゃんの漬物石を抱いて学校のプールへ 入水自殺未…
凪良ゆう 穂波ゆきね
ぐーこ
すれ違いがとにかく切なくて、じれったいお話です。 せっかく両思いになれると思い、幼なじみを追って上京したら、すでに恋人がいたって展開。2年か。2年たってしまったら仕方ないのか。 追ってきたナツメに、トキオの『俺は一生おまえを想い続けてなきゃいけないのか』っていう台詞はグサっときましたね。ひ、ひどい!ナツメがかわいそすぎるよ。(涙) ナツメが女子なら、ここで泣いて自分の気持ちをぶつけて、話…
ポッチ
作家買いです。凪良さんの新刊ということで楽しみに待っていました。内容はすでに皆さま書いてくださっているので感想を。 さすが凪良さんというべきかストーリー展開がお上手で、そして「ニコ」に心を鷲掴みにされ、初っ端から一気に感情がピークまで持っていかれました。 いじめを苦に、自殺まで考えたまだ中学生だったニコ。 そんな彼が、精神的に榮に助けられ、そして『ニコール』という鎧を身にまとい切り抜…
香子
大好きな凪良さんの最新刊ということで、楽しみにしてました! こちらのレビューを読んだ後、本を読んだので大まかな内容は把握していたもののやっぱり切なかったです。 ニコが片思いの苦しみや、田舎暮らしならではの周囲の目、様々な苦難を笑いながら過ごした少年時代を思うと、こっちまで辛い。 榮のことなんか、さっさと諦めてしまえば楽になれたのに。上京した後も忘れられず、田舎から持ち出して来てしまったス…
夜刀神さつき
一部と二部は、とても素晴らしかった。 ただ三部だけは、個人的に少し物足りない感じがした。 片思いの切なさ、失恋、マイナスの感情、痛み、さまざまな想いがつまっている小説だと思いました。
粉雪
久々に小説を読んで泣いてしまいました。 私、こういう片想い物に本当に弱くて。。 ニコがとにかく可愛く、切なく、健気で、それでいて強い。 ニコが泣く度に一緒に泣いてる私、チョロ過ぎる…(笑) とにかく言わせて欲しい! 榮の鈍感野郎!!! 閉鎖的な田舎町でゲイであることでいじめられ、自殺を決意したニコ。 そんなニコの自殺を踏み止まらせたのも、いじめ回避の秘策『ニコール』を…
Krovopizza
ゲイ男子二人の高校時代から成人するまでを描いた青春ラブストーリー。 高校生編、大学生編…と複数部構成になっている点は『初恋の嵐』と似ていますが、本作は受け→攻めの片想いモノで、攻めが他の相手(男)と数年付き合っているため、より切ない展開となっています。 田舎の村で暮らす二胡(ニコ・受け)は、ゲイの高校生。 いじめを回避するため、学校では「ニコール」というオネエキャラを演じています。 …
snowblack
何もない田舎で、ゲイ故に苛められていた中学生のニコ。 死のうと思った夏の夜、出会った榮に心を救われ 以来ずっと彼を思い続ける。 高校2年で再会し二人は親友になるが、榮には想い人がおり…… 高校卒業までの『泣かないでニコール』、 東京に出てからの日々、『人生は薔薇色、ではない』 そして最後は榮目線の『愛しのニコール』の 三部構成になっている。 * * * …