凪良ゆうさんのレビュー一覧

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

素晴らしかったです。

レビューにて、泣いたというお言葉があったので、ほほぅと思って読み進めました。
いや、素晴らしい。
ホント、素敵さに涙する作品……
高校生×教師作品で、こんなに攻めの高校生が子供っぽいっつーのも珍しいです。ちょっと悟っていたり、達観しているところがあったり、受けの教師にちょっと甘えさせるだけのちょっとした人間性に突出したところがあるとか、そういうのがまるでない、この高校生はただのちょっと頭の悪…

6

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

逃避行といえば。

一つの作品の中でユーモアとペーソスを交えて描ける技術も素晴らしいですけれど、コメディ・シリアス両方を描ける作家さんって、やっぱりスゴいなぁと思うんです。

サスペンスはあんまり好んで読まないので、このお話のようなソレっぽい感じの「風味」だと気負わずに読めて自然と引き込まれました。遠召と高知の視点が交互に配置された章立ても、二人ともあまり自分のことを語りたがらない境遇にある人物ゆえに、自ずとそれ…

10

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

ハマった作品。

『未完成』や『散る散る、満ちる』を読み、序盤はその語りの上手さに掴まれるんですが、どうも最後まで持続せず、相性がよろしくないのかなと思っていた作家さま。好きな作家の作品でも当たり外れはあるものなので、投げずに少しずつ読んでいました。ハマれたのは多分、このお話がわかりやすいコメディだったっていうのと、個人的にクマ好きだったから…かも。通勤中に読んだらあかんタイプのやつでした。。

美人でシュッと…

5

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

静かに泣かせてくれる物語でした

読後、えも言われぬ幸せと哀しさが相まった感情に埋め尽くされていました。
この気持ちを言葉で表現するのはとても難しい作品です。
最後のSSは、作者のあとがきでも言われていますが、好みは二分するでしょうね。
でも、私はとても幸せを感じました。
つぐみも朔太郎も、お互いに約束を果たし、永く共に生きていた証を見せてもらえた事がとても嬉しかったです。
みぞおちにズーンと重石を載せられるような、本当…

18

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

南里とシンの純愛苺系な可愛らしさにハートキャッチされてしまった。

ずっと気になっていたのですが、この度やっと手に入れて読了しました。
評価が高いながら賛否両論ある作品。ですが、個人的には本当に好みの作品でした。恐らくBLではなかったとしても好きになったと思えるくらい、ストーリーがしっかりしていると感じました。何が良かったかというと、

・斬新さはないもののあまり多くは見ない、近未来アンドロイドもの
・序盤のアンドロなシンと人間な南里ふたりの優しい心の交流…

4

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

ニーニの存在がアクセントに

電子にて。あー好きだ。この話、すっごく好き!!
両親の死、孤独、過去の恋愛から傷を負って、心に幾重にも鎧をまとった仁居が、国立との出逢いによってゆっくり心の鎧が剥がれていくところが良い。
国立目線のストーリーも、心を掴まれる思いだった。
国立の、仁居に対する深い愛にジーン。何よりニーニが可愛すぎてもう!!
ニーニの存在がアクセントになってたと思う。
ニーニと、仁居と、国立と、3人で幸せに…

2

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

多分、最高のハッピーエンド

読み進めるうちにアンハッピーエンドしか思い浮かばなくて、地雷踏んだかとヒヤヒヤしましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。
まさか輝もアンドロイドになるとは…
そうきたかー!と凪良さんの創るストーリーに溜息。

人間とアンドロイドの愛は永遠のハッピーエンドと言えないけど、アンドロイドの二人なら穏やかに過ごせるでしょう。
こういうラストも有りだなぁと思いました。

そして阿部ちんの…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ありがとうございました。

強い受けが個人的に好みだったし、とても評価がよかったので電子書籍で読ませていただきました。もっと平良がかっこよくなって成長していくところが読みたかったです。切なくて、もどかしくて、とても素敵な物語でした。ありがとうございました。

13

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

大将、万歳(∩´∀`)∩

積読していた凪良先生の小説「愛しのニコール」と「初恋の嵐」を読み、「あー、凪良先生やっぱり良い、好きだー」と思ったところで、続けて最新刊のこの本を読みました。
間違いなく素晴らしい小説でした。
電子書籍化されている凪良先生の小説はこれをもって全て読了ですが、はずれはただの一冊もなく、全て面白かったです。
「薔薇色じゃない」はその中でもちょっぴり毛色の違う大人の恋愛もので、心理描写が巧みで、読…

8

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

孤独だけど温かい、切なくて、でも終始幸せ。

評価が高いの知っていたので買った後もじっくり読めるタイミングを待っていたら、待ち過ぎて後で購入したものたちに埋もれかけたり、読めば読んだで絶対に神評価なのに、どうレビューを書いたらそれが伝わるのかを考えてしまって長い間『書きかけてはやめる』を繰り返したり、私には色々ハードル高い作品でした(^_^;)
ハルは亡くなった両親と住んでいた家に一人で暮らしていますが、とりあえず孤独を埋めてくれる存在を求…

5
PAGE TOP