凪良ゆうさんのレビュー一覧

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

阿部ちん、待ってたよ‼

大好きな凪良先生の作品の中でも1,2を争うくらい好きな『ショートケーキの苺にはさわらないで』の続編。それも1番読みたかった阿部ちんの話ときたら、早く読みたい反面、もったいなくて読めない…(笑)結局、読み始めたら一気読みして、何度も何度も泣きながら読み返しました。

続編が出ても、あれだけの名作だけに前作を越えることはないだろうなぁ~と思っていたし、阿部ちんが主役ならコメディタッチなんだろうなぁ…

8

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

アヒル要素は嬉しい

「叶わない恋をしている」読了
タイトルから切ない。内容もタイトルに裏切らないほど読んでいてつらい。こういう片思いにほんと弱いです…
タイ料理店に連れられて実は辛い物苦手なのに暁の好物だったらしいから平気なふりにスープを飲んだ志貴が愛おしい。
幸せになって本当に良かったです。

しかしわたしから見ると神谷さんは本当に最低なクズです。不倫の上にこうして人を利用して自己満足なことばかりしている…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

神なのに・・・

文庫本を持っているのですが、ショートストーリーが読みたくて電子書籍も買いました。ところが「憎らしい彼」にも同じ内容が載っていまうした。何だかいろんな意味で残念です。知っていたら買わなかったと思ったので、投稿しました。
感想も一言。「美しい彼」だけ読んだら星3くらいでしたが、「憎らしい彼」を読んだら星5になりました。あわせてで1冊だと思います。シリアスなのにクスッと笑えるすばらしい作品です。先生、…

10

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

次作待ってます。

個人的には とっても読みやすく 好きな作品でした。改めて凪良先生の文章って好きだなぁ~
と心から思う作品でした。
ストーリーの好みは人それぞれだと思いますが
早く 次作が読みたいです。

3

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

入江め~~~!

 初恋は実らないと言いますが。男同士の初恋がこんなにも厄介とは…。

 17歳で出会ってから4年。悪徳弁護士への道を邁進していた超鈍感男な攻めの入江が、ダメ父の死をきっかけにようやく受けの蜂谷への気持ちを自覚し、アクシデント的に初めて二人が結ばれるのですが…、なんと!そこですんなりとはくっつかないのですね。仕方のないこととは言え、これまでの4年間、勉強とバイトを優先させて恋愛をおざなりにしてき…

5

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

タイトルの意味を知ったとき涙が止まらなかった。

「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフ作品。
先に前作を読んでからの方が感動が増しますのでおススメ。

今回のドールである高嶺は、前作のシンちゃんと対照的なツンデレさんで、なぜ反抗的な性格になってしまったのかという背景を知るとせつなく、物語の最高のスパイスとなっています。
そんな斜に構えているドールちゃんが、優しい阿部ちんと出会って少しずつ心を開いていく過程が丁寧に描かれていま…

18

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

切ない系ファンタジー。

何度かのどんでん返しがある切ないけど、救いがないわけではないラブストーリー。少々お泪ちょうだいトーンが強い気はするのですが、さすがの筆致で読ませてしまう凪良さんマジックでした。

初読みの際、粗筋などを全く見ずに読み始めたので楽しく(と言うと語弊がありますが……)読み進めることが出来ました。

正直「あざといぞ!」と言ってしまいたくなるような箇所も多々ありました。しかし鼻に付く程にはならな…

1

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

たまに読み返したくなる感じ。

確かに王道。完成されたBLというフォーマットに則った上で、凪良さんらしい一工夫や繊細な描写が胸に迫る素敵な作品ですね。

寂しさを内に秘めてサバサバと大人らしく振舞うことに慣れた20代後半のサラリーマン・如月と想い人である部下・里見、そして幼馴染を取りまく物語です。
色恋沙汰には慣れているそぶりで露悪的にふるまう癖に隠れて泣く主人公とか、酒の勢いでうっかり身体を繋げてしまうけどセフレのように…

2

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

じれじれの初恋。

明るい方の凪良作品。安定のクオリティですね。
脇も含め魅力的なキャラを設定し、生き生きと動かせたという感じかな?

マンガちっくなほどデフォルメされた人物造形なのだけど、ただのギャグにするのではなく「切なさ」をうまいこと潜ませる具合がさすがです。

今回は二人が「恋」を自覚するまでも長いのですが、その後「両片想い」状態になってからも、それぞれが「恋を告げたら、友情すら失ってしまうから言…

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

あったらいいな、の物語。

「365+1」のスピンオフ。あちらは「うん、わかるわかる」と思うところが多いタイプの作品ですが、こちらは、華やかなフィクションらしさ満載の作品。同じ世界できちんと繋がってはいるのだけど、全体の印象はだいぶ違います。

しかし、「フィクションらしい」とは言っても、荒唐無稽であり得ないほど突飛なストーリー展開というわけではありません。地に足はついていて、心理描写が丁寧。才能に恵まれた選ばれた人の物…

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