凪良ゆうさんのレビュー一覧

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

苦しみ悲しみを乗り越えた先には

あてもなく知らない町にやってきた高知は、その町に住む遠召の家に住まわせてもらうことになった。
お互いに秘密をもった二人は、互いのことを詮索することもないまま同居生活が始まります。
自分のことを語ることもなく最低限の日常会話と何かを忘れるように体を重ね合わせる行為だけの二人だけど、何故か心地よく。

だけどそんな何気ない月日もずっとは続かず、二人とも隠していた秘密に向き合わなければいけない時…

2

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

「黒」凪良ゆう作品最高

本編とその後の「Harmony」が収録されています。
すごく気になっていて読みたかったのが、ようやく電子書籍になったので購入。
かなり好みだった。
凪良ゆう作品、相性が悪くて、実はあんまり好きではなかったのです。
物足りないというか、きれいすぎるというか……
今回は、「黒」凪良ゆう作品。
さすがです。
途中、心臓バクバクで、思わず本を投げ出しそうになるほどのエグさ。
それでいて、全…

10

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

これぞ初恋

高校で出会って、大学生時代、そして社会人になってからと、その時期それぞれの苦しみや葛藤をちゃんとしっかり描いた上での、こじらせまくった永い永い両片想いのラブコメディ。
凪良先生の作品には、永い両片想いをこじらせるお話や、自分の恋愛感情にだけは疎くて遠回りする残念キャラのお話など、シリアスからコメディまで色々あるけれど、この作品はその集大成とも言える感じ。
この本の直前に出た「累る-kasane…

2

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

タイトルの意味を知った時切なさを感じます。

これほんとヤバいです
今まで数々のBL小説を読んでしましたし凪良さんの作品も多々読んでいましたがダントツ1番です

快楽専用のアンドロイドなんて…と最初は思いましたが全くそんな要素はなく南里君の思いやりとシンちゃんの純粋さに前半はキュンキュンしっぱなしでした

そしてちらちらと見せている戦争の風景
背景までしっかり表現するのが素晴らしいと思いました。BL小説を読んでるというより1本の映…

17

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

攻め視点

身勝手なレビューなのは承知ですが、同じような人がいた時のためにレビューしました。ストーリーは確かに執着攻めのお話で、最後もハッピーエンドで二人の会話には萌えるところがありました。

しかし好きな執着攻めでも、最初から最後まで攻め視点なのが思った以上に苦痛でした。ここに書かれているレビューから攻め視点のお話ということは知っていましたが、普段全部攻め視点の話を読まないせいか最後までうけつけなかった…

3

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

なんともいじらしい作品

ラーメンチェーンの御曹司蜂谷と優等生だけどちょっとひねくれている入江の同級生のお話。

お互い第一印象は最悪だったのに気付いたらいつも一緒に行動しているという展開はよくあるのですが、今回は同じく同級生で超アスリートなのにオネエという花沢が二人を調和してくれるという笑いありせつなさありの作品でした。
とにかく花沢のキャラがいい味だしています!

そして蜂谷と入江はというと、4年いや8年すれ…

3

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

可愛くて面白かったよ!

凪良さんの古い作品。
読んでみたいとは思いながら
この表紙?姫?うーん、必死に探すほどでは……と
巡りあえずにいたのだが、ようやく読む機会に恵まれました。
読んでみたら、可愛くて面白かったよ!


旧華族の三男坊、大事に育てられた世間知らずな花ちゃんこと
花時雨(ハナシグレ、これ名前ですww)が、おじいさまの言いつけで
かつての君主、今はしがない定食屋の上月家に出仕する話。

4

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

読みやすさと切なさとキュンの嵐でお勧めですよ

お話は『高校編(受け視点)』『大学編(攻め視点)』『社会人編(受け視点)』の三部構成。
いわゆる両片想い作品ではあるのですが、受け視点のお手本のようだなあと。
視点主(読者)に攻めのラブ視点を感じさせない書かれ方を凪良さんはきちんとされていて、もちろん読者は『攻めも受けを好きだろ、ラブエンドだろ』とはわかっていますが、地の文で攻めの熱い視線をわざわざ書かれるとわざとらしさを感じてしまうためその…

7

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満足~~~!

これは手に入れて良かった!
「美女の憂慮」(法医学者と刑事の相性 番外編)愁堂れな
こちらはちょっとした推理モノのお話から、冬城がちょっと嫉妬的なラブ的濡れ場有り。

「エゴマのゴマはゴマじゃない」(毎日晴天! 番外編)菅野彰
あーかわいい。世の主婦の方は感じるであろう金銭感覚の相違のお話。
秀が怒って、明信は秀の気持ちが心底わかる。
でも大河と龍はまったくわからない。
龍はしかし…

0

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

笑い転げ、萌え転がる両片想い

有名ラーメンチェーンの一人息子で何不自由なく高校生活を送っている受けは、成績が悪いのを理由に親に家庭教師をつけられる。大学生だという触れ込みで現れた家庭教師は、同じ高校の同学年の入江(攻め)だった。攻めは父親がリストラを機にアル中になり、年齢をごまかして割のいいアルバイトをしまくっている勤労学生で、将来は悪徳弁護士になる予定だと言う。ともにゲイであることも判明したが、互いに好みではないため恋愛関係…

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