奈良千春さんのレビュー一覧

チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

二転三転しつつ、そこから見える希望の光に萌えが滾ります

沙野さん×奈良さん、という神コンビゆえ読む前からテンションMAXで発売を心待ちにしていました。

沙野作品はここ最近ずっと新刊が出ている気がしますが、このペースで刊行されていて、しかもそのどれもが素晴らしい神作品。単純にすごい才能だなと感心します。その神作品を享受できて、私は幸せです☆

沙野さんはファンタジーものも多く書かれますが、新刊もファンタジーもの。これが、もうたまらん世界観を紡ぎ…

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チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

壮大な愛の物語です

妖精の取り替え子「チェンジリング」をテーマとした、海洋ファンタジーで壮大な愛の物語です。
ヨーロッパの民話で、ケルト神話の世界です。

ところで、沙野先生と言うと、受けがわりかし酷い目に遭うイメージなんですけど。
今回の受けも、いつもに負けず劣らず酷い目に遭ってます。
精神的にも、肉体的にも、痛い痛い。
攻めと受けの両視点で進む為、彼の真意と言うのは早々に分かるのです。
もう、切ない…

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72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳おじいちゃんの純愛

「33歳、代議士先生に抱かれたい秘書」のスピンオフ元。33歳~を読んで再読したら、田口と白鹿のやり取りにニヤニヤした。
若返りの薬で20代の肉体を手に入れたおじいちゃんがひそかに想いを寄せていた若者と…というのは夢があるし、所々で信濃が龍之介の「おじいちゃんぽさ」を見抜いているのがなんだか可笑しい。シリアスなシーンでも時々クスリとできる部分があり、最後まで楽しい作品。

元々信濃が72歳の姿…

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33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

表紙とはちょっと印象が違った

奈良先生なので無条件購入。後で表紙みて「げ、なんじゃこのトロ顔は・・」と思っていたのですが。
濡れ場シーンはこんなに要らないと思いますが、攻め受けとも人間味が好きだったので、萌にしました!さすがバーバラ先生、ぶっとび設定なんのその!なお話「本編180P超+あとがき」。「72歳のバリスタ」のスピンオフで、未読でも当作を読めますが、読んでる方が絶対楽しいと思います。(72歳のバリスタのカプは出てきま…

2

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

三冊まとめて読むべき

長男シキのお話、三男ナギのお話、それぞれでヒールキャラだった次男キリイのお話。ずっと気になる人物だったので、何を考えてどういう目的で動いていたのかがわかってスッキリ。これは三冊とも全部読むべき。
ユアハやハヤテなど、落とし所の難しそうなキャラにも救いが感じられてよかったし、シキにもナギにもちゃんと役割があって、完結編としては申し分なかった。
ファンタジーものは普段あまり読まないのだけど、この世…

1

先生と僕とちっちゃなマシマロ 小説

安曇ひかる  奈良千春 

森住がイケメンなんです

とても良かった!

雅人の浮世離れした感じがなんとも可愛いので悶絶しました。ラーメンの食べ方が最高でした。

森住と甥の満天と一緒に過ごすうちに、弟へのわだかまりが無くなって行く過程が読んでいて自然で、安曇先生ならではだと思いました。

徐々に明かされる森住の家の事で雅人が悩んだり、森住の強烈なお姉さんが登場します。
でも、読者には森住の心が誰に向いてるなんかは一目瞭然なんですけど…

2

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

『72歳のバリスタ』解説編

『72歳のバリスタ』で私を大いに笑わせてくれた代議士秘書、白鹿が今作の主人公。
この人の振れ幅が大きすぎたので笑えたんですよ。あまりにも変人にしか見えなかったのですもの。
彼がとんでもない変人にしか見えなかったのは、桜庭代議士への執着があまりにも度を越しているからなのですが、このお話で書かれるのは、その執着の理由なんです。

これが結構、壮絶な理由でございまして……
ごめんね、白鹿さん。…

1

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳攻め…だと?

バーバラ先生×奈良先生×ラヴァーズ文庫というハードエロ間違いなしの組合せ。ツンツンした美人強気受けと、傲慢だけど実は懐の深い攻めのお話で、とても楽しく読めた。

全身全霊で仕えてきた代議士の桜庭を亡くし、失意の中、その隠し子で若返り薬の開発者である田口(72)を若返らせ、地盤を引き継がせることにした議員秘書の白鹿。
女好きの田口がキャバクラに行こうとするのを止めるため、白鹿は田口に体を差し出…

6

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

プライドは捨てちゃいません!!

何故かあらすじでは「プライドを捨て夜の相手を・・・」と苦悩系の気の毒な受けに書かれちゃってますけど、全然違います。
なんなら、逆に楽しんじゃってます。
そういう、冷静で頭が切れてちょい辛辣で、何よりしたたかな受けなのです。
オマケにエッチでは虐げられる事で興奮しちゃう、ちょいMなのです。
最高なのです!
唯一惜しいとすれば、陥没乳首じゃないトコだけ。
何故なの!? バーバラ先生!!

7

僕のねむりを醒ます人―Sanctuary― 小説

沙野風結子  奈良千春 

期待を裏切られることはなかった

タイトルと表紙の素敵さに惚れて買いました。
なかなかに良かったです。

ただ後半はどうにもサラリと読めてしまい余韻はあまりない状態です。

が、監禁シーンはとてもニヤニヤしました。
足枷はとても良き萌え道具ですな…。

全裸で食卓に座らされるところはなかなかないシチュで一番好きです。
羞恥に震える受けの様は美味でした。

皓とのシーンは気付けば涙ぐんでいました。
落ち着いた…

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