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樹生かなめ 奈良千春
fandesu
ネタバレ
表紙イラストに一目ぼれしちゃったんです。 私は元々、奈良画伯のファンなんですけれども、金髪の彼の目力がすごいでしょう?で、出版社あらすじだと眞弘が事故で死ぬはずだから「この写真の『おっとりした感じの坊ちゃん』が眞弘なのだろうか?ただ、金髪と黒髪をどっちが美男か?で比べたら、客観的には金髪が美男なんじゃないの?」という混乱もありまして、読みたくてたまらなくなったんですね。 うん。 この出版…
ポッチ
あらすじと、そして奈良さんの描かれた表紙につられてお買い上げ。 樹生さんて、俺さまな攻めさんが多いイメージですが今作品の攻めさんもめっちゃ俺さま。いっそ清々しいくらいの豪胆な攻めさんでした。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 主人公は塾で講師をしている晴斗。 真面目で優秀、けれどちょっぴり運のない彼には腐れ縁の友人がいる。ハーフで見目麗しく、実家はお金持ち…
英田サキ 奈良千春
甘食
シリーズ上下巻読んでの感想です。この小説は作りが凝っていて、殺し屋・火野×刑事・安見カップルと加賀谷×那岐のヤクザカップルの話が平行して進み、他にも記憶喪失設定・人身売買問題など色々なものを詰め込んでるのにゴチャゴチャせず2つの話が上手く交わり、きっちりと2冊にまとめきっています。ヤクザや警察物のスリリングBLには英田サキさんあり、と言いたくなる存在感。10年以上前の作品ですが今も全く色褪せない名…
中原一也 奈良千春
メガ眼鏡
圧倒的な色鮮やかさで立ち現れる物語に引き込まれました 伝説の鳥の翼、柘榴の果汁、滴る血の官能的な深紅の残像が目に灼きつく 砂漠の熱風と異形の者との交わりに肌や心がヒリヒリと痛む 激しい戦闘の羽ばたき、誓いの血の匂いと味 主であり贄という「飢え」を介した交わりの緊迫感と切実さで最後までストーリーを引っ張り、さりげない台詞や仕草の優しさを際立たせる手腕はお見事! そして最後に明か…
沙野風結子 奈良千春
カラフル
沙野先生のダークファンタジー・「チェンジ・リング」シリーズの一作目。 童話を読んでいるかのようなファンタジー色溢れるダークで美しい作品でした。またもや主役のカップルに過酷な運命が投じられていました。。それも二度も、、。途中展開がしんどくもありましたが、続きが気になり一気に読み終えました。ファンタジー描写も丁寧で、映像化したらとても映えそうです。 裏切り、虐待、残虐描写等の痛ましい展開の根…
そうなんです。 受け様視点なんですが一人称が『僕』。 これが萌えた~っ! 私って変なとこがツボなんだな、と気づきました。 20歳は超えているけれども小さく細く、攻め様のヴィルベルトには「ちびっこ」なんて呼ばれてしまうナダ。 この『国のために戦う鷹族の気力体力回復の為に体を差し出して癒す』鷹匠という自分の役割が嫌で嫌でたまらない彼が、僕語りで物語を進めていくんです。 いわゆる『神の視…
茶々丸53
この作品の世界観大好きです。国を護る為、極限まで神経を研ぎ澄ませて戦う鷹族ヴィルベルトと彼の番で鷹匠のナダ。出会いから緊張感漂いながらも背徳感というか色っぽくてドキドキした。ヴィルベルトには前の番を殺した前科があるけど、彼の戦う姿を見て心を決めて支えようとするナダの心情に心動かされた。お話は想像を遥かに超えた方向に進んで手に汗握りながら夢中で読みました。すごく面白かったし、2人の馴れ初めが素敵でし…
kurinn
とても気になっていたアルヴィンとラフィーフのお話でした。 登場人物の鷹族で唯一の妻帯者だったアルヴィン、ラフィーフの目を通して「巣篭もり」の様子が語られていました。本編でもナダがアルヴィンが妻帯者だと気にしてましたよね。 ここでアルヴィンとラフィーフだけなら問題なかったのに、あえてアルヴィンの妻を登場させてきた中原先生の挑戦は何か意図があるのでしょうか? この2人を主人公にした続編が…
奈良先生が描くヴィルベルトがとてもセクシーで、迷わず表紙買いしてしまいました。 もちろんお話も文句なしに面白かったです。 鷹族という存在がどんなに恐ろしいかがこれでもかと書いてあって、ヴィルベルトに接するナダの緊張感がこちらにも伝わって来るんです。 鷹族は恐ろしいのに神々しくもあって、圧倒的な強さを誇るヴィルベルトの戦闘能力にワクワクして読みました。 冷たいようでいて優しいヴ…
碧雲
色々あった1と2に続いて、完結編はドラマチックな急ぎ足の展開でした。 ワダツミ三部作-3は、兄弟夫々に背負わされた役割の謎解きのようなものだった 悪ぶって、悪の化身に化した次男のキリイは、「国の統治についての考え方の相異」が理由で、兄弟は統治を妨げる存在なので殺意を抱いた、と建前を述べていたけど、それは違う。「自分だけ異なる疎外感」と「海神に愛される兄弟が妬ましかった」だけ。 どうや…