奈良千春さんのレビュー一覧

少年は神の花嫁になる 小説

夜光花  奈良千春 

壮大な歴史ファンタジー

少年は神シリーズの1作目がこの「少年は神の花嫁になる」です。既刊7冊で完結しているのでこれから読まれる方はぜひ7冊全て揃えてから読まれることをオススメします。7冊分で1つの物語なので本来は分厚い1冊という感じ。読み出したら途中でやめることは困難です。私には出来ませんで5日間で7冊読破しました。先が気になるのにじっくり読みたくて、結末が早く知りたいのに読み終わるのがもったいなくて…。
途中ではバッ…

3

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

ストレート

特にひねりはないです。
職を失い、家も火事になって住むところもなくなった主人公。どこかで読んだような気がする設定。宮崎葵さんだったか?あれは読むのがしんどい作品でしたが。

こちらはいわゆるBLという感じで、拾ってくれたバーのオーナーに気に入られる、というそれだけといえばそれだけのお話でした。
冷たいけどしっかり者のバーのマスターが、もうちょっと活躍するとかしてくれると、展開があって面白か…

0

ヘブンノウズ 物語 小説

英田サキ  奈良千春 

全て解決! でももっと彼らの物語の中にいたい気がする

澁澤先生の精子戦争論がすっごく面白かった。
擬人化してかっこいい騎士達が戦う様を思い浮かべてうっかり萌えました。

高齢の執事の後継者候補として見習い執事登場。
きっと無責任に澁澤×旭の中を引っ掻き回す嫌なやつに違いない!っと否定的な目で見てしましました。ごめんね平久保くん。

澁澤×永一?? というのが1巻からなーんか怪しいと思っていたけどそかーやっぱりかーと、痴話喧嘩モードな言い争…

1

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

ああやっと

いけ好かない野郎だと思っていた速水やっぱりやなやつでした。
兄弟して澁澤を騙して財産目当てだとか薫にまで手を出しているとこき下ろすのですから。
ミツルを侮辱され、かっとした旭が平手打ちしたはずみで転倒して怪我をしたのも計算のうちだと思うとますます憎たらしくなる。
まっすぐな旭には思いもよらない人の悪意です。

霊となっても執着する人と速水が二人の邪魔をするせいで、
一進一退どころか後退…

1

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

恋はまだ始まらない

悪い大人に魅入られてしまった旭くんですが、渋澤の方もまんざらではない模様です。
とは言っても、経験も豊富な大人ですし保護者としての立場も大切に思っている澁澤ですから、そう簡単に旭の誘惑には堕ちませんね。
恋をしないで体だけの関係になるから君に手を出せないなどとよくわからないことをいいます。
なんで恋しないのでしょう?過去に辛い恋があったのかな?などもやもやしながら二人の心模様は3巻に続きます…

1

ヘブンノウズ 小説

英田サキ  奈良千春 

若者の苦悩と大人の助言

なぜか読んだような気がしたけれど未読だったシリーズです。

母親を殺害され残された幼い弟と二人精一杯生きている旭。

母親が殺される場面を目撃したうえ殺されそうになった弟(ミツル)はその日から口をきかず表情もない。
そんなミツルを守りながら大学をやめて働き二人の生活費を稼ぐ旭。

それなのになぜかミツルが渋澤にすぐに懐いて、楽しげにして笑顔まで見せるシーンで旭が泣く場面が切なかった。…

2

君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

まさに奇跡の出会い

答姐の「あなたの好きなタイトルを教えて」みたいなトピでこの本のタイトルが挙げられていてタイトル買いしました。
読んでみたら「君だけが僕の奇跡」というタイトルが本当にしっくりくる、まさに「奇跡」としかいいようがない出会いが描かれていてとっても良かった。

攻めの慎吾は人気音楽グループのメンバーなんだけど、生まれつき目が悪く色の無いモノクロの世界で生きている青年。

それがある日、街に貼られ…

4

72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

試練の波状攻撃に興奮

帯文は「ロマンスグレーが乱れる!?」です。
バーバラ片桐先生の想像力(創造力?)の一本勝ちですね。
タイトルと表紙がどうにも気になって読んでみたら、とても面白かったです。
初めて読んだ時は途中で止まれなくて一気に読みました。

山辺(72歳)は定年前に妻を亡くした後、夢だった喫茶店を1人で開店しバリスタをしています。
(子供はいません。)
山辺は店の常連である大学生・信濃の事を好青年…

0

「愛してないと云ってくれ」シリーズ完結記念小冊子 グッズ

斑目がのびのび出来ている

『愛してないと云ってくれ』シリーズ完結記念として発行された小冊子で、申し込み期間=2013年12月~2014年1月頃のもの。
斑目が医師として再出発を決め、労働者街を卒業して一年経った後日談となっている。

休暇がてらに斑目に会いに来た坂下が、島民のじいちゃんばあちゃん達から優しいおもてなしを受け、いじられている光景にはほっこりするばかりだ。
島の女性陣によると、斑目は医師としての信頼も厚…

0

はるか彼方の心臓 小説

千地イチ  奈良千春 

脇役が魅力的だった

古着屋店長の英雄(攻め)と交番のお巡りさんの晴人(受け)

ヤンチャで自由奔放で、足がずば抜けて早くて、晴人の目にはまるで太陽のように映った15の頃の英雄。
晴人はそんな英雄にたった一度、助けてもらったあの日から彼に心の全てを奪われてしまったせいで晴人の心は空っぽのまま……。

10年経っても憧れてやまない存在・英雄に偶然再会するも、彼はすっかり落ち着いた平凡な大人になって小さな古着屋の…

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