奈良千春さんのレビュー一覧

赫蜥蜴の閨 小説

沙野風結子  奈良千春 

超弩級極道

極道BLのハードコアな4部作のラストを飾る超弩級作品。
1作目「蛇淫の血」、2作目スピンオフの「蜘蛛の褥」、3作目は「蛇淫の血」の続編の「蛇恋の禊」、4作目の本作はその「蛇恋の禊」に登場する非道すぎる極道・熾津臣が中心となる物語です。
破滅型の武闘派極道・熾津臣が標的にしているのが高柳商事の大阪支社長・高柳光己。
妻の浮気動画を餌に呼び出し、そのまま光己本人をレイプしてそれも録画して、関係を…

2

龍の頂上、Dr.の愛情 小説

樹生かなめ  奈良千春 

最後の最後で…

出版社の公式サイトの作者様コメントや作者様webサイトに書いてあるように、今回で幕を下ろすことになったそうです。
つまり最終巻ということですよね。
去年全巻大人買いしてから1年も経ってないのですが、こんなに早く最終巻を迎えるとは思ってませんでした。
個人的にはもう少し続けて欲しかったです。

以下、あらすじはさらっと簡単にしますが、ラストのネタバレかなり含みます。
この作品を追っかけて…

0

騎士の祈り 小説

夜光花  奈良千春 

少年は騎士と神との子を育てる

アーサーが好きだったので、アーサーが死んでしまうことや樹里がランスロットとくっつくらしいこちらのシリーズは避けていたけど、少年は神シリーズを読了後、時間を置いてから読み始めたのが良かったのかとても楽しめた。

ただ騎士シリーズもランスロットより明るいトリスタンが気に入った。
両方の物語を読んでて感じたけど、魔術を使う敵に対して剣で対抗するのは難しく、結局、アーサーやランスロットや騎士団よりマ…

4

「花嵐の血族」コミコミ特典書き下ろしSSペーパー グッズ

使い魔は主人に似る?

マホロの使い魔の白いチワワのアルビオンが好きなので、使い魔のお話は嬉しかったです。

ノアの屋敷でノアのベッドでくっつきながらマホロはまどろんでいるようです。

ノアの使い魔のピットブルのブルは、マホロから見ればピットブルの中でもわりと醜悪に思えます。万人が認めるほど美しいノアの使い魔がブルなのは、本人はどう思っているのだろうとマホロは質問しました。
するとノアは当たり前のように可愛いと…

0

花嵐の血族 小説

夜光花  奈良千春 

今巻も最高だった

続巻をとても楽しみにしていたのをやっと読めました!

ノアのマホロへの溺愛ぶりと執着がとても良かった〜

今回はノアの屋敷にいた時からマホロを拐おうと賊が学者や校長に成りすましたりとハラハラものでしたが、ノアやノアの兄のニコルによってピンチを救われてました。

ノアのギフトを与えられた時の過去話がとても切なかったです。
クリムゾン島の謎が段々と明らかになって来たのもとても面白かった!…

2

龍の初恋、Dr.の受諾 小説

樹生かなめ  奈良千春 

氷川ヘンな人伝説

30作以上となるこのシリーズの、はじまりエピソードの巻。
清和(せいわ)と氷川の再会と、同居するまで。

視点は、医師・氷川諒一。
ど真面目で誠実に勤務をこなす氷川は、明和病院の内科医。
元々施設育ちで、子供のいなかった氷川総合病院院長夫妻に跡継ぎとして引き取られたが、その後夫妻に実子が生まれ、疎まれて育つ…
そんな時近所に住んでいたのが母子家庭でネグレクトされていた幼い清和。
…と…

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虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

誰もがオンリーワンになり得る。

 皆様の愛あふれるレビューを見ると、読まずにはいられなくなりました。
とっても面白かったです。

 中原先生の描く鳥人達の世界にうならされました。
絶滅危惧種優位の世界、なるほどなー。

 受け様は低危険種とよばれる漆黒の髪と翼を持つリヒト。
生きる為に犯罪まがいのことをしながら、家族や仲間達と助け合い必死に生きている。
 攻め様は絶滅危惧種Ⅰ種の、虹色の羽を持つルーク。
Ⅰ種の…

7

「虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる」コミコミ特典小冊子「庭の片隅で」 グッズ

2人でいると・・・

本品は『虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる』のコミコミ
特典小冊子です。

本編後、リヒトが飛行訓練をするお話です。

鳥人の中で空を飛べるのは特権階級と上層階級だけです。特に特権階級
の飛行能力は飛びぬけて優れていて、飛行時間も長く高い位置まで飛ぶ
事ができ、その姿は誰もが憧れます。

翼の大きさが重要なのは確かですが、飛行するだけの体力や翼を動かす
筋力なども関係し…

1

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

身分を超えて惹かれあう心が起こす奇跡

今回は最上位の特権階級である虹色の羽の鳥人と
貧民街で育つ最下位種である黒い瞳と羽の鳥人のお話です。

攻様の付き人となった受様が攻様を変え、世界を変える存在となるまで。

鳥人たちの世界は種族によって7段階の階級に分かれています。絶滅した
とされる白色の羽をもつ種を除き、最高位の特権階級は虹色の羽をもち
絶滅の危機に瀕するために保護の対象となっている絶滅危惧Ⅰ種です。

次に…

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虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

切なさ成分が多めです

『梟はなぜ烏を黒く染めたのか』のスピンオフだと思っていたんです。
いや、何の根拠もないの。
『梟は~』が好きすぎた所為で生まれた単なる勘違いなんですけれども。
ただですね、暴走した妄想が行き場所をなくしてしまって……
折角の中原さんの『鳥話』なのにもったいないことを!
やはり先入観で物事を決めつけてはいけませんな(反省)。

前作『最強アルファと発情しない花嫁』とお話の手触りが似てい…

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