total review:285178today:8
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
74/177(合計:1765件)
凪良ゆう 草間さかえ
幸成
ネタバレ
今回のタイトルがまた、最後の最後で凄い意味を成してた。 前作の「ショートケーキ~」とは違う2人の選択でしたが、こちらの方が自然に感じます。 でも残された方はどうすればいいの?と思いながら読み進めていきましたが、こうなりましたか。 最後、美優ちゃんの眠い場面もなんとなく思い出され、最後は3人分の号泣になってしまいましたが、このタイトルの意味する通りドールであった2人を含めアベちんと三人で天国で幸せに…
凪良ゆう 笠井あゆみ
ココナッツ
切ないものが読みたくてチョイスした作品ですが、切ないよりも淡々とした静かな海のような作品でした。 実は悲恋のまま終わるのだと思っていたので購入後読むのがかなり遅れていたのですが、ラストはきちんとハッピーエンドとなっていますのでご安心を。 受けの七緒と攻めの奏人は異母兄弟。 幼い頃に奏人は父親の元へ引き取られ、そこで唯一自分を庇護し愛してくれる七緒と出会います。 そんな七緒と奏人の前世が…
ふばば
一気に読みました。 あの阿部ちんが。 『俺氏が…』『…であるよ』という言い回し。ああ、阿部ちんだ。 あのドールオタクの阿部ちんはちっとも変わらず、美ドールも裏ドールも表向き存在できなくなった日本で、家業を継ぎ、日々労働、色恋には無縁のDT… そんな阿部ちんに託された裏ドールの「高嶺」。たかねの花っていう意味合いなんですかね… 自分は機械で、こころなんか無い、嬉しいも悲しいも無い、痛いもつ…
てんてん
本品はコラボカフェ「yuunagi cafe」の コラボメニュー注文で頂けたペーパーで 『2119 9 29』の番外編です。 阿部視点で 恋人になった高嶺と暮らしはじめてから 起こったある出来事の顛末になります。 阿部は両親に高嶺を 一生を共にするパートナーと紹介し 共に暮らし始めます。 高嶺のためにした借金の返済は たやすくはありませんが 愛する人と共に過ごす幸…
凪良ゆう 高久尚子
maruchan
重くシリアスなのだけど、どこかに「抜け」のある作品でした。 メインの二人はそれぞれに重いものを抱えた設定で、暗い闇を背負った者同士が出会い、どうしようもなく惹かれあっていく……という展開は往年の(?)june系の小説にでもありそうなものです。 しかしその行き着く先と淡々とした描写が現代的なんですよね。 ハッピーエンドの入り口に立ったような所まで描かれていて、一筋の光が見える結末です。(こ…
凪良ゆう 穂波ゆきね
chikichikibonbon
初読時の評価は萌2だったけれど 再読したら神評価になったし、すごく泣けた。 トキオとナツメが積み重ねてきた時間の重みと大切さを感じる。 あれだけの時間を、好んで共有してきたのだから 相手の考えていることが分かってしまうときがあるのは、当然だよね。 ナツメは、いつまでもトキオが自分のことを好きでいてくれる、と思い込んでいた。 けれど、上京したトキオの傍らには、恋人であるヤコ先生が…
凪良ゆう サクラサクヤ
チョット萌えたとかすごく萌えたとか、萌えなかったとか……そういう基準で評価することがそぐわないおはなし。ボーイズのラブの話だと言うよりは、家族関係の話だよなぁ…という気がしてなりません。 日永と勢田の二人とも、性格形成に家族との微妙な関係が影響を及ぼしすぎていますよね。勢田の場合、ストーリーの後半まで何不自由ない家庭で育った青年とミスリードされるように書かれていますけど。 行われている…
凪良ゆう 唯月一
どうってことのない話……なのに、面白く読めました。デビュー作である「花嫁はマリッジブルー」の続編なのですが、続編のこちら「花嫁は今夜もブルー」の方が好きです。 なんというか新人さん時代の作品ということで、編集様の希望に沿って書かれたと思うのですが、この続編になると、その枠の中でも「凪良さんらしさ」がより出るようになってきている……みたいな感じ。 お姉さんやその恋人、お義母さん、お義父さん、…
未読だった凪良ゆうさんのデビュー作を電子書籍にて。 花嫁ものBL、テンプレどおりの展開……現在の凪良さんの作品から考えると意外ですね。ひとに歴史あり。 しかしやはり文章はうまく読みやすいのがさすが。脇キャラ(とくに主人公の姉ちゃん)は、なんだかなーという感じもありですが、一見冷徹な人に見えるおぼっちゃまが実は素直な性質を持っている所など楽しく読めました。庶民の生活を驚きつつ楽しむおぼっ…
雀影
これは、もう、最初から泣くよね。 冒頭の美憂との最初の出会いの話からもう、ずっと、ズルズル、グスグスしたまま一気に読んだ。 スピン元となった前作「ショートケーキの苺にはさわらないで」も感動的なお話だったけど、個人的にもやっとしてた、アンドロイドについての疑問とかがこの作品内でだいぶ解消されたので、戦争後のトラウマを抱えて、思考がより人間に近くなったアンドロイドと本気の恋をする話にも納得でき…