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凪良ゆう 藤たまき
雀影
なんとも可愛らしい、桃ファンタジー。 表題作は、天の桃が地に落ちてきて人間と恋に落ちるおとぎ話を、天寿を目前にした男が自分の後を託すと決めたこどもに語り聞かせるスタイルだったので、「お伽話のあとで」で二人のその後が語られても、その先の話はもっと人間界寄りで展開するのかと思ったら、後半の「虎と桃」からは舞台はガッツリ天界へと移り、天に住まう白虎の神様と天の桃のお話が展開。 ちゃんとサブタイトル見…
凪良ゆう 笠井あゆみ
てるてるせぶん
ネタバレ
ダークミステリーというジャンルになるのでしょうか。 凪良先生の作品の中で、泣ける話や好きな登場人物達はもっと他にいるのですが、作家としての先生の筆力を一番如実に表しているといるのは、この作品だと思います。 前世の記憶に足元を掬われ、絡み取られるように、ずぶずぶと光のない深遠へと引きずり込まれていく気分です。痛くて、苦しくて。それでも、彼らの最期を見届けることが、この本を手に取った自…
凪良ゆう 木下けい子
シルバームーン
評価下げてごめんなさい。汗 他のレビュアーさんも書かれてましたが、二人が結ばれるまでの話はとても良かったのです。 凪良先生の作品は文章も読みやすく、心に残る作品、魅力的なキャラ、文章が多くて好きなんです。 コメディも面白いし。この作品も前半はすごく良かったんです。 入江もレオも、私は魅力を感じました。 でもでも、初めて結ばれた後のあの展開はないでしょ!って思いました。 あーなんだこの展…
凪良ゆう 穂波ゆきね
三角関係をここまで切なく優しく書ききれるのは、さすが凪良先生だと思います。 幼かったがためになくしてしまった恋をもう一度追いかけて。既にその人の一番は自分じゃないと知ってからも、自分の気持ちから逃げなかったなつめの一途さが愛おしい。 死ぬほど好きな人を傷つけても、恩義のあるヤコ先生を傷つけまいとしたトキオの不器用さが愛おしい。 そして最後まで自分のキャラを貫いたヤコ先生も愛おしい…
凪良ゆう 小山田あみ
大好きな凪良先生の作品の中でも特に好きな一冊。 十年来の恋人に「子どもがほしくなった」という男の自分にはどうすることもできない理由で振られたつぐみは、下宿の大家の孫・朔太郎の優しさに触れ、徐々に心の傷を癒されていきます。当然の流れで朔太郎に惹かれていくつぐみですが、朔太郎には、「俺はもう誰とも恋愛はしない」と決意する事情があって…。 大好きな人を忘れてしまうのと忘れられてしまう…
hatarie
陵辱系のエロが好きなので、かわいそうな受が読みたくて買ったのだけれど.... 想像以上に泣かせにくるストーリーで、いい意味で裏切られました(´・ω・`) 前世の記憶が混在するストーリーで、最後の最後まで伏線がちゃんと仕込んであり、物語として本当に面白かったです。 泣きます。恐ろしいくらい泣きます。 BLっぽいイチャコラは最初だけで、途中からは映画なんじゃないかというくらい壮大な愛のスト…
凪良ゆう yoco
大好きな凪良先生の作品の中では珍しく、もう一度読み返したいと思える話ではなかったので、申し訳ないけど萌え1つです。 何よりも、最期まで攻めの榮を好きになれなかった。前半で、丁寧に大切に、ニコの初恋とそこから卒業するまでが書かれていただけに、後半の榮の変わりぶりが薄っぺらく思えてしまいました。鈍感だし無神経だし、彼氏いるのにニコ似のAV買うとことか、エンドに対しても不誠実だし、二丁目バーの常連…
『恋愛前夜』が大好きだったので、こういった形で2人の後日談が読めて本当に幸せです。幼馴染で恋人で、時々友達で兄弟のようでもある、この2人のような関係を、唯一無二と言うのだと、改めて思いました。 アシスタントに隠さないトキオも、トキオのことをわかりすぎてるナツメも、冷蔵庫の前でナツメの愛に浸るトキオも、トキオを甘やかすナツメも、全部全部大好きです。 世界が終わるまで。世界が終わっても。何度…
凪良ゆう 梨とりこ
わきの
霊を引きはがすのが『呼児』、それを彼岸に戻すのが『戻児』で2人は対となるもの。 呼児の周は戻児だった薫を、戻児の西門は呼児だった六巳を失った2人の物語。 …なんですが、ラブ要素が殆どありません。 というのも、こちら続き物なんです。 知らずに購入し、ショックだったという。 とはいえ、内容は凄く面白かったです。 怪奇現象のシーンはドキドキしました。 周が西門に惹かれ、でも西門は六…
snowblack
なんとも心癒やされるファンタジー。 優しい世界観の中、切なさもありながら、 でも最後は幸せな気持ちで本を閉じる…… 何度でも繰り返し浸りたい、甘やかな夢のような物語でした。 衒いがない王道の物語でありながら、 特に後半は凪良さんのテイストもちゃんとある、そんな一冊。 時は昭和、舞台は桃の畑が広がるとある地方。 過去に傷付きを持つ、桃農家の青年・亨と、 そこに落っこちてき…