total review:301105today:19
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
98/185(合計:1843件)
凪良ゆう 笠井あゆみ
ミルクオオメ
ネタバレ
今、読み終えて、なんてすごい作品なんだろうと奮えました。 多種多様な設定と読み手をどんどん惹き付ける美しい文章で、このBLの世界を一段も二段も高みにあげてくれる素晴らしい作家様です。 何度も読み直したくなるような台詞や場面、頭の中に次々と思い浮かべる事の出来る情景が時に甘く、苦く、このシリアスで複雑な物語をハッピーエンドへと誘ってくれます。 とにかく奥が深い。 夢だけのミステリーで…
凪良ゆう 高久尚子
もっさり
BLって一つの理想をみせるような、短い夢をみせるようなものだと思います。 でもこの作品ではエリもユイも完璧な人間ではなくハッピーエンドながらみんな深い傷跡がのこっています。 それでもこの物語がある一つの理想を描いているのは、ハッピーエンドで終わることができたのは、ピタリとはまる人に出会えた奇跡を描いているからでしょう。 いろいろな愛のかたち、人を殺すということ、許すということ、わかりあうこと…
凪良ゆう 穂波ゆきね
多角関係ってのは結局誰かあぶれちゃうので読後感よくするのが難しい題材だと思います。 あぶれちゃう人が嫌な奴なら、愛が足りないなら、話は簡単。 ストーリーや感情を盛り上げるための単なる当て馬として使い捨てできます。 でもそうじゃなかったら? ヤコ先生は嫌な奴でもなくトオルに愛がないわけでもない。 優しくていい奴で素直でプライベートも仕事においてもトオルが大好き。 トオルもナツメのことは大…
凪良ゆう 葛西リカコ
凪良ゆうさん、好きなんですけどね… これはハズレだったなー スクールカースト底辺崇拝攻×スクールカースト上位傍若無人受 受は家族関係から寂しさを抱えている。 受は取り巻きから孤立するが飄々とした態度で攻と二人きりでいることが増える。 etc… 秋山くんとの共通点が多すぎて、もう最初からずっと秋山くんとシバにしか見えませんでした。 違うのは吃音要素くらいかな。 でも治療したからとはい…
凪良ゆう 草間さかえ
なおたろー
教師と教え子という障害、若さ故の勢いと情熱、喪失への恐怖と焦燥感 散々擦られてきたテーマだからこそ読む側としても自然とハードルは上がる為、比較的冷静に読み進めていったつもりでした。 展開もどんでん返しがあるわけでもなく、大方予想通りに話が進んでいく。 なのにそれなのに… 瀬名(生徒)が阿南(先生)に焦がれて、熱く奪って、体だけじゃなく心も欲しいと求めて、体ごとぶつかっていく若い彼の…
凪良ゆう 麻々原絵里依
須藤ゆーり
どうなるか、もしかしたらこのままバッドエンドなのか……ハラハラしながら最後まで読みました。しかも久しぶりに泣きました。とても丁寧な描写で心打たれる言葉、セリフに何度も涙が浮かびました。凪良さんの作品は何作か読ませてもらい、どれも素晴らしい作品だと思いますが、私はこちらの作品が一番胸を打たれました。文人と新開さん、夏那のそれぞれの気持ちがとてもリアルでとても切なかったです。だけど、その分最後の読後は…
凪良ゆう 木下けい子
tia
有名ラーメン店の跡取りで苦労知らずの蜂谷と、無職の父親を持ち将来は悪徳弁護士になって金を稼ぐつもりの入江。 年齢を偽って家庭教師のバイトをしている入江が蜂谷を教えることになり、最初は反発していた二人が徐々に変わっていく過程が丁寧に書かれています。 境遇も性格も正反対で、お互いいけ好かないと思っていたはずなのに…と困惑したり反発したりする二人をじれったく思いながら見守るのは楽しい。 特に大学生…
acop
大変楽しく読ませていただきましたが、評価としては悩みました。 もうひとつ減らさなかったのは、私が好きなお料理BLだったから・・・・・・ということでしょうか。 食べ物には全く興味がないのですが、BLになった途端輝いて見えるお料理たち・・・・・・(笑)そこでポイント1つ余計につけさせていただきました。単なる個人的な、しかも部分的な好みです。 それぞれのキャラクターが立っていて、切なさとか笑い…
あーちゃん2016
輪廻の花が大好きで。 どうしてもこちらに載ってるというショートが読みたくて、御用達の古本屋にてようやく入手。 楽しみにしてたのようっっ ちなみに通常の新刊購入程度の金額。手にしたものは厚さ5ミリ程度の冊子・・・ くそう、足元見られてるー でもこのような流通ルートがなければ読むことは能わなかったので、 ぐっと堪える。ぐぬぬ。古本屋に売ってくださった方、ありがとう(涙) で、肝心のお…
凪良ゆう 奈良千春
麗音
よくできたお母さんに育てられた男が、母親のように面倒見てくれたパートナーを振って結婚したり彼氏を作ったりしながら、結局はお母さんみたい優しく受け入れてくれる元彼が一番いいと元に戻ってくるまでの10年。 水野が阿久津の「家事に協力する、手伝う」という言い方にムッっと感じてしまった心情にわかるわかると思ったら感情移入してしまいました。 なんでもやってくれるお母さんに育てられた息子はダメ人間…